「正直不動産2」第5話“善意の代償”で山下智久と福原遥のカスタマーファースト敗れる!ネタバレと第6話予告

02月07日11時34分ドラマ
©NHK

2月6日(火)22時に放送されたNHKドラマ10「正直不動産2」第5話“善意の代償”のネタバレあらすじとみどころを紹介。番組公式サイトでは第5話の風ダイジェスト、第6話の30秒予告+ミネルヴァ不動産のみなさんからのコメントと、スペシャル動画を公開、NHKプラスで最新話を配信中。



「正直不動産2」は土地の祟りによって嘘がつけなくなってしまった正直者の不動産営業マン・永瀬財地(山下智久)とカスタマーファースト命の月下咲良(福原遥)の名コンビが活躍するビジネスコメディードラマの続編。

2月6日に放送された第5話では、なんと永瀬と月下のカスタマーファーストがミネルヴァ不動産に敗れることに…。新婚ほやほやの中学の同級生・梅村桃花にマンション購入を任された永瀬は、桃花の夫・直の心の変化に気づけず、月下は業績悪化のラーメン店を追い詰めるような手助けをしてしまい、顧客に辛い思いをさせてしまう。

月下のカスタマーファーストはこれまでも何度か危うい場面があり、自分がむやみに「頑張る」ことで相手の逃げ道を塞いでしまうことに、今回やっと気づけたようだ。それにしても花澤が成し遂げた“ハイエナ店舗仲介”の労力は相当なもの、実は月下の何倍も“カスタマーファースト”だった花澤の優秀さが際立つ回となった。今回の勝負は花澤の圧勝だった。

そして、なんども大事な場面で登場していた「ラーメン」。大河(長谷川忍)が映画「タンポポ」に憧れ、男のロマンである「ラーメン店」を開業、一度退職したのち、すぐに閉店してしまい登坂不動産に戻っていたことが明かされ、視聴者も注目したカウボーイハットの山崎努がラーメンを食べるシーンが「タンポポ」寄せだったことが明らかとなった。次はどんな形で「ラーメン」が登場するのか、楽しみに待ちたい。

今回も神木の過去に関するカットが登場、道端ですれちがった母子を悲しそうに目で追い、今も左手の薬指にはめられた結婚指輪。神木が一位に執着する理由は、彼の家族に関係しているのか?何故あそこまで自分を追いこまなければ気が済まないのか…彼の狂気の理由が早く知りたい。

次週2月13日に放送される6話も、やっぱりカスタマーファーストを自認する月下が、家賃滞納で夢を諦めることになりそうなZ世代を救うため、ザ・昭和の大家と交渉することに。家賃を滞納している清川役で美山加恋、大家の猪口役で梅沢富美男がゲスト出演する。



■前回:第5話「善意の代償」ネタバレあらすじ
永瀬(山下智久)の中学生時代の同級生・梅村桃花(市川由衣)が、登坂不動産に来店。梅村“バイソン”とあだ名されていた桃花は、年下の若村直(味方良介)と結婚し、今は若村“ジャクソン”になったという。新婚のふたりは都内にマンションを購入することを考え、不動産屋をいくつかまわっているという。

若村夫婦は、ミネルヴァ不動産の神木(ディーン・フジオカ)と東野(財津優太郎)から、金利変動に左右されない固定金利の“フラット35”を利用してマンション購入を勧められたが、あなりに強引だったため、疑問を感じているという。

永瀬はミネルヴァが“フラット35″のメリットしか教えていないことに気づき、変動金利よりも金利が高いことや購入物件が限られてしまうことなど、“フラット35”のデメリットについてを語る。不利な条件もきちんと説明した正直な永瀬に安心を覚えた2人は、マンション購入を永瀬に任せることを決めた。

同級生のため、真剣に物件を選んでいく永瀬に、月下(福原遥)もお勧めの物件を渡す。いつもは一緒に残業する仲だが、月下は約束があるといって早々に退社。納得のいく物件をみつけた永瀬は、十影(板垣瑞生)を伴い、早速2人をマンションの内見に連れていく。

西国分寺の中古マンションは、2人の条件ピッタリの物件で桃花は大喜び、永瀬の手を取り「頼んでよかった」と感謝を告げる。2人の仲良さげな様子に、夫の直は複雑な表情を浮かべた。桃花は新居購入に向けて「節約」すると言い出す。さらに、唯一の趣味だった油絵も辞めると告げられた直はいたたまれない気持ちに…。

直はミネルヴァに抑えてもらっていた物件に断りの電話を入れる。家の購入は妻の知り合いの登坂不動産に決めたと伝えられた神木は、不敵な笑みをみせる。神木は西岡(伊藤あさひ)に若村夫婦のことを調べるよう指示、不動産購入の主導権が年上の妻にあることなどがその後報告される。

そんな中、久しぶりにいい仕事ができて上機嫌の永瀬は、「しょうじきもん」に立ち寄り榎本(泉里香)に自慢。「君を連れていきたいところがある」と、榎本をラーメン屋「黒熊猫ラーメン」に連れていくと、その店を無給で手伝う月下と遭遇する。カスタマーㇷストの月下は、店舗仲介を担当したこの店の業績が思わしくなく、バイトも辞めてしまったというので退社後に手伝っていたのだ。


物件購入を決めた若村夫婦は、登坂不動産を訪れ、返済方法を相談する。永瀬は”フラット35”よりも民間の住宅ローンの方がいいと思うと告げる。永瀬と同じく金利の安い民間の住宅ローンを考えていた桃花は、永瀬がそういうならと大賛成するが、”フラット35”にしようと思っていた直は、どこか腑に落ちない。

