「春になったら」“ひとつひとつ終わっていくね”人生の卒業を受け入れた雅彦のセリフに涙…第8話ネタバレと予告

03月05日11時18分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

3月4日に放送された奈緒&木梨憲武W主演のカンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「春になったら」第8話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。次回第9話は3月11日に放送される。予告動画は番組公式サイトで公開、カンテレドーガとTverで最新話が無料配信されている。



「春になったら」は、奈緒演じる“3カ月後に結婚する娘”椎名瞳と木梨憲武 演じる“3カ月後にこの世を去る父”椎名雅彦が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。

3月4日に放送された第8話では、耐え難い体の痛みに仕事の限界を感じた雅彦が“グラッチェ椎名”引退を決意、最後の実演販売を行なうことに。丁度そのとき、瞳は担当する矢荻夫妻の前駆陣痛に対応に追われていた。それぞれの仕事に真摯に向き合う2人。

「仕事に助けられるってあるんだよね。お母さん、なくなったとき、そうだった。続けろよ。仕事」と瞳に語る雅彦。一馬を呼びだして自分がいなくなったあと、今の家に一緒にに住んで欲しいと伝えたのも、その先を見据えてのこと。

退社式を終えた雅彦は、しみじみと「ひとつひとつ終わっていくね」とつぶやく。X(Twitter)には「このセリフで嗚咽するほど泣いてしまった」「この世を去る日が近づいている事がリアルで胸を打つ」「“春”が近づいてきた、ひとつひとつやりたいことをやって到達する“春”」といったコメントがよせられた。

余命を告げられたことで、“人生の卒業”に向けてやり残しのないよう行動できる雅彦は、ある意味恵まれている。あきらめではなく、死への恐怖に打ち勝った雅彦の言葉の数々に心振るわさる回だった。

今回は“結婚式”フィナーレに向かって黒沢もかなりのやる気をみせ、雅彦のための式にするためには雅彦を知るべきと、最後の実演販売も見学に来る。黒沢が企画する結婚式がどんなものなのか楽しみになってきた。

次週3月11日に放送される第9話では、雅彦が岸に自身の葬式のプランを相談。楽しい葬式に、“笑って見送ってほしい”という雅彦が思い描く葬式のプランは岸を悩ませるほどの異例づくしで!?一方、瞳と一馬は雅彦がタイムカプセルを埋めた小学校へ向かうが…。



■前回:第8話 ネタバレあらすじ
雅彦(木梨憲武)に認めてもらい、晴れて結婚することになった瞳(奈緒)と一馬(濱田岳)は、結婚式の内容を当初の予定から大幅に変更し、余命僅かな父・雅彦のための式にしたいとウエディングプランナーの黒沢(西垣匠)と舞衣(橋本マナミ)に相談する。そして、親友の岸(深澤辰哉)と美奈子(見上愛)にも結婚式をすることを伝える。岸は「友達の瞳のために」と結婚式の司会を再度引き受ける。3人は今までどおりの食事会を楽しんだ。

雅彦は薬でも抑えられない痛みに限界を感じ、ついに引退を決意する。社長の中井(矢柴俊博)は実演販売最後の日となる「退社式」を行なうと提案。その時、社長自らが考案した、自社初のオリジナル商品「ヴィクトリー鋏」200本を雅彦が販売することになった。

キッチンで吐血するなど雅彦の病状が悪化し始め、本来なら結婚の準備で幸せいっぱいのはずの瞳も気が気ではない。不安に駆られる瞳は、“やりたいことリスト”に「お父さんにウエディングドレス姿を見せる」を追記。結婚式の招待状を雅彦に手渡し、娘のウエディングドレス姿をその目で見ることを約束させる。

翌日、瞳の忘れ物を届けに助産院を訪れた雅彦は、節子(小林聡美)に声をかけられ、瞳が担当する出産を控えた矢萩夫婦(杏花、金子隼也)に沐浴指導している様子を見学した。

