【最終回ネタバレ】NHK海外ドラマ「アストリッドとラファエル4」第8話“失われた記憶”で記憶喪失のラファエルに殺人容疑が！？

3月3日（日）にNHK総合にて放送されるフランス発の大人気ミステリー「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」の最終回、第8話“失われた記憶（Coupable）”のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。次週3月10日からは、ミステリーの女王アガサ・クリスティーによるノンシリーズ「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか？」（全3話）が放送される。NHKプラスで見逃し配信、番組サイトで予告動画が公開されている。



「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」は、犯罪資料局の文書係として働く頭脳派のアストリッドと、猪突猛進型の警視ラファエルの女性コンビが難事件の解決に挑むフランス発のミステリードラマ。

3月3日放送の第8話では、事故車の運転席で目覚め、数日間の記憶を失ったラファエルが、助手席で死んでいた男の殺害容疑をかけられてしまう。殺害された男は10年前にラファエルと確執のあった男で、さらに殺害に使用された銃がラファエルのものだったのだ。ラファエルが関与している事件のため、現場を指揮することになったのは他の警察署からやってきた女性警視・シモニ。なかなかに優秀な彼女は、ラファエルをかくまっているアストリッドに不信の目を向ける。

シモニの追跡をかわしながら、仲間の力をかりながら自力で捜査を進めるラファエル。そんな中、いくらか荷物が出されて生活スペースは広がっていたものの、最終回を迎えても未だ引っ越し荷物が山積みのラファエルの自宅が再び登場。散らかり放題の部屋の中に、記憶をなくしているラファエルにはまったく覚えのないイヤホンが見つかり、さらに誰かと愛し合った形跡まで…。

いったい記憶を失った数日間の間に何が起こったのかとドギマギするラファエルだったが、その後すぐに、イアホンがニコラのものと判明し、さらにこの数日の間に2人がついに一線を越えたことを知る。やっと結ばれたのに…ニコラがどんなアプローチをしたのか、ラファエルの方から積極的に誘ったのかさえ、視聴者もラファエルもわからずじまい。ちょっと残念。

一方、ドラマ冒頭から早朝デートを楽しむアストリッドとテツオ。今シリーズで義弟・ニルスの想定外の行動で多少の変化には慣れてきたアストリッドが「準備する時間があれば即興も可能です」と、「いつもと違う」行動も受け入れられるように。さらに、テツオとの距離を縮めようと、彼と一夜を共にする決意をラファエルに打ち明け…。

順調に進んでいくアストリッドとテツオ、そしてラファエルとニコラの恋。ところが、ドラマ最終場面でテツオがパリを去らなければならず、とラファエルにも大きな決断を迫られる変化が…。（詳細は「ネタバレ」にて）これから4人はどうなってしまうのか？シーズン5の撮影は昨年11月に始まっており、2024年後半には本国フランスで放送されると予想されている。来年の今頃には、NHK海外ドラマ枠で放送されることを期待したい。

次週3月10日からは、昨年11月に3夜連続でNHKBSで放送したミステリーの女王アガサ・クリスティーによるノンシリーズ「アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか？」（全3話）が放送される。本作は、数々のアワードを総なめにした伝説的人気海外ドラマ『ドクター・ハウス／Dr.HOUSE』で主人公を演じた英国人俳優ヒュー・ローリーが脚本・監督・出演の３役をこなし映像化した話題作。各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などはこちら⇒【関連記事・各話のあらすじ】



■最終回：第8話「失われた記憶（Coupable）」ネタバレあらすじ
金曜の夜。ラファエルが乗った車が事故を起こした。助手席の男は腹を撃たれて絶命しており、ラファエルはフラフラと助けを呼びに行った。翌朝、大学へ向かうテツオと早朝デートをしていたアストリッドの基に、ラファエルが交通事故に遭ったという連絡が入る。病院にかけつけたアストリッドとニコラは、ラファエルが逆行性健忘症を患ったことを知る。月曜日にアストリットと夕食を共にした後、事故に遭う前の４日間の記憶を失っていたのだ。

ラファエルが運転していた車の助手席乗っていたのは、彼女と因縁のある剛腕で知られたサッカー選手の元代理人ジャン・マルク・ルーヴェだった。ルーヴェは10年前に凶悪な事件の被疑者だったが不起訴となり、彼を「人身売買の黒幕」となじったラファエルを訴え、彼女に対する接近禁止命令を勝ち取っていた。さらに最悪なことに、ルーヴェはラファエルの銃で撃たれていたことが判明するたれて死んでいた。

入院中の荷物をあさられ、点滴に細工を施されたことにきづいたラファエルは、身の危険を感じて病院を抜け出した。アストリッドに襲われそうになったことを打ち明けると、同乗者がルーヴェだったことを知らされる。もう10年もルーヴェと接触していないと話すラファエル。バシェール警察署の警視正に会いに行ったラファエルは、自分の銃がルーヴェの殺害に使われたことを知る。ルーヴエと会ったことも何も覚えてはいなかったが、「撃つわけない」とラファエルは無実を主張する。

捜査はリヨン司法警察のシモニ警視が担当することになったが、警視正は「数時間で無実を証明しろ」とラファエルに捜査を命じる。アストリッドを連れて捜査を開始したラファエルは、引っ越し荷物が片付いていない自宅に戻り、使用済みのコンドーム袋を見つけ、記憶のない数日の間に自分が誰かと関係を結んだことを知る。そしてアストリッドが誰かの忘れ物のイアホンもみつけた。

