中尾ミエの演技に注目!長距離バスで水谷豊に根掘り葉掘り聞かれれば詐欺師も参る?「相棒22」第8話ネタバレと第9話予告
中尾ミエ演じる詐欺師が孫娘を名乗る詐欺グループに簡単にだまされてしまうお話!テレビ朝日、2023年12月20日(水)21時から「相棒SEASON22」の第9話「男の花道」を放送。シリーズファンにはおなじみの映画プレゼンターの赤ペン瀧川が2度目のゲスト出演!予告動画は番組公式サイトで公開されている。
「相棒SEASON22」の第8話が12月13日に放送された。第8話はなぜか右京(水谷豊)が弘前行きの長距離バスに乗り込み、隣の乗客・尾上絹(中尾ミエ)の昔話を根掘り葉掘り聞き出すシーンがドラマの大半を占める。相棒である亀山薫(寺脇康文)とは冒頭の小料理屋「こてまり」でのシーン以外は一緒にならないという珍しい形式だ。
尾上絹を追いかけてバスに乗ったのは、絹の前に若い女性が誘拐される事件を“偶然”見てしまったからだ。誘拐した方を追いかけるのが亀山薫で、残った絹を追いかけるのが右京だ。特命の2人以外に誰にも言わずに捜査に当たり、見事に解決するのだが、年老いた詐欺師役で出演した中尾ミエに注目が集まった。刑務所を仮出所したばかりの“さえない”老女役ということで、あえて肌の色は黒め、シミも沢山という年配の女性をやるときにもあまりない老けメイクだ。右京に質問されて昔を振り返りながら、右京の動向を調べるなど、ドラマの大半を中尾ミエと水谷豊の二人芝居が占めたが、その演技力で力のあるシーンとなった。
©テレビ朝日12月20日に放送される第9話はゲストに映画プレゼンターの赤ペン瀧川が青年実業家役として登場する。赤ペン瀧川といえば、ドラマ紹介の動画などでも知られ、「相棒」も大ファンでもあり、シーズン開始直前の動画配信では毎年のように司会も務めている。実は「相棒」出演は2度目。一度目はシーズン13の「ダークナイト」、3代目相棒だった甲斐享(成宮寛貴)の犯罪が明るみに出るという賛否両論が巻き起こった回にも出演している。
そんな赤ペン瀧川が第9話で演じるのは、青年実業家役だ。ヤミ金トラブルでヤクザともめて、その組員を殺してしまうという役どころで、全編にわたっての登場となる。本当に正当防衛だったのか?いまではすっかり心を入れ替えている内村(片桐竜次)が心を入れ替える前に知り合いだった広域指定暴力団『扶桑武蔵桜』の組長・桑田圓丈(大石吾朗)とどのような密約を交していたのか?相棒シリーズではプレシーズンから脚本を担当している輿水泰弘の濃密かつスリリングな相棒ワールド全開のシナリオが楽しめる。
■第8話ネタバレあらすじ
角田(山西惇)が旅行の日程をめぐって妻と喧嘩になった結果、なぜか、右京(水谷豊)が一人旅に出ていた。弘前に向かう高速バスに乗り込み、隣席の老婦人からそれとなく情報を引き出していく。老婦人が“弘前行き”のバスを買ったのとみて、右京も同じバスの隣の席を買って乗り込んだのだ。老婦人は右京の質問に答える形で昔話を始める。
やがて右京は、尾上絹(中尾ミエ)と名乗ったその老婦人について、犯歴の照会を角田に依頼する。角田が調べた範囲ではその名前での犯歴花買った。右京に連絡しようとしたが、電話は通じない。
いっぽう、別行動の薫(寺脇康文)は、都内の工場街で不審車両を追跡していた。工場には詐欺グループが使っているとみられる車のナンバープレートがいくつも見付かっていた。そこに角田から連絡が入る。薫のいうところでは、右京と一緒にいた時に、老婦人と一緒だった若い娘が誘拐される現場を見たという。その後、老婦人の前に現れた男性が老婦人となにかを話すと、老婦人が慌ててどこかに向かったという。右京は老婦人を追い、薫は女性を拉致した車を追っていた。
老婦人は尾上絹で、絹と話していた男性の写真をみた角田は詐欺グループのメンバーだと気がついた。そしてその男性が昔か変わった巨額の地面師詐欺の主犯が尾上絹と名乗っていた門脇多恵子だとわかった。最近、刑務所を仮出所したところだという。
右京にもその情報を流す。右京は尾上絹こと門脇多恵子に離婚したときにおいてきた娘がいたことを聞き出す。
多恵子は仮出所するちょっと前に孫娘が面会にきてくれていた。さらに出所したときには杖をもってお祝いにきてくれて、うれしくなって「もう少ししたらお金が入る」ということを話した。そして、その後、その孫娘を名乗る女性が拉致されたのだ。
多恵子はサービスエリアで右京のことを怪しく思い、バスから降りてトラックに乗せてもらう。右京は多恵子がうなされながら話した奥に言葉が「守ってけろ、おど」と父親に助けを求めていたことから、墓地に金を埋めていると予想してその場に向かう。多恵子がいた。
薫が待っていた工場跡に伊丹(川原和久)たちも合流する。すると、自動車がやってきて拉致されたはずの女性も仲間だとわかる。多恵子と一緒に詐欺を働いた男性が多恵子がまだ1億を隠し持っていることを知り、孫をつかってその金を出させようとしてたのだ。伊丹たちとともにグループのメンバーを捕まえる。
多恵子が墓地と思っていった場所は大雨で流されてしまっていた。呆然とする多恵子は、「あんな小娘に騙されて。笑うしかないね」と話した。
■第9話あらすじ
弓生(赤ペン瀧川)という青年実業家が、闇金トラブルで武闘派として知られる広域指定暴力団『扶桑武蔵桜』と揉め、その組の№2を絞め殺す事件が発生した。組長である桑田圓丈(大石吾朗)は、正義に目覚める前の内村(片桐竜次)と昵懇の仲にあり、特命係とも浅からぬ因縁を持つ人物だ。組員は報復の意思を固めるが、桑田は静観している。
弓生は正当防衛を認められた。釈放されたことを知った内村は、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)に、弓生の身辺警護を指示する。そんな二人に桑田の子分は予想もしない提案をしてきた。
テレビ朝日 2023年10月スタート。毎週水曜日21時放送「相棒SEASON22」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。
◇テレビ朝日「相棒SEASON22」番組公式サイト
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