“入ってはいけません”「魅惑の人」シン・セギョンがチョ・ジョンソクの危機を救う…第12話あらすじと予告

02月19日11時00分ドラマ
画像:tvN「세작, 매혹된 자들」HPより
Netflixシリーズ「魅惑の人」独占配信中

tvN土日ドラマ「魅惑の人(原題:セジャク、魅惑の者たち)」18日に放送、Netflixでも独占配信開始した第12話では、落雷で先王の桃の木が焼失して苦しむ王イ・イン(チョ・ジョンソク)が苦しむ様子が伝えられた。この回のネタバレあらすじと見どころ、次回予告を紹介する。

なお、大君を世子にする計画が成功したカン・ヒスたちはついに王暗殺計画を決行しようとしたこの回の視聴率は全国5.9%、首都圏5.8%だった(ニールセンコリアより)。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「魅惑の人」は、王権と政治的権力をめぐる争いに直面した王イ・インと、復讐という秘めた目的のために王を惑わそうとするも逆に魅了されてしまう女カン・ヒスとの複雑に絡み合う二人の運命を描く、ファクト(事実)とフィクション(創作)を組み合わせたフュージョン時代劇。【「魅惑の人」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、時代背景や実在人物、視聴率や韓国での評判などもまとめている。

■キャストキャスト・登場人物紹介相関図
イ・イン/チナン大君役:チョ・ジョンソク
カン・ヒス/カン・モンウ役:シン・セギョン
キム・ミョンハ役:イ・シニョン
イ・ソン役:チェ・テフン
パク・ジョンファン役:イ・ギュヒ
ユ・ヒョンボ役:ヤン・ギョンウォン
キム・ジョンベ役:チョ・ジョンハ
カン・ハンスン役:ソン・ヒョンジュン
 ほか

■第12話あらすじ


落雷は王イ・インへの天罰?


落雷により先王から贈られた桃の木が焼失してしまったことが、自分への天罰なのではないかと苦しむ王イ・イン。母・王大妃(チャ・ヨンナム)にも怖くないのかと聞き、トン尚宮(パク・イェヨン)にも、「世間は余が兄王を毒殺したと思っている。お前は誰が殺したか知っているな」と確かめるが、トン尚宮は動揺するが何も答えない。

王大妃とパク・ジョンファン(イ・ギュフェ)は、インに子がいないから不安なのだと考え、新たな王妃探しを始める。ジョンファンはさっそくミン・ジファンに声をかけ、ジファンはついに家門から王妃が出ると喜ぶが…。

キム・ミョンハ(イ・シニョン)はインの前に進み出て「木を復活させよという王命を守れなかった私に、天罰を与えてそうなった」と、自らに罰を与えてくれるよう嘆願。インはそう語ったミョンハの姿勢を評価し、罰を下さなかった。一堂に集まった臣下たちはこれに反発したが、インは「たかが同副承旨1人を追いやるために天が雷を落としたというのか」とミョンハを擁護し、「この度の怪事は王である余に向けたものだ」と続けた。その時、大司憲キム・ジェナムが「これを機に国をむしばみ、民を害する病弊を正せば昨今の災いは明日の福となりましょう」と諫言。インはこれに同意し、都承旨に全ての官署に徹底的に不正を調べるよう指示する。さらに左議政には品行が悪く欲にまみれて地方官たちを手体的に調べ上げるべく敬差官(※)らを抜擢するよう命じる。

※敬差官(キョンサグァン):主に朝鮮王の命を受けて朝廷から地方の行政区域に派遣された。だが、実際には女真や対馬へ長期にわたって派遣されていた。

ジョンファンはキム・ジェナムを抱き込もうとするが、失敗。そればかりか「今後は“草岩”と呼ばないで欲しい。友だけに許された呼び名なので」と今後の接触もきっぱり断られる。一方、今度もインに救われたミョンハだが、「父の仇」として未だにインを信じようとしない。

ムンソン大君を世子に


病状が悪化する王妃(ハ・ソユン)を案じるインは、御医に毒を盛られたのではなく、持病の悪化によるものだと確認し、余命わずかと聞き申し訳なく思う。一方、王妃は父である府院君オ・ウクファン(オム・ヒョソプ)の深い愛に感謝し、「ムンソン大君を(チョ・ヨンチャン)世子にしてほしい」と頼む。

インの即位後、パク・ジョンファン、オ・ウクファン(オム・ヒョソプ)、ミン・ジファン(ペク・ソックァン)は“3ファン”として権力を分け合ってきた。しかしキム・ジェナムが朝廷に復帰したことで、ジョンファンは権力を独占して対抗しようと、ミン・ジファンの家門の娘ではなく、ユ・ヒョンボ(ヤン・ギョンウォン)の娘を新たな王妃にしようと企む。

ジョンファンはジファンを呼んで、大君との縁組を提案。これに憤怒して帰宅したジファンをヒスとミョンハが待っており、「大君を世子にするので、大君との縁談を受けてほしい」と頼む。ジファンはこれを疑い、ミンファンでさえ不安を感じていたが、ヒスは、インが「燃えた木は自分の心のどこかに根を下ろして育ち続ける」と前向きになっており、「燃えて灰となった桃の木がいい肥やしとなるだろう」と新たな木を植える覚悟を聞き、計画の成功を確信する。