ラファエルのコートのポケットの中から“ル・ミロンガ”と書かれたライターが出てくる。2人はラファエルが前日に訪れた“サン・トゥアン”に赴き聞き取りを行うと、店員はラファエルが昨日の夕方に来店し、「ある男」と会って酔いつぶれていたという証言を得る。ラファエルは、その夜のかすかな記憶を頼りに店を出て、路地裏のルーヴェ殺害現場と自分の携帯電話も見つける。さらに、ラファエルは自分がニコラと関係をもったことを知る。そして、ルーヴェを呼び出すメッセージを自分が送っていたことを知ったラファエルは、思わず携帯をその場に置いて立ち去った。

自宅に戻ったラファエルは、病院で荷物をあさっていた男が家に侵入してきたところを捕まえる。警察署に戻り、自分を襲った犯人を自宅に捕まえたと話すが、ラファエルを疑っているシモニ警視とその部下も同行しラファエルの自宅に確かめに行くが、男の姿はきれいさっぱり消えていた。シモニ警視はラファエルを逮捕しようとするが、ニコラから合鍵を手渡されていたラファエルは追手の手を振り切り逃亡する。

ラファエルは、ニコラとウィリアムら仲間の手を借り、アストリッドの手引で犯罪捜査局に身を隠した。シモニも犯罪捜査局に探しに来るが、なんとかラファエルは逃げ延びた。アストリッドはラファエルが犯人ではないという視点から、ルーヴェ殺害犯を割り出そうとし、代理人を務めたサッカー選手の中で今年の7月に自殺した25歳のディエゴ・ラッソの関係者を疑う。

フルニエと合流したラファエルは、強力な抗不安剤を事件前に飲まされていたことがわかる。そして、“サン・トゥアン”で会っていたのが、自殺したディエゴの父・ニーノ・ミュニエズで、彼がルーヴェの運転手を務めていたことも判明する。

ラファエルのコートのポケットから出てきた“ル・ミロンガ”のライターは実はUSBになっており、その中にはサッカー界のスターや大富豪、政治家らの資金洗浄の調整役を務めていたルーヴェの機密情報が入っていた。ミュニエズはルーヴェの運転手になって近づき、データをUSBに入れて持ち出しており、それをラファエルが預かっていたのだ。ラファエルの荷物があさられ、引っ越し前の家や自宅に強盗が入ったのは、ルーヴェの手下がUSBを取り戻そうとしていたからだった。

ラファエルとシモニ警視らは、ミュニエズを逮捕に向かうが、彼は証拠の銃を家に置いたまま行方不明になっていた。ラファエルは彼が息子の後を追うと思い、ディエゴが飛び降りたビルの屋上へと急ぐ。すんでのところでミュニエズを止めたラファエル。ミュニエズは、復讐のためにルーヴェに近づき、資金洗浄を告発して殺害する計画だったと話す。しかし、告発の証拠をラファエルに渡したものの殺害を止められ、殺害計画を強行するために彼女に薬を飲ませて銃と携帯を奪い、ルーヴェを呼び出して殺害したのだと事件の全貌を語った。身を投げようとしていたミュニエズは止められ、警察に連れていかれた。ラファエルはミュニエズの犯行を止められなかったことを悲しむ。

２週間後。
ダブルデートでレストランに行くことになったニコラとテツオは、ラファエルとアストリッドが支度を終えるのを車で待っていた。テツオはニコラに、奨学金が打ち切られてしまい、日本に帰らなければならなくなったことを、まだアストリッドに告げられていないと相談する。

一方、バスルームで身支度を整えているラファエルに、アストリッドがニコラとの関係を尋ねると、ラファエルは「ゼロから始める」と話す。アストリッドは今夜、テツオを家に泊める決意を固めたことを親友に明かし「準備する時間があれば即興も可能です」と最近の自分の成長を語る。そうこうするうち、ラファエルは妊娠検査薬の結果が出たことに気づく。なんとラファエルはニコラの子供を妊娠していた。

■キャスト
アストリッド・ニールセン（サラ・モーテンセン：貫地谷しほり）
ラファエル・コスト（ローラ・ドベール：林真里花）
二コラ・ペラン（ブノワ・ミシェル：川田紳司）
ノラ・モンスール（ソフィア・ヤムナ：種﨑敦美）
アンリ・フルニエ（ウスキ・キアル：佐々木睦）
カール・バシェール（ジャン・ルイ・ギャルソン：藤真秀）
ニルス（アンディ・ジュディオ：下地紫野）
テオ（ティミ・ジョイ・マルボ：宮瀬尚也）
ウィリアム・トマ（ジャン・ブノワ・スイル：粟野志門）
テツオ・タナカ（ケンゴ・サイトウ：中川慶一）
アンヌ・ラングレ（ヴァレリ・カプリスキー：山像かおり）

原題：Astrid et Raphaëlle
制作：2023年 フランス

© FRANCE TÉLÉVISIONS - JLA PRODUCTIONS - Be-FILMS - RTBF (Télévision belge) – 2023

【放送予定】NHK総合　2024年1月14日（日）23時より　全8話
［ステレオ2か国語（主：日本語吹き替え／副：英語）| 字幕放送有り］
（放送日時は変更になる場合があり）
NHK「アストリッドとラファエル4 文書係の事件録」番組サイト

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