ソン・ジュンギ主演のNetflix映画『ロ・ギワン』がグローバルで3位スタート…賛否別れる評価

03月06日11時16分映画

Netflixにて3月1日に配信開始したソン・ジュンギ主演の韓国映画『ロ・ギワン』がグローバルで3位に躍り出たことが分かった。

Netflix TOP 10 公式ウェブサイトによると、Netflix映画『ロギワン』は3月1日から3日までの視聴回数(視聴時間を作品の総ランニングタイムで割った値)が310万で、NetflixグローバルTOP 10映画部門(非英語)で3位を獲得したと発表。



韓国1位を含む香港、インドネシア、日本、フィリピン、シンガポール、タイ、台湾、ベトナムなど、合計12カ国でTOP 10にランクインした。

ロギワンロギワン3月1日に公開されたNetflix映画『ロ・ギワン』独占配信中は、ベルギーを舞台に、悲しい別れを経て中国からベルギーに飛んだ脱北者と、母の死に関する真実を知って自暴自棄になった女性の目線をもとに、現地での過酷で世知辛い世の中を描いた注目作品。⇒鑑賞レビュー

作家チョ・ヘジンの小説『ロギワンに会った』を原作に、短編映画『数学の旅』で全州国際映画祭、ソウル独立映画祭、アジアーナ国際短編映画祭で作品賞を受賞したキム・ヒジン監督の長編映画デビュー作だ。最初は作家として参加していたキム・ヒジン監督が演出まで担当し、『ロギワン』を牽引した。

ソン・ジュンギは生きるためにベルリンに行った脱北者ロギワン役を、「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」でヒロインを演じたチェ・ソンウンはベルギー国籍を持つ韓国人射撃選手出身のマリ役を演じ、ワエル・セルスップ、チョ・ハンチョル、キム・ソンリョン、イ・イルファ、イ・サンヒ、ソ・ヒョンウなども共演した。

キム・ヒジン監督は『ロギワン』に、自分の名前も国籍も証明できない異邦人が馴染みのないヨーロッパの地で経験する困難と苦しみ、冷酷な現実から他者の人生を見つめる温かい視線を込めました。結局、人を人らしく生きさせるのは「愛」と「人間」という普遍的で最も重要なメッセージを伝え、人生の意味を考えてくれた。

作中ではたびたび主人公ギワンが浮浪者として、そしてアジア人として不当な差別を受ける場面が登場し、社会的に弱い立場として理不尽な状況に追い込まれる中でも、最終的には二人の関係や親子の仲も爽やかな結末となっている。

そうした作品がもたらす希望的なメッセージに共感する人もいる一方で、ストーリーが浅くまるでドキュメンタリーを見ているかのような進行方法、キャラクターにも魅力が乏しいなど、残念感を示す反応など評価は賛否が分かれている。

■キャスト
ロ・ギワン役:ソン・ジュンギ
イ・マリ役:チェ・サンウン
イ・ユンソン役:チョ・ハンチョル
 ほか

■作品情報
制作国:韓国
スタッフ:
演出・脚本:キム・ヒジン
原題:로기완
英題:My Name is Loh Kiwan

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