【最終回前話】NHK「御史とジョイ」第15話“何のために生きてきたのか…”テソの最期に号泣、テギョンついに非道な父子を捕縛
NHKBS、BSP4K(日曜21時~)で2024年3月17日放送の第15話「正しきに帰す」では、自首しようとしたテソ(イ・ジェギュン)が殺害され、イオン(テギョン/2PM)がついにパク・スン(チョン・ボソク)を捕縛する。この回のあらすじと見どころを紹介、NHK番組サイトで予告動画が視聴できる。
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]
「御史(オサ)とジョイ」は、ひょんなことから王の隠密捜査官“暗行御史(アメンオサ)”になった美食家のお坊ちゃまと、離婚を決意し幸せを探して突き進むバツイチ女性のドタバタ捜査記録を描くラブコメ時代劇。「御史とジョイ」を2倍楽しむ】では、時代背景や各話のあらすじと見どこと、キャスト、メイキング映像などまとめている。
■キャスト⇒キャスト・登場人物・画像付で紹介
ラ・イオン役:オク・テギョン/2PMテギョン
キム・ジョイ役:キム・ヘユン
ユクチル役:ミン・ジヌン
クパル役:パク・ガンソプ
パク・テソ役:イ・ジェギュン
世子役:イ・ジュニョク(特別出演)
ほか
※以下、ネタバレが気になる方は※豆知識や「見どころ・感想など」をご覧になり、あらすじは視聴後の確認にどうぞ。
■第15話「正しきに帰す」
(c) STUDIO DRAGON CORPORATIONジョイ(キム・ヘユン)は、仕立ての注文を受けた高官の屋敷に出来上がった足袋を届けに行くが、そこには領議政パク・スン(チョン・ボソク)とドス(チェ・テファン)の親子がおり、足袋を注文したのはパク・スンだったと分かる。そして腹痛を装って屋敷に忍び込み、イオンが命がけで集めた証拠の品を庭で燃やしているのを見る。さらには足袋の小袋に、大事そうに書状を入れるのを目撃する。
家に戻ったジョイはグァンスン(イ・サンヒ)とビリョン(チェ・ウォンビン)にこれを話し、亡くなったグァンスンの父の草鞋の紐が一カ所だけ膨らんでいるのに気づく。なかにはで治腫医だった父ナ・ヨンギュン(ホン・ソクビン)が世子のための薬の処方箋が事細かく書いたメモが忍ばせてあった。
その頃、ジョイの母親ドクボン(ぺ・ジョンオク)は朝鮮を去ろうとし、最後にこれまで支援をしてくれていた人の名を聞きだす。最初に支援したのが亡き世子(イ・ジュニョク)で、その遺志を世子の弟分である弘文館のラ・イオン(オク・テギョン)が引き継いだと分かる。それが外知部のスンユル(チャ・ハギョン)から聞いた、ジョイを助けてくれている人物だと気づいたドクボンは、お礼を伝えるためにイオンの屋敷を訪ねる。
ドクボンは屋敷でイオンに会うが、ユクチル(ミン・ジヌン)、クパル(パク・ガンソプ)、そしてジョイやビリョン、グァンスンまでが次々とやって来る。ここに集まった全員が互いに世子の恩を受けた特別な縁があることを知ることに。イオンはそんなみんなが一堂に会したのは「パク・スンを断罪せよという天の意志に違いない」とイオンが言う。
そしてパクが世子の毒殺を口止めする治腫医に書いた念書を見せる。グァンスンは父の遺品として世子の処方箋を渡した。さらにドクボンからテソが友人のチ・メンス(キム・ヒョンジュン)とカン・ハンギ(パク・シナ)と共に、自首してすべてを自供するために漢陽に向かっていると伝える。その後、ドクボンはイオンに支援の礼を伝えてジョイたちの家で泊まることに。ジョイはイオンから貰った差し入れで母をもてなし、かつて母がジョイを捜して村まで来ていたことも分かった。