その夜、神木に食事に招かれた直は、神木から投資用マンション購入を勧められる。大好きな油絵も辞めてしまった桃花を金銭的に楽にさせてあげたいと願っていた直は、神木に勧められるまま“フラット35”を不正利用する話に乗ってしまう…。

登坂不動産から3700万円で購入した西国分寺のマンションをミネルヴァ不動産との専任媒介契約で売りに出している見せかけ、埼玉県大宮市の3800万円のマンションを”フラット35”を使って購入。不正がバレないよう住民票も大宮に移す。そうすれば、大宮のマンションを17万円で賃貸として貸出し、年間60万円の利益が見込めると神木は豪語した。

一方、著しく業績が落ち込んでいる「黒熊猫ラーメン」を心配した月下が、昼休みに永瀬と十影を強引に連れて行くと、店には「閉店」の張り紙が…。店主の河原稔(田口浩正)から事情を聞こうとしていると、花澤(倉科カナ)が現れた。花澤潰れそうな店の閉店に手を貸し、次の店子を紹介することでコンサルタント料を受け取る“ハイエナ店舗仲介”をしていた。

店をつぶしたと怒り出す月下に、花澤は「あなたのやっていることは偽善」と返す。すると月下に加勢するはずの永瀬もまた、「おまえのやっていることは偽善中の偽善」だと言い切る。

店舗契約は六カ月前に解約を申し出なければならないこと、無理を続ければ資金繰りが苦しくなり、空家賃や解体費など費用が加算されてしまう。そうなる前に次の店子を探し、什器なども購入してもらえば店主の負担は軽減できる。“ハイエナ”と名前がついているが、実は店主との信頼関係を築くまでの地道な営業活動が必要で、次の店子をみつけるなど自分で動かなければならないことの多い大変な店舗仲介なのだと永瀬は説明する。

店主に寄り添っているつもりで、本当は店主の苦労を考えていなかったのではないかと永瀬に諭された月下は、自分の行動がかえって店主のプレッシャーになっていたことに気づく。河原は一生懸命な月下に言い出せなかったと本当の気持ちを明かした。

直が1人で永瀬のもとを訪ねてきた。ミネルヴァ不動産に騙されたのではないかと相談してきたのだ。話を聞いた永瀬は、“フラット35”を強力に売り込んでいるミネルヴァ不動産に乗り込んでいく。別室で神木と話をすることになった永瀬は、あくどい手を使って直を騙したことを糾弾。

投資目的での”フラット35”は融資契約違反で直はミネルヴァ不動産もただではすまないはず。神木は表沙汰になれば”フラット35”で融資をうけた3800万円の即時一括返済を求められ直もただではすまされないと、住宅金融センターに連絡し、正直者の永瀬に不正を告発するように迫る。“風”受けた永瀬は、不正融資を告発しようとするが、なんとか耐えて電話を切る。すると、これでもうお前も共犯だと神木は高笑いした。

契約を結んでしまった以上、西国分寺のマンションを売却して、大宮に引っ越すか、大宮のマンション融資で借りた3800万円を一括返済するしかないと話す永瀬。直は、桃花を幸せにすると結婚式で誓った約束を守りたかった…と、自分の独断できめたことを謝罪。桃花は直の手を握り優しく微笑んだ。


そこへ藤原(馬場徹)が、大宮の物件を購入してくれる人を紹介すると言って助けに入る。不動産投資をしている友人が購入してくれそうだが、値段は買値よりも下がってしまうという。直は多少の蓄えはありますと答え、藤原に紹介してもらうことに。永瀬は藤原に感謝し、藤原は貸しですよと気さくに応えた。

一方、今月の営業成績を発表していたミネルヴァ不動産では、店舗仲介の成約で稼いだ花澤が、神木と同率1位に。

登坂不動産の屋上で、今回のお互いの失敗を反省しあう、永瀬と月下。そこに社長に呼ばれたという桐山(市原隼人)が顔をだし、ふたりをなぐさめる。また登坂にもどってくるのかと訪ねられた桐山は戻らないと告げるが、その翌日、桐山の紹介だという不動産営業マン・黒須圭佑(松田悟志)が入社してきた。



■次回:第6話「春よ来い」予告
月下は、家賃を滞納している清川(美山加恋)の相談を受ける。清川は演劇活動とアルバイトの両立に苦労していた。親にも迷惑を掛けられないと言う。同じころ、月下と永瀬はマダム(大地真央)から、十影(板垣瑞生)が両親を失った事情を聞く。夢を追う清川を応援したい月下は大家の猪口(梅沢富美男)と交渉するが断られる。もはや打つ手はないと思われた時、十影の思わぬ一言が事態を動かすことなる。

ドラマ10「正直不動産2」は、2024年1月9日(火)~3月12日(火) 【全10話】総合テレビ&BSP4K 毎週火曜 22時から22時45分。原作:大谷アキラ(漫画)夏原武( 原案 )水野光博(脚本)/主題歌:小田和正「so far so good」/出演:山下智久 福原遥 市原隼人 泉里香  松本若菜 板垣瑞生 伊藤あさひ 財津優太郎 馬場徹 松田悟志 倉科カナ 大地真央  長谷川忍(シソンヌ) 木下ほうか  高橋克典 草刈正雄 ディーン・フジオカ ほか

NHKドラマ10「正直不動産2」nhk公式サイト

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