初回視聴率11.4%で好発進!西島秀俊&芦田愛菜「さよならマエストロ」第1話ネタバレと第2話予告

01月15日10時53分ドラマ
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14日に放送された第1話では、娘の響(芦田愛菜)から冷たい態度を取られる父・夏目俊平(西島秀俊)だが、音楽に関しては一流の力を見せた!そして気になる志帆(石田ゆり子)と古屋(玉山鉄二)の関係は?TBS 1月21日(日)21時から日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」が第2話が放送される。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



西島秀俊と芦田愛菜のW主演の「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」第1話が1月14日に放送された。注目された世帯視聴率は11.4%(ビデオリサーチ社調べ)とかなりいい数字を記録した。「下剋上球児」の初回視聴率10.8%を超え、「VIVANT」の11.5%に肉薄する数字をたたき出している。

ドラマ前半では夏目俊平(西島秀俊)が現役時代の指揮シーンが映ったが、そのシーンには歴史と伝統を誇るウクライナ国立歌劇場管弦楽団が登場した。同管弦楽団は1834年に誕生した歴史と伝統を誇るオーケストラ。祖国がロシアによる侵略を受けるという困難な状況にありながらも、昨年は芸術家、表現者としての姿勢を貫く強い思いとともに来日公演をおこなっていた。

地方のオーケストラの再生とともに、主人公たちの成長や人間関係の再構築というドラマだが、第1話を見た視聴者からは1年前に日本テレビで放送された「リバーサルオーケストラ」を連想したという意見も多く出ていた。「リバーサルオーケストラ」でも地方オケを助けるために世界的に有名な指揮茶(田中圭)が戻ってきて楽団を指揮する。元天才バイオリニストで現在は公務員である初音(門脇麦)がそれを助ける。「さよならマエストロ」でも世界的に有名な指揮者・夏目俊平(西島秀俊)、バイオリンをやっていたことのある娘の響(芦田愛菜)が公務員であることなど共通点は確かに多い。第2話以降、どんなオリジナルな展開になってゆくのか?

21日に放送される第2話では、オケに参加することにした俊平がどうやってオケを導いてゆくのか?そして、最悪な関係となっている娘の響と親子の絆を取り戻してゆくのか?



■前回・第1話ネタバレあらすじ
今から5年前、指揮者・夏目俊平(西島秀俊)は音楽の街・ウィーンで指揮台に立ち、聴衆を大いに沸かせた。本当は別の指揮者がやるはずだった公演なのだが、急病で俊平に出番が回ってきた。

その時、俊平の娘・響(芦田愛菜)に最悪なことが起きていた。バイオリンのコンクールに出場するはずが、直前で逃げ出してしまい、逃げている途中で事故にあったのだ。何度も妻・志帆(石田ゆり子)から連絡が入ったが、やっとつながったのは公演の途中で、俊平は公演を優先させた。しかし、その後、俊平は指揮をすることはなくなっていた。大学で職員として働いていたのだ。

5年後の2023年、秋、俊平は一人でいた。妻と娘、息子は日本に戻っていたのだ。そんな俊平のもとに、日本にいる志帆から5年ぶりに連絡が入る。仕事でフランスにゆくために日本にいる響、海(大西利空)の面倒を見てほしいという。そして、俊平は日本に戻る。海は歓迎してくれるが、響は無視している。5年前から同じように親子の関係にひびが入ったままだ。音楽以外の能力がゼロの俊平は家事が一切できず、それも響をいらいらさせるが、響自体も家事はできない。響は市役所に勤めているが、文化振興課へ異動になり、市民オーケストラが演奏する「あおぞらホール」へ異動することになっていた。

翌朝、夏目家にやって来たのは晴見市役所観光課の古谷悟史(玉山鉄二)だ。市民オーケストラ・晴見フィルハーモニーの団長でもある古谷は、存続の危機にある楽団の指揮を俊平に頼みにきたのだ。しかし、俊平は古谷のお願いを固辞する。

一方、響は晴見フィルのメンバーで観光課の森大輝(宮沢氷魚)に俊平の話を聞かれるが、そっけない態度だ。俊平は、晴見フィルの見学にだけゆくと、オケ存続のために指揮をしてほしいと懇願される。バブル時代にたてたホールの維持費やオーケストラに金がかかるため市民の理解がえられない。オケ存続のために有名な俊平に指揮者になってもらい、オケを立て直したいと言われる。

断るつもりでオーケストラの団員の前に立つが、メンバーは世界的な指揮者を前に緊張してしまう。そこで俊平は音楽の楽しさを取り戻してほしくて即興の演奏をするように団員に言う。そして「それが音楽です」という。団員は目を輝かせる。

しかし、俊平は白石市長(淵上泰史)からホールは取り壊す予定であること、オケにも助成金はだせないことを念を押される。

翌日、俊平は正式に断ろうと晴見フィルに向かう。トランペットの森の演奏を少しきいて、アドバイスすると格段によくなった。森も目をキラキラさせている。そして、森と古谷は俊平を「うたカフェ二朗」に誘った。森の祖父である店主(西田敏行)を中心に音楽を楽しんでいる。二郎は俊平に「ここに来るのが遅かった」という。議員の間ではホールを取り壊すことは決定しているらしい。

翌日も晴見フィルにいった俊平は思わず「宿題」を出してしまう。その言葉を聞いて、団員たちは翌日も俊平が来てくれると期待する。森から「お父さんは晴見フィルの救世主だ」と響は言われる。

「うたカフェ二朗」に行った俊平は店主に娘が音楽が嫌いになったのは自分のせいだという。取り返しの付かないことをしたと。すると店主は「とりかえしのつかないことを取り返しに来たんだね」という。

議会でもホールの取り壊し、オケの解団が決まった。団員は練習を止めにした。俊平がホールに向かうと、ティンパニーを担当していた内村菜々(久間田琳加)だけがいた。菜々は高校生の時に本番で大きなミスをしてしまったことを引きずっていた。俊平は楽曲の解釈をしながら、菜々の心を開いてゆく。「君がこの曲を好きな気持ちをたーくさん膨らませて、ベートーヴェン先生が書いて下さった台本をアパッシオナート!情熱をもって演じてみませんか」と菜々を勇気づけた。それを響は廊下で聞いていた。

俊平は心を開いてくれない響に向かって「パパ、決めたよ」という。俊平は指揮を執ることにしたのだ。空席の目立つ演奏会だったが晴見フィルで指揮をとった。

古谷は打ち上げが終わると家に帰った。そこにいたのは志帆だった。



■第2話あらすじ
妻の志帆(石田ゆり子)がフランスではなく日本にいることなど知る由もない俊平(西島秀俊)は、晴見フィルの指揮者を引き受けることにした。ただ、オーケストラは予定通り残り3ヶ月で廃団というのはかわらない。

さらに、白石市長(淵上泰史)は晴見フィルが40年以上かけて集めてきた楽譜の撤去を部下に命じる。

市長たちの強引なやり方に途方に暮れる古谷(玉山鉄二)と大輝(宮沢氷魚)。しかし、俊平は新しい演奏曲を提案する。さらに、新メンバーも募集することに……

TBS 2024年1月スタート。毎週日曜日21時放送「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」。出演:西島秀俊、芦田愛菜、宮沢氷魚、新木優子、石田ゆり子、玉山鉄二、津田寛治、西田敏行、満島真之介、當真あみほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@maestro_tbs」。

TBS「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」番組公式サイト

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