一方、別荘を建てているコクォド商団の跡地を父スンと共に見学に来たドスは、途中でテソを見かけ背後から小刀で刺す。不意打ちを喰らったテソは反撃もできないまま何刺されてれて崩れ落ちる。遅れてやってきたスンに「お父様…」と声をかけるテソの声を無視してスンはドスを連れて立ち去る。テソはそのまま息を引き取る。その頃ハンギたちもスンの手下たちに殺害されてしまう。
テソが殺害される現場を目撃したドクボンの仲間でドスの生母(リュ・シヒョン)がドクボンの元へ。パク・スンの悪事を証言するはずのテソたちが殺害されたと伝える。イオンたちにもこれを伝え、自分が子供をすり替えパク家の嫡男はドスではなくテソだと明かした。証人が消えた今、手持ちの証拠だけではスンを断罪できない。
そこで、イオンたちはスンの足袋に隠している書類を盗み出す作戦を考える。だがスンは足袋を肌身離さない。父子や麻薬を使っていることを思い出したジョイは、多くの人を殺害している父子へ除霊作戦で書類を盗み出す作戦を決行することにし、イオンは餅作戦で王に謁見する作戦を決行することに。
ジョイたちの除霊作戦では、まず深夜にドスを幽霊で脅して精神的に追い詰め、偶然を装ってお祓いの儀式を持ち込む。そして儀式だからと足袋を脱がせてその隙に書類を盗み出しイオンに見せた。書類には世子暗殺を秘密にするために、忠清左道をパク・スンに渡すというもの。そこには王印が押されており、一瞬たじろぐイオンの背中を「ひとまずパク・スンを捕えるべき」とジョイが押す。
その時、王に手作り餅を送っていたイオンに餅を再度献上するよう命が下る。イオンは餅を持参して王に謁見し「餅に烏頭を少々入れた」と世子の処方箋と王印の押された書類を見せる。王はパク・スンに脅されたとしらを切る。「王様が我が子(世子)を妬んだのではありませんか?」と王にダメ出ししたイオンは、パク・スンに譲渡した江華島(カンファドウ)の領地権を奪って彼を捕縛する許可を申し出る。王はイオンに刀を突き付けて懐柔しようとするが、ゆるぎないイオンの姿に申し出を許可する。その後王は、金の薬を口にする。
イオンがパク・スンの屋敷に戻ったとき、お祓いの儀式はちょうど仕上げの段階。ドスがこれまで父子で犯した罪の全て自白。そこにイオンが現れ二人を逮捕する。イオンはスンを断崖に連れて行く。
■見どころ・感想・豆知識・鑑賞ポイントなど
最終回前話となる15話の冒頭は、あまりにも辛いテソの最後に涙腺崩壊必至だ。友人との絆、自分をすり替えたドスの母さえ許し優しく抱きしめたテソ。「なんのために生きてきたのか…もう思い出せません」という最期の言葉が悲しすぎる。彼の生来の優しい人柄を「黒い太陽~コードネーム:アムネシア~」で情報屋を演じたイ・ジェギュンが悲しく演じた。
最終回ではテソはが嫡男だったとぜひ、スンに分からせてほしいものだ。その時、彼がどんな顔をするのか?
また、今回はそんな非道なパク・スン父子を捕縛するために、イオン、ジョイ、ユクチル、クパル、グァンスン、ビリョンに加えてジョイの母ボクスンとその仲間(ドクの生母)が加わり新たなチームが誕生した。
最終回は事件解決後のイオンとジョイの暮らしぶりを中心に描かれる。
原題:어사와조이
制作:2021年 韓国
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]
◇NHK「御史ジョイ」番組サイト
2023年12月3日スタート 日曜21:00-22:00
◇トレーラー
◇公式サイト
【作品詳細】「御史とジョイ」を2倍楽しむ】