3月2日。龍之介(石塚陸翔)の授業参観にドキドキしながら出席した瞳は、同級生に発表の場を譲る龍之介の優しさに触れ、発表しようとしていた「二年生の思い出」が、みんなでいった遊園地だったことを知ってホッコリする。帰り道、一馬のスマホに連絡ば入り、急遽「塾に戻る」と立ち去った。一馬は雅彦に飲みに誘われていた。はじめてさしで飲む2人、雅彦は一馬に、俺がいなくなったら瞳はひとりになってしまうから、今住んでいる家に一緒に住んでやってほしいと頼む。一馬は瞳を必ず幸せにすると再度誓った。一方、龍之介と2人で料理を作っていた瞳は、龍之介から「僕と二人でお父さんを支えてください」とお願いされる。

雅彦の帰りを心配して待っていた瞳。雅彦は一馬に会っていたことは告げず、実演販売の練習をしていたと話す。2人は互いの仕事について語り合う。「仕事に助けられるってこと、あるんだよね…」と雅彦はしみじみ語り「続けろよ。仕事」と瞳に言う。

迎えた最後の実演販売当日。雅彦は痛みをこらえながら売り場に立ち、いつものように声を張り上げる。常連客もやってきて「ヴィクトリー鋏」は好調な売れ行。そこへ、働く雅彦の姿を見届けようと、一馬やまき(筒井真理子)がやって来る。さらに、雅彦のことをよく知ろうと黒岩もやってきた。雅彦はガンガン鋏を売りまくる。しかし、なぜか瞳の姿はない。

早朝、瞳は早起きして雅彦の弁当を作り、二人一緒に朝食をとった。いつものように助産院で働いていると、祐作(金子隼也)から亜弥(杏花)が腹痛を訴えていると連絡が入り、抜けられなくなってしまったのだ。亜弥の症状は前駆陣痛だったため、しばらくすると落ち着いた。

なんとか実演販売に間に合った瞳は、父が生き生きと働く姿をカメラに納める。そして200本を売り切り、退社式が始まった。中井社長から「感謝状」を受け取り、加賀屋(葵揚)から花束を受け取った雅彦は、加賀屋に自分のエプロンを託した。雅彦は、社に戻ると私物をまとめて持ち帰った。

瞳は学生のころ、父の実演販売を恥ずかしがっていたことを思い出す。父の帰りを出迎えた瞳は「お父さん、カッコよかったよ。ほんとにカッコよかった。一生懸命働くってさ、素敵なことだよね」と感謝を伝える。

「ひとつひとつ終わっていくね…」としみじみする雅彦。「明日からどうするの?暇になっちゃうよ」と瞳に尋ねられた雅彦は、まだまだやることはあると、“やりたいことリスト”の「タイムカプセルを開ける」「英語をマスターする」をあげる。次やるのは「タイムカプセルを開ける」だという。英語は何のために勉強しているのかという質問には、そのうちわかると応える。

そして、あとひとつと「瞳の結婚式に出席する」とリストにもう一つかきたす。



■次回:第9話予告
岸(深澤辰哉)が働く葬儀場を訪ねた雅彦(木梨憲武)は、自分の葬式はパーッと楽しいものにしたい、遺影も弔問客が思わず笑ってしまうような写真がいいとリクエスト。岸は、だったら…と瞳(奈緒)が遺影の写真を撮ることを提案し、瞳も了承。椎名家で行われた撮影会には、岸と美奈子(見上愛)も駆けつけ、大学時代の写真部さながらの雰囲気で着々と準備が進められていく。一方、“死ぬまでにやりたことリスト”の1つで、12歳のときに小学校の校庭に埋めたタイムカプセルを掘り出したいと考える雅彦だったが、すでに体の痛みは慢性化し、体力も落ちていることから半ばあきらめかけていた。そこで、瞳と一馬が代わりに現地の様子を見に行くことになるが、到着した小学校の前には工事用のフェンスが立ち並んでいて…。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「春になったら」は2024年1月15日22時スタート。/主題歌:福山雅治「ひとみ」(Amuse Inc. / Polydor Records)/出演:奈緒 木梨憲武 深澤辰哉(Snow Man) 見上愛 光石研 筒井真理子 小林聡美 濱田岳 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@haru_ktv」。公式Instagramアカウントは「@haru_ktv」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「春になったら」番組公式サイト

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