NHK海外ドラマ「アストリッドとラファエル4」第1話“ドラゴンの目”あらすじと第2話予告

01月14日23時34分ドラマ
NHK番組サイトより

1月14日(日)に放送されたNHK総合でフランス発の大人気ミステリー「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」(全8話)の第1話“ドラゴンの目(L’CEil du dragon)”のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。第2話“千夜一夜(Les 1001 Nuits)”は1月21日に放送される。NHKプラスで見逃し配信、番組サイトで予告動画が公開されている。


「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」は、犯罪資料局の文書係として働く頭脳派のアストリッドと、猪突猛進型の警視ラファエルの女性コンビが難事件の解決に挑むフランス発のミステリードラマ。

1月14日に放送された第1話は、シーズン3の最終話で、ラファエルとニコラの突然のキス、そしてアストリッドに異母兄弟がいるという衝撃の事実が明かされた直後の事件ということで、アルチュール不在(大学へ行くため退職)のラファエルとニコラはなにやらぎこちなく、お互いの距離を測りかねている様子。好き同士なことは明白なのに、新人のノラは早々にニコラに目をつけるし、別れのキスを勘違いして他の男に癒しを求めてしまうなど、なかなかタイミングの合わない2人…、このままでは今シーズンもカップルになれないかも!?

ゴージャスなロングヘアをタイトなボブにヘアスタイルを変えたラファエルは、暮らしも一新して、引っ越しを決行。とはいえ、アバウトな性格のラファエルは引っ越しも無計画に行なったようで、家具が届かず、アストリッドの家にお泊りすることに!

まさか、あのアストリッドが親友とはいえ他人を自宅に招いてお泊りさせるとは…、さらに、2人で深夜の恋バナまで…成長ですね。アストリッドにとっては苦行だったようですが、2人の絆がより深まったと成果は感じていたようす。テツオとの仲も順調なアストリッドは、もう少し彼との仲を進展させようと「お泊り会」も思案しているよう。テツオに官能的なキスをするシーンには思わずうっとり。

2人の恋愛事情と友情の進展をしっかりと折り込みながら、「ドラゴンの目」盗難事件も見事解決。ダイヤ盗難の真の理由が3500万ユーロのためでなく、17世紀の予言者・スフラン神父の「フランス王の後継者の出現」を実現させるため“王の心臓”というダイヤを手に入れることだったことが判明。欲のための犯行で、許しがたくはあったけれども、なにやら予言を妄信する犯人が滑稽すぎて、ニコラもラファエルも、視聴者もあきれるほかなかった。

次回、1月21日に放送される第2話では、「謎の人体発火現象」を検証することに。オカルト嫌いのラファエルがまたもソワソワしてしまう事件。そして、アストリッドはついに異母兄弟・ニルスと対面することに。アストリッドとニルスの関係は、今シーズンのもう一つの見どころとなるのでお楽しみに。




■前回:第1話「ドラゴンの目」ネタバレあらすじ
10年間非公開だった特別なダイヤ“ドラゴンの眼”がド・クレシー館で一般公開されることになった。ところが展示会初日、開場前にとつぜん停電が発生し、安全確認のためダイヤを見に行ったセキュリティー責任者のトマ・マルスが展示室で撲殺遺体で見つかった。ダイヤも忽然と消えてしまい、ダイヤを持ちだした犯人の目撃証言もない中、アストリッドは展示室にあるガラスケースの中の腕時計が1本多いことに気付く。

調べてみるとそれは腕時計型の電磁パルス発生装置だった。監察医のフルニエは、マルスの遺体を解剖中に食道から行方不明になっていたダイヤを発見する。しかしその直後、覆面の男に襲われ、ダイヤを奪われてしまう。マルスは前科のある男だったが、犯罪者としての知識がダイヤの持ち主サウド・カーンに買われてセキュリティー責任者に任命された男だった。

やり手の保険会社の調査員ノラ・モンスールは、ラファエルよりも一歩先を進んで調査をすすめており、警察を名乗ってマルスが電磁パルス装置を設置するために、前日に技術者たちを呼んでいたことも調べ上げていた。彼女の手腕が気に入ったラファエルがニコラに身辺調査をさせると、ノラが半年間休職している警察官だということが判明する。

