「君が心をくれたから」“お母さん”とは呼べなくても山田裕貴と松本若菜の心は通じた!第9話ネタバレと第10話予告

03月05日09時19分 
(2024年03月05日09時50分 更新)
ドラマ
©フジテレビ

4日放送、フジテレビ月9「君が心をくれたから」の第9話で、案内人の日下(斎藤工)の壮絶な過去も判明! 3月11日第10話で、雨(永野芽郁)と太陽(山田裕貴)の10年前の約束がかなうのか?予告動画は番組公式サイトで公開されている。



永野芽郁主演の月9「君が心をくれたから」の第9話が3月4日(月)に放送された。第9話は雨(永野芽郁)と太陽(山田裕貴)の前に現れる案内人の千秋(松本若菜)と日下(斎藤工)にスポットがあたった。第8話で千秋が、太陽が幼い頃に火事の時に太陽をかばって亡くなった明日香だとはわかっていたが、わかっていながら、「お母さん」と声をかけてしまえば目の前から消えてしまうという制約のために呼びかけることができない切ない二人が描かれた。それでも、太陽と言葉を交し、陽平(遠藤憲一)、春陽(出口夏希)には見えていないものの4人で食卓を囲むという夢のような時間を過ごせた。さらに陽平から気持ちと伝えてもらえることもできた。呼びかけると消えてしまうというルールがあったが、このシーンではギリアウトっぽいと話題にはなったが、泣けるいいシーンだったことは間違いない。

そして、もう一人の案内人・日下の過去も明らかになった。日下は雨と同じように恋人が怪我をしてしまう。彼女に画家として生きてほしかった日下は雨と同じように「心」を差し出し、五感を失った。雨と違うのは、恋人が五感を失いつつある日下の前から消え去ってしまったことだ。そして20年後に日下は亡くなった。これまで雨に厳しい試練がまっていることを告げていたのは自分の経験からだった。ただ、太陽が雨の前からいなくならないことを知ったときから日下の態度も優しくなってきた。それは日下が経験できなかった希望なのだ。恋人は日下のことを忘れたわけではない。日下と仲良く歩いた日のことを描いた絵に「ごめんなさい」というタイトルをつけていた。

3月11日に放送される第10話、太陽の花火が桜まつりで打ち上げられることになるのだが、なんと、大雨になってしまう。雨の視力が保てる時間にリミットがある。奇跡的に雨があがり、太陽の作った花火を打ち上げることができるのか?



■前回:第9話あらすじ
雨(永野芽郁)と結婚したと思って幸せな中にいる太陽(山田裕貴)は、妹の春陽(出口夏希)から、母・明日香の写真を渡される。父親の陽平(遠藤憲一)が、母の顔を知らない春陽のために、明日香の実家に頼んで送ってもらっていのだ。写真に写っていたのは、案内人の千秋(松本若菜)だった。

太陽は、雨にも千秋の写真を見せる。そこに案内人の日下(斎藤工)が現れ、太陽が千秋のことを「母さん」と呼んだら、千秋は月明かりに溶けて消えてしまう、と言うのだ。千秋にあって話をしたい太陽だが、消えてしまうのは困る。それでも雨に励まされて千秋と話す。千秋はこれまでの太陽のことを聞く。母親との約束が守れそうにないと思っていたが、雨との約束もあり、もう一度頑張ろうと思ったことを告げる。そして、もし、あの世で自分の母親に会うことができたら「ごめんなさい」と言ってほしいと告げた。その言葉を聞いて千秋は泣いてしまう。そして、太陽に自分の願いも聞いてほしいと頼む。

一方、望田司(白洲迅)は、春陽に会いに行き、雨が婚姻届を出していないことを伝える。春陽は知っている、と返すと、全部自分のせいだと続けた。司は、春陽に、雨が桜まつりのころには視覚を失い、次は聴覚も失ってしまうのだろうと告げ、伝えたいことがあるのなら、雨と意思の疎通ができるときにしておくべきだと助言する。

雨はもうすぐ視力も無くなってしまうことに絶望していた。日下に死なせてくださいと頼む。気持ちがわかるといって日下は自分の過去を話し出した。映画が好きで脚本家を目指していたころ、画家を目指している小夜子と出会った。楽しい日々を送っていたが小夜子が事故に合い重傷をおってしまう。奇跡を起こすには日下が五感を差し出すしかないと聞き、雨と同じように受け入れた。しかし、彼女は画家になるためには日下を支えることはできないといって去って行ってしまった。20年後、孤独なままに日下は死んだ。雨はその話を聞いてやはり希望はないのだと思う。

そのころ太陽は陽平と春陽に鍋にしようという。4人分の準備をする太陽。陽平と春陽には見えていないが、千秋もやってきていた。陽平も春陽もなんとなく気配を感じていた。太陽は春陽をつれてコンビニに向かう。陽平は千秋に「いるのか?」と聞く。“いるよ”と答えているが、陽平には声は聞こえない。陽平はそれでもこれまでの人生で千秋がいたことでの幸せを伝える。帰ってきた太陽に陽平は自分にとって一番大切だった10秒間は千秋と出会ったときだと告げた。千秋は雨のもとに帰る太陽に、雨が五感を失うことに怯えていることを告げ、励ましてほしいと頼む。

太陽は沢山のキャンドルを買って帰った。雨を抱きしめながら、沢山のキャンドルがともる中で、太陽は雨の五感を取り戻すと力強く話す。雨はもう一度がんばってみようという気になった。

日下に「太陽が幸せに暮す姿を遠くからみたい」と話す。日下は悔しくないのか?と聞くが、雨は好きな人の幸せなら悔しくないという。

日下は美術館に入り、小夜子の絵を見る。小夜子と日下をモデルにした絵があった。そして、そのタイトルは「ごめんなさい」だった。やってきた千秋に「報われた」と話した。

太陽の花火の審査の日がやってきた。雨の視力のリミットは後7日と近づいてきていた。



■第10話あらすじ
逢原雨(永野芽郁)は、朝野太陽(山田裕貴)から嬉しい報告を受ける。桜まつりの花火大会で打ち上げる花火の審査に、合格したのだ。トップバッターが太陽の父・陽平(遠藤憲一)で、太陽の花火はその次だという。

桜まつり当日。雨は、望田司(白洲迅)に頼み、母・霞美(真飛聖)が入院している病院まで車を出してもらう。五感を失いつつあることを霞美に打ち明ける。雨は泣きじゃくる霞美に、「お母さんの笑顔が見たい」と頼む。

花火大会の会場では、太陽たち朝野煙火工業の面々が打ち上げの準備を進めていた。離れた場所でその様子を見つめていた千秋(松本若菜)は、太陽の作った花火を見届けることができたらもう思い残すことはない、と日下(斎藤工)に伝える。

雨は、霞美と別れて司とともに花火大会の会場へと向かう。だが会場では、次第に分厚い雲が広がり、強い風が吹き始めていた…。

フジテレビ 2024年1月8日スタート。毎週月曜日21時放送「君が心をくれたから」。出演:永野芽郁、山田裕貴、斎藤工、松本若菜、白洲迅、出口夏希、真飛聖、遠藤憲一、余貴美子ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kimikoko_fujitv」。

フジテレビ「君が心をくれたから」番組公式サイト

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