ウクファンは大君を王妃の養子にして世子になれば家門は守れると考え、ジファンに「ジョンファンがコ・ヒョンボの娘を新しい王妃にするつもりだ」と教えて手を組むことを提案する。

ウクファンは意を決してインに「民心が落ち着かないのは私と我が家門に責任がある」とし「ムンソン大君を世子にしてください」と涙ながらに上奏する。ジョンファンが大反対する中、大司憲ジェナムは「国礎の強固、民の不安の払しょく、噂の鎮静」の3つの利をあげて賛成する。さらにはジファンも、大君を養子に迎えて世子に冊立すればよいを同意する。

インは王妃に会って、「大君を世子にすることが王妃の意志か」と問う。王妃はこれを認め、最期の願いと伝える。これがヒスの助言だと知ったイン。ヒスは「私は王様の心がはっきりと見えます。私まで騙そうとしないでください」と言う。これに対して、インは「どうか余を揺るがさないで。危険だ」と告げる。しかし、その後インは王大妃に呼ばれ、大反対する王大妃をみて「大君を世子」にすることを決めた。。

世子冊立の裏に隠されたインの策略


映翠亭で待つヒスは3年前にインに預けた白い小石を見つけ喜ぶ。ところがパク・ジョンファンが許可なく映翠亭に入って来て隠れる。大司憲の諫言や世子冊立に耳を貸すインにたまりかねたジョンファンは「目を覚ましてください!」と叫ぶ。インは「この国の王は伯父上か?誰に向かって大声をあげているのか?まだ余を幼子と見るのか」と怒りをあらわにし、「世子の指名は混乱した政局のための計略に過ぎず、民心が落ち着けば世子を廃止して追放し、葬ればよいまで」と続けた。ヒスはこれを聞いて驚愕する。

その後、インは大君を養子に迎えて世子に冊立し、王妃は大君から「母上様」と呼ばれて安らかに息を引き取った。

王暗殺計画決行


ダラ(ナ・ヒョヌ)はヒスに「もう決断を下してください。王が生きている限りムンソン大君の命が危うい」と告げた。映翠亭で聞いたインの策略を思い出したヒスは、「私がやる。私が始めたことだから」と覚悟するが、ダラは「私がやらなければならない。そうすればホンジャン(ハン・ドンヒ)の復讐も果せる」と言い、ヒスはこれに従う。だがヒスとして生きたい気持ち、インを好きな気持ちが残っていたことに涙を流す。

ヒスはインを探し、「私が呼べばいつでも駆けつけると言ってくれましたね。今夜、お会いしたくて」と、二人が結ばれたカン邸に呼び出す。

その夜、部屋ではインを暗殺のためにダラが待ち受けていた。何も知らないインはヒスの涙をぬぐい「余がお前をたくさん苦しめたようだ。どうすれば涙を止めることができるだろう」と尋ね、ヒスの手を繋いで部屋に入ろうとする。するとヒスは「入ってはいけません」と引き留めた。「どうした?他に情人でもいるのか?それとも…夜を狙う刺客がいるのか?」と言うインの顔を見上げるヒス…。



■第12話見どころと第13話予告


第12話では王妃役のハ・ソユンとその父役のオム・ヒョソプとの父娘の会話や、ムンソン大君役のチョ・ヨンチャンの愛らしい演技や王妃を「母上様」と呼ぶ姿が胸を打った。

政局では、キム・ジェナムが大司憲として朝廷復帰で旗色が悪くなったパク・ジョンファン。その一方でインの善政が始まる中、ムンソン大君の世子計画も成功し、インへの信頼を強めていくヒス。そんなヒスが映翠亭で聞いた世子冊立の裏に隠されたインの策略。その後の大君に見つめるインの優しく温かいまなざしから、とても本心とは思えないのだが…。

この回ラストでインがつぶやいた言葉や次回予告に流れる「私に恐れを抱き愛想が尽きて余を殺そうとしたのだな」の言葉からインはヒスが3年ぶりに現れた理由を知っていたのか?改めて11話でヒスに言った「いつかすべてをお前に明かせることを望んでおる」の言葉が気になる。インは何をしようと王位に就いたのか?そして次回自ら逆賊を尋問すると言ったインは、ヒスを守ることができるのか?

tvNドラマ『세작, 魅惑された者たち』は毎週土曜日と日曜日の21時20分に放送。第13話は24日放送予定。予告動画は以下のYouTubeにて視聴できる。

YouTube|YouTubetvN「세작, 매혹된 자들(セジャク)」第13話予告

Netflixシリーズ「魅惑の人」は独占配信中だ。毎週土・日(21:20より)韓国tvNにて放送後、配信される。

公式予告(日本語版)

tvN「세작, 매혹된 자들」HP

【作品詳細】【「魅惑の人」を2倍楽しむ】
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