NHK海外ドラマ「アストリッドとラファエル4」第3話“密猟者”ネタバレと第4話“不死の男”予告
1月28日(日)に放送されたNHK総合でフランス発の大人気ミステリー「アストリッドとラファエル3 文書係の事件録」(全8話)の第3話“密猟者(30000 pieds)”のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。第4話“不死の男(Immortel)”は2月4日に放送される。NHKプラスで見逃し配信、番組サイトで予告動画が公開されている。
「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」は、犯罪資料局の文書係として働く頭脳派のアストリッドと、猪突猛進型の警視ラファエルの女性コンビが難事件の解決に挑むフランス発のミステリードラマ。
1月28日に放送された第3話は、連続殺人犯を移送中の旅客機の中で殺人事件が発生する。臨場していたのは、飛行機が嫌いなラファエルで、そのストレスから機内のトイレで禁止されているタバコを吸ってしまうほど。凶悪犯の移送は犯人逮捕に尽力した国家憲兵隊の警視・ブルゴワンも同行していた。始めは微妙な距離感のあった2人だったが、ハンサムで色気のあるブルゴワンにトキメキを隠せないラファエル。
ブルゴワンもゴージャスで優秀な捜査能力をもつラファエルを気に入り、ブルゴワンが毒入りナッツで入院した際にはデートの約束を取りつけるまでに…。2人の親密なやりとりを至近距離で目撃することになったアストリッドはラファエルをからかうように月曜日の食事会では“恋バナ”を。そこに、また一段と大人びてきたラファエルの息子・テオも登場、今回の事件の詳細をいつものようにアストリッドから聞き出し、あいかわらずの仲の良さをみせつけてくれた。
ところがなんとも残念なことに、今回の殺人事件の犯人がブルゴワンだったことから…ラファエルの新たな恋は不発に終わってしまい…。さらに、「一歩踏み出す」のが遅かったラファエルは優良株のニコラを新人ノラに横取りされてしまった。
次回の第4話「不死の男」では、医療機器販売会社に務めるフィリップ・マルシャンが閑静な住宅地で刺殺体となって発見される。6か所も刺されていたが、凶器の刃物からは被害者本人の指紋とDNAしか見つからず、フルニエは自殺と推測するのだが…。
そんな中、アストリッドは突然自宅を訪ねてくる異母弟のニルスに手を焼くが、ひょんなことからニルスを家族として受け入れる気持ちが芽生えることに。
■前回:第3話「密猟者」ネタバレあらすじ
ラファエルはクロアチアで逮捕された“密猟者”と呼ばれる猟奇的な連続殺人犯マルク・ノワゼを、憲兵隊のブルゴワンとともに旅客機でフランスへ護送していた。憲兵隊による6年にわたる捜査の末、最終的に潜水による逃亡劇も世間の注目をあつめたノワゼは、機内でトイレに移動直後、突然死亡してしまう。
ラファエルから飛行中の機内からノワゼの検視を頼まれた、監察医のフルニエは減圧症による事故死と判断する。しかし、ラファエルが撮影した、遺体の映像を見たアストリッドは減圧症には違いないが、ノワゼの体に注射痕があることに気づき、さらにノワゼの口内からガスが発生していることを確かめると、これが事故ではなく他殺だと指摘する。ノワゼは何者かに水素を注射され飛行機の急上昇による減圧症状によって死に至ったのだ。
容疑者は乗客の中にいる。パシェール警視正はパリ到着までの一時間半の間に、容疑者を特定するよう指示。ニコラとノラたち捜査チームはさっそく乗客リストを調べ始める。一方、“密猟者”の資料を調べだしたアストリッドはノワゼの自宅写真を見て、突然ノワゼが妹と住んでいた家を訪ねようとするが、自分の行動が急に不安になってしまい、慌ててラファエルに連絡を入れた。
ラファエルが機内からアストリッドに勇気を与えていると、猟犬を連れたノワゼの妹が銃を手にしてアストリッドに迫ってきた。その後、妹に自宅に招かれたアストリッドは、彼女が兄が連続殺人犯だと信じられない気持ちでいること、そして兄から逮捕前に「真実は殺戮(マサークル)の中」という謎の言葉をもらっていたことを聞き出した。
ニコラたちが手分けして捜査するが、乗客の中に怪しい人物はみつからない。そんな中、ラファエルは故障中の貼り紙がしてあった前方のトイレが故障していなかったことを発見、ノワゼを後方のトイレに移動させるために、乗組員の誰かが事前に細工を施していたことにきがつく。
急遽乗組員を調べると、直前に搭乗が決まった客室乗務員ミリアム・アルデュイが容疑者として浮上する。その直後、ブルゴワンがノワゼの席に置かれていた毒入りのナッツを口にして倒れてしまう。
着陸直前の出来事だったため、ブルゴワンはそのまま搬送され一命をとりとめた。逮捕した客室乗務員のアルデュイは、SNSで指示を受けて報酬を貰い、トイレに故障中の貼り紙をすることと、ノワゼに利尿剤入りの水を飲ませることを実行したと認める。次に、ノワゼの行動を監察できた席に座っていた3人の新聞記者に容疑がかかる。