フルニエの証言から浮かび上がった犯罪者の中から、アストリッドは電磁パルスでセキユリティー妨害をして美術品を盗んだことのあるガルニエ・フランソワに目をつける。そこにヴィンドーム広場で37カラットの宝石購入の話が入ったという情報がはかり、ニコラとラファエルはダイヤを売りに来たガルニエを逮捕した。ガルニエは、マルスが今回の盗難を計画し、ダイヤを飲み込む訓練をしていたこと、展示室に時計型の装置を設置したことを認めた。計画ではマルスがダイヤを呑み込んで持ち出す予定だったが、死んでしまったため、解剖直後にダイヤを取り戻すためにモルグに進入したと自供した。

しかし、マルスの体内にあったダイヤは偽物だった。ダイヤの鑑定はド・クレシー館に届いてから再度行っているため、持ち主であるサウド・カーンが偽物を届けさせたということはない。ニコラとラファエルはダイヤのレプリカを発注した会社を突き止める。その一角にある司祭館で行なわれている怪しげな集会に、ド・クレシー館のロマン・ド・クレシーが参加しているのを2人は目撃してしまう。

ラファエルにスカウトされたノラが捜査に加わることになった。ノラは、マルスが数年前から頻繁にロマン・ド・クレシーと連絡を取り合っていたことを発見する。ド・クレシーは、17世紀に数々の預言を残し、フランス王の後継者が現れる予告したスフラン神父の信奉者だった。アストリッドは“ドラゴンの眼”が、革命前にルイ16世が所有していたダイヤ“王の心臓”であることを証明する。そして、今ダイヤの盗難が始まると予言。

ダイヤは凶器の彫刻の中に隠されており、証拠品として警察が押収しているが、今日裁判で倉庫から持ち出されるため、それを狙ってロマン・ド・クレシーが取り戻しに来るはずだというのだ。アストリットの予告どおり、ロマンは凶器の中からダイヤを取り出し、そのまま立ち去ろうとするが、ラファエルたちによって逮捕された。

ド・クレシーは3年前にダイヤを奪う計画をたて、マルスを150万で雇ったが、マルスが欲をかいて裏切ったために今回の殺害に至ったと話す。自分の計画は失敗したが、犠牲はつきもの、スフラン神父の預言が実現する日は近いと微笑む。

ラファエルとのパジャマパーティーのあと、テツオに「他の人とも試してみたい?」と訊かれていたアストリッドは、熟考後にテツオに「あなたとなら」できそうだと伝える。

恋人のエマと別れのキスをしていたニコラを目撃したラファエルは、自分の片思いが続くことを嘆いて、バーで知り合った男と一夜を共にする。ところが翌朝、エマと別れたことを報告に来たニコラが愛の告白をするが…、ラファエルの寝室から昨夜の男が出てきてしまい…。

■次回:第2話「千夜一夜物語」あらすじ
イラン出身の男性が自宅で人体自然発火したような異様な焼死体で発見される。男性は死の直前に警察に通報し、ペルシャ語で「イフリートに殺される」と言っていた。イフリートとは火の精霊で、民間信仰では邪悪な悪霊とされている。アストリッドは遺体の近くで封筒と折り目のついた便せんを見つけるが、便せんは白紙だった。周囲への聞き込みから、被害者は非の打ちどころのない完璧な紳士だったとされるが、実は彼は別人に成りすまし生活を送っていたことが明らかになる。そして3人のイラン人女性が被疑者として浮かび上がり…。一方、アストリッドは異母弟のニルスと初対面することに。

■キャスト
アストリッド・ニールセン(サラ・モーテンセン:貫地谷しほり)
ラファエル・コスト(ローラ・ドベール:林真里花)
二コラ・ペラン(ブノワ・ミシェル:川田紳司)
ノラ・モンスール(ソフィア・ヤムナ:種﨑敦美)
アンリ・フルニエ(ウスキ・キアル:佐々木睦)
カール・バシェール(ジャン・ルイ・ギャルソン:藤真秀)
ニルス(アンディ・ジュディオ:下地紫野)
テオ(ティミ・ジョイ・マルボ:宮瀬尚也)
ウィリアム・トマ(ジャン・ブノワ・スイル:粟野志門)
テツオ・タナカ(ケンゴ・サイトウ:中川慶一)
アンヌ・ラングレ(ヴァレリ・カプリスキー:山像かおり)

原題:Astrid et Raphaëlle
制作:2023年 フランス

© FRANCE TÉLÉVISIONS - JLA PRODUCTIONS - Be-FILMS - RTBF (Télévision belge) – 2023

【放送予定】NHK総合 2024年1月14日(日)23時より 全8話
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:英語)| 字幕放送有り]
(放送日時は変更になる場合があり)
NHK「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」番組サイト
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