NHK大河ドラマ 「光る君へ」返り血あびる玉置玲央の演技に視聴者が驚がく!第1話ネタバレと第2話予告

01月08日10時35分ドラマ
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NHK大河ドラマ「光る君へ」(総合20時~、BS、BSP4K18時~)1月7日(日)放送の第1話「約束の月」まひろ(落合実結子)の母・ちやは(国仲涼子)を殺害!“道兼”玉置玲央の怪演に視聴者が震えた。1月14日(日)放送の第2話「めぐりあい」で大人になったまひろが運命の人と再会!NHK公式サイトでは予告動画公開中だ。



吉高由里子主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部(まひろ)の波乱に満ちた生涯を描く。1月7日に放送された第1話「約束の月」では、甘酸っぱいまひろ(後の紫式部/落井実結子)と三郎(後の藤原道長/木村皐誠)の出会いの裏で、貴族たちのドロドロした権力闘争の幕開けにゾクゾクとさせられた。

ヒール役がはまった藤原兼家(段田安則)を筆頭に、闇を感じる安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)、ヒステリックな藤原道兼(玉置玲央)など、第1話から嫉妬と野望が渦巻く中、クライマックスでは、三郎に会うため先を急ぐまひろが馬に乗った道兼の前を横切り、怒った道兼がまひろの母・ちやは(国仲涼子)を殺すショッキングな事件に戦慄が走った。視聴者からは「玉置玲央さんの道兼の演技、ド迫力!」「道兼の怪演がすごい・・・」など熱い視線が注がれている。気になる視聴率は発表後こちらで紹介する。

そして1月14日放送の第2話では、成人したまひろ(吉高由里子)と道長(柄本祐)が再会を果たし、2人の運命の物語に本格的に突入していく。第1話で見せた子役たちの好演を受け、いよいよ吉高由里子と柄本祐が登場する。お互い惹かれながらも結ばれることはない2人が、どんな平安絵巻を見せてくれるのか。注目の第2話もお見逃しなく。

■まひろと三郎の甘酸っぱい出会いに『源氏物語』のオマージュ
第1話のまひろの幼少期エピソードでは、まひろが後に深い絆を育むことになる三郎こと藤原道長との出会いが描かれた。まひろが飼っていた鳥が逃げてしまい、追いかけた先に偶然いた三郎。「鳥が逃げてしまったの」というまひろのセリフにハッとさせられた方も多かったのでは。これは、有名な『源氏物語』の導入、「雀の子を犬君がにがしつる。伏籠のうちに籠めたりつるを」(雀の子を犬君が逃がしてしまったの。籠に入れていたのに。)の先取り。

この出会いをきっかけに、光源氏と若紫のラブストーリーが始まるのだが、「光る君へ」の第1話で『源氏物語』の描写が出て来るとは。これからまひろが描く物語の伏線に視聴者からは「マジか、今回の大河。油断してた」「後にまひろが二人の出会いを物語に忍ばせたのだとしたらなんと甘酸っぱいことか」といったコメントが寄せられ注目を集めた。



■第1話ネタバレあらすじ
紫式部ことまひろ(落井実結子)は、平安時代中期の京に生を受ける。父・藤原為時(岸谷五朗)は和歌や漢籍に通じる文人で、少女のまひろは文学の素養を育まれていく。だが、下級貴族である為時の政治的な立場は弱く、まひろは母・ちやは(国仲涼子)の愛情に包まれながら、弟・太郎(湯田幸希)と共につつましく暮らしていた。

天皇を頂とした京の都では上級貴族たちの出世争いがしれつを極めていた。大納言・藤原兼家(段田安則)もその一人で、妻・時姫(三石琴乃)の間に長男道隆(井浦新)、次男道兼(玉置玲央)、娘の詮子(吉田羊)、そして三男の三郎(木村皐誠)をもうけていた。兼家は娘を天皇に嫁がせることで更なる力を手に入れようとしており、詮子の入内が決まったことを喜んでいた。道隆も父の世が来る未来に希望を持っていたが、詮子は帝の顔が美形かどうか、うまくやっていけるか気をもんでいた。

一方、まひろの父・為時は下級貴族でこの5年間官職を得られなかった。藤原宣孝(佐々木蔵之介)に言われて職を斡旋してもらおうと兼家の元を訪れるが、門前払いをされ相手にしてもらえない。この時代、男が嫡妻以外に妻を持つことは珍しいことではなく、為時も例外ではなかった。他に妻を持つ為時だったが、ちやはは願掛けのため何度も山道を登り、夫が職につけるようお参りをする日々を送っていた。

貞元3年(978年)正月。下級貴族たちの運命を左右する除目が行われた。除目とは人事会議のようなもので、希望する官職を得るため貴族たちが自分を売り込むというもの。公卿の審議を経て天皇の承認が得られれば官職を得られるのだが、為時はこの時も官職を得られることはなかった。為時一家が困窮を極めることの年の春、関白・藤原頼忠の娘・遵子が円融天皇(坂東巳之助)に入内。次いで秋には詮子も入内すると、円融天皇は詮子に夢中になっていった。

しかし、詮子が入内した晩に安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)宅に落雷があり、それが不吉な前触れとして噂が広まった。心配する道隆をよそに、兼家は慶事の雨風は吉兆だと噂を流すよう命じる。一方、父と兄の会話に入れてもらえない道兼は癇癪を起し三郎に辛くあたるのだった。そんなある日、まひろは逃げ出した鳥を追っている最中に三郎と偶然出会う。お互い素性を隠し話す中でいつしか心を通わしていく2人は、再び会う約束をしてその日は別れた。

一方、兼家は、為時に東宮(伊藤俊太)の漢文の指南を命じ、東宮の身辺を探らせ、さらに安倍晴明に遵子に子が出来ないよう協力を仰ぐ。三郎と会う約束をしていたまひろだが、その日は為時が職を得たお礼参りの日だった。帰り道、ちやは、ちやはや従者の乙丸(矢部太郎)の前を急いでいたまひろは、馬を駆っていた藤原道兼と衝突。怒った道兼はちやはを殺してしまう。しかし為時は、道兼が殺したと知ると、やむを得ず真実を伏せることに。その頃、まひろと会えず館に帰った三郎は、兼家が返り血を浴びた衣を脱いでいる場面を目撃するのだった。



■第2話あらすじ
母の死から6年、成人したまひろと父・為時との関係は冷めきっていた。15歳になったまひろは代筆仕事に生きがいをかんじていた。一方、道長は官職を得て宮仕えをしており、姉・詮子が帝との間に皇子をもうけ、道長の一家は権力を拡大。さらに道長の父・兼家は道兼を使って天皇の退位という陰謀を画策する。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。初回は15分拡大版。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、井浦新、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗、段田安則ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第2話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

NHK大河ドラマ「光る君へ」番組公式サイト

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