無事パリに戻ってきたラファエルと再会を果たしたアストリッドは、テツオから囲碁に誘われているが、パズルではないという理由で拒んでいることを相談する。パズルと違い、何通りもの答えのある対戦ゲームは、相手の出方が予測不能だから無理だと断言するアストリッドに、ラファエルは「一歩踏み出してみて」と言葉をかける。
アストリッドはノワゼの自宅にあった鹿の剥製の中に“密猟者の被害者たちの人毛”が隠されていることに気づく。ところが勝利品である7人分の“人毛”は、密猟者に殺されたとされる人数より1人分少なかった。アストリッドは2017年に“密猟者”に殺害されたとされる国会議員モルガン・フィリップとノワゼとの繋がりを見つけ出せずにいた。
容疑者にあがっている3人の新聞記者の1人であるマキシム・ルガールと、2017年にノワゼに殺害されたとされる国会議員モルガン・フィリップの繋がりを見つけ出した。ルガールはフィリップと恋愛関係にあったことを認め、恋人を殺された復讐を企んだのだ。客室乗務員を雇い、ノワゼが後方のトイレに行く間に毒入りナッツとすり替えるというのがルガールの計画だった。しかし、減圧症でノワゼが亡くなったため、毒入りナッツを口にしたのはブルゴワンだった。
ブルゴワンの体調は回復し会議にも出席、そこにアストリッドからラファエルに連絡が入る。“儀式殺人”にこだわるノワゼが、犯行後に遺体を猟犬に与えていたこと、殺害時期が必ず狩猟期間だったこと、フィリップ国会議員とノワゼにつながりがないこと、議員の死が時期外れだったことから、別の人間による模倣だとラファエルに電話で報告したアストリッドは、フィリップの遺体が情報公開されていない細部にいたるまで、ノワゼの“儀式”に模倣されていたことを伝える。捜査関係者の中に犯人がいると察したラファエルは、ブルゴワンが真犯人だと気づく。ニコルとノラが銃を構え、ブルゴワンはその場で逮捕された。
憲兵隊の不正を調査するため委員会を立ち上げようとしていたフィリップ議員を止めるため、ブルゴワンは消息不明の“密猟者”の模倣をして議員を殺害した。しかし、“密猟者”であるノワゼが逮捕されたことで、彼の口から真実が明るみに出ることを恐れたブルゴワンは今回の飛行機内での殺害計画を実行したのだった。ブ
ブルゴワンに淡い恋心を抱いていたラファエルは落ち込み、彼女の気持ちを知っていたアストリッドは悪い男ばかり引き寄せてしまうと自嘲するラファエルに、ニコラは悪い男ではない「一歩踏み出してみて」と彼女にかけられたのと同じ言葉で励ます。しかし、タイミング悪く、ニコラはノラの誘いを受けてパーティーへの参加を了解したところだった。
その夜、自宅にテツオを招いたアストリッドは、初めての囲碁に挑戦した。
■次回:第4話「不死の男(Immortel)」あらすじ
住宅街の公園でフィリップ・マルシャンが刺殺体で発見される。6か所刺され、現場から離れたスーパーのゴミ箱で凶器の包丁が見つかる。アストリッドの指摘で、公園の砂場からUSBが見つかったが、中にはなんのデータもなかった。被害者が家族に伝えていた勤務先はウソだったと判明。状況から他殺と思われるが、凶器には被害者の指紋とDNAしか付いていなかった。一方、アストリッドは異母弟のニルスが突然家に来ることに困っていた。
■キャスト
アストリッド・ニールセン(サラ・モーテンセン:貫地谷しほり)
ラファエル・コスト(ローラ・ドベール:林真里花)
二コラ・ペラン(ブノワ・ミシェル:川田紳司)
ノラ・モンスール(ソフィア・ヤムナ:種﨑敦美)
アンリ・フルニエ(ウスキ・キアル:佐々木睦)
カール・バシェール(ジャン・ルイ・ギャルソン:藤真秀)
ニルス(アンディ・ジュディオ:下地紫野)
テオ(ティミ・ジョイ・マルボ:宮瀬尚也)
ウィリアム・トマ(ジャン・ブノワ・スイル:粟野志門)
テツオ・タナカ(ケンゴ・サイトウ:中川慶一)
アンヌ・ラングレ(ヴァレリ・カプリスキー:山像かおり)
原題:Astrid et Raphaëlle
制作:2023年 フランス
© FRANCE TÉLÉVISIONS - JLA PRODUCTIONS - Be-FILMS - RTBF (Télévision belge) – 2023
【放送予定】NHK総合 2024年1月14日(日)23時より 全8話
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:英語)| 字幕放送有り]
(放送日時は変更になる場合があり)
NHK「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」番組サイト
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