「さよならマエストロ」西島秀俊が父・柄本明と和解…“帰ってこんでえぇ”に続く言葉に感動!第8話ネタバレと第9話予告
3日に放送されたTBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」第8話が放送され、俊平(西島秀俊)と父・行彦(柄本明)、天音(當真あみ)と父・白石(淵上泰史)が和解!3月10日(日)第9話が放送され、ついに俊平と響(芦田愛菜)が本当に和解する!予告動画は番組公式サイトに公開されている。
西島秀俊と芦田愛菜のW主演の「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」第8話が3月3日に放送された。俊平(西島秀俊)が30年ぶりに故郷に戻り、父・行彦(柄本明)と和解した。といっても、優しい言葉や熱いハグなどがあるわけではなく、頑固一徹な行彦が「もう帰って来るな」と叫ぶ。一瞬「え?」と思ったのも、実はその後「帰って婚でええからしっかりやれ」という激励の言葉だった。そんな行彦に手を振る俊平に、そっと手を振り返す行彦。頑固一徹な親父との和解シーンだった。
俊平が音楽を目指した時のことを知り、娘の響(芦田愛菜)は激しく動揺する。少しずつ距離を縮める俊平と響がやっと本音で話すことになるのは、3月10日に放送される第9話だ。圧倒的な才能を持つ父に対して、自分をおいつめていった娘。二人はどうやって心の底から信頼しあえる形に決着するのか?
さらに、第8話で和解したのは、天音(當真あみ)と市長である父の白石(淵上泰史)だ。父親の反対を押し切り、2ヶ月でバイオリンをかなりマスターさせた。自分の考えをしっかりと話す天音に白石も涙ぐんだ。
高校生の俊平がどうしても聞きたかったコンサートで、チケットを失った時に助けてくれたのはうたカフェのマスター・小村(西田敏行)だった。柄本明、西田敏行という大物俳優が短い時間での主演ながらも圧倒的な演技力に引き込まれる視聴者が多かった。
第9話では、本当に晴見フィルにとって最後のコンサートとなるかもしれない仙台オーケストラフェスティバルに向けて音楽合宿を行う。そこで響は俊平の音楽に対する思いを知り、自分も動き出す。そして、二人の気持ちがやっと、5年ぶりに通じ合う。
■前回・第8話ネタバレあらすじ
天音(當真あみ)は市長である父親の白石(淵上泰史)の反対で音楽を断念しそうになっていた。心配した響(芦田愛菜)は白石の家にゆくもけんもほろろに追い返される。
一方、俊平(西島秀俊)は、招待されていた母校の創立記念イベントへの出席を決めた。四国・高松の実家に帰るのは30年前に家出して以来だ。30年前に俊平は野球を愛する父親・行彦(柄本明)に勘当されていたのだ。
志帆(石田ゆり子)の策略で、俊平と響の二人だけで高松に帰ることになってしまった。実家にゆくと行彦が歩いてきたが、まるで俊平も響も見えないかのように無視する。とまどう響だったが、母・裕子(梅沢昌代)や喜んで俊平と響を招き入れる。古谷(玉山鉄二)や大輝(宮沢氷魚)たちが駅前のホテルに泊まっているときき、急いで宴会の準備を始める。行彦は飲みに行って朝まで帰ってこないだろうという。そこへ海(大西利空)が、家出した天音(當真あみ)を連れてきてしまった。白石(淵上泰史)に連絡を入れるが、白石は怒り心頭だった。
宴会が盛り上がってきたとき、俊平がどうして高校野球を捨てて音楽の道を目指したのかを話すことになった。俊平は野球部の監督をずっと続けている行彦とともに幼少期から野球一筋だった。高校生のころは甲子園を目指せる人物として新聞に紹介されたことも有るほどだった。隣の空き家にシュナイダー先生が引っ越してきてバイオリンを奏でだした。初めて音楽に触れ、俊平はどんどんとのめり込んでゆく。シュナイダー先生も優しく教えてくれた。そんな思いを父に話せないままでいたが、先生からコンサートのチケットをもらう。東京で開催されるものだ。しかし、その日は甲子園予選と重なっていた。悩みに悩んだ俊平は夜行バスに乗ってしまう。行彦は激怒して俊平を勘当した。その日から俊平は野球を、故郷を捨てて音楽の道に邁進した。
その話をきいた響は部屋を出て行ってしまう。大輝が追いかけると、そんなにもあこがれているシュナイダーからドイツの楽団に誘われていることを大輝にはなす。「運命だって思わない?」と。
翌日、俊平は学校で講演会の壇上に立つ。行彦は監督引退をきめ、最後の指揮をとっていた。俊平は夢を諦めるなということを講義した。そして、その後、オーケストラ部の指導を行う。そこで教えたのは「家路」だった。その音は引退試合を見ている響と裕子のもとにも聞こえていた。
試合も終わり、俊平はグランドに向かう。父に野球選手になれなかったことを謝ると、行彦は「もう帰ってくるな」という。俊平が驚いていると「もう帰ってこなくて良いから、しっかりやれ」と声をかけてきた。互いに手を振り合った。
バスで東京に戻ると、白石が高級車で駆けつけてきていた。娘の人生に責任もとれないくせにと言う白石に、俊平は「明るく純粋なエネルギーをもっています」と告げる。それでも白石は現実を生き抜く力を与えるのが親の役目だと引き下がらない。そんな中、天音がバイオリンで「きらきら星」を引き出す。海が編曲した重音も入っている。帰ろうとする白石に天音は思っていることを告げた。自分のことは自分が信じていると。そんなに自分の意見を強くいう天音をみて白石も涙ぐんだ。
■第9話あらすじ
晴見フィルが仙台オーケストラフェスティバルに参加できることになった。再びみんなで演奏できることに古谷(玉山鉄二)たちは大喜びするけれど、遠征費用も練習場所もなく課題は山積みだった。
瑠李(新木優子)の尽力で、ようやく晴見フィルの練習会場が見つかった。熱海にある保養施設だ。響(芦田愛菜)も大輝(宮沢氷魚)に誘われて一緒に車で現地へ行っていた。俊平はドイツのシュナイダー先生からもらった譜面をもとに曲を作る。そんな姿から響は俊平の音楽への思いを知り、自分も動き始めた。
TBS 2024年1月スタート。毎週日曜日21時放送「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」。出演:西島秀俊、芦田愛菜、宮沢氷魚、新木優子、石田ゆり子、玉山鉄二、津田寛治、西田敏行、満島真之介、當真あみ、大西利空ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@maestro_tbs」。
◇TBS「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」番組公式サイト
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