BS日テレ「薯童謠 ソドンヨ」(全74話)第49-52話:ウヨン公主、チャンが第四王子と知る…命懸けの選択~打ち寄せる荒波(ネタバレ)

03月15日16時00分ドラマ
©SBS

BS日テレ「韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督全8演出作品一挙放送!」第4弾「薯童謠-ソドンヨ-」3月18日(月)からの第49話~第52話までのネタバレあらすじと、百済の発明など見どころを紹介する。YouTubeにて第1話の無料配信をしている。
※19日(火)は18時からプロ野球の放送のために「薯童謠」は51話のみの放送。

●今回はウヨン公主のチャンへの切なすぎる恋情に注目!また本作の見どころの一つである百済の技術としては、話題の身だが水田、縮尺地図。但し実際のルーツは不明なものが多いのでご注意を。



「薯童謠-ソドンヨ-(以下、薯童謠)」は、古くから伝わる説話をモチーフに、百済の王子・武王(チョ・ヒョンジェ扮)の波乱の人生と、敵国である新羅の姫・善花公主(イ・ボヨン扮)との運命の恋描いた歴史ロマン大作。【「薯童謠」を2倍楽しむ】では時代背景やキャスト・実在人物の紹介、各話のあらすじと見どころをまとめている。

■キャスト【相関図】
チャン/ソドン(薯童)/のちの30代王・武王役:チョ・ヒョンジェ
ソンファ(善花)姫/チン・ガギョン役:イ・ボヨン
サテッキル/キム・ドハム役:リュ・ジン
モンナス博士役:イ・チャンフン
阿佐太子役:チョン・ジェゴン
百済27代王・威徳王役:チョン・ウク
プヨソン/のちの百済29代王・法王役:キム・ヨンホ
新羅26代王・真平王役:チェ・ドンジュン
新羅の貴族キム・サフム役:ナ・ソンギュン
 ほか

■第49話「命懸けの選択」
モジン(チョン・ソンギョンン)は幼学堂に移り、最初に太学舎の四つの規律「学習の義務」「保安の義務」「分派を形成しない義務」「民に奉仕する義務」教えた。

ウヨン公主はモンナスから提案された軍の強化について、チン・ガギョン=ソンファに会って私兵育成を要請する。武器は太学舎、それ以外は全てソンファに。ソンファはプヨソンに怪しまれぬように先手を打って会いに行く。事業を拡大し、各貴族の本拠地に店を出すので、貴族との仲を取り持ってほしいと頼み、アビジ商団から邪魔されないよう面倒を見てほしいと願う。そして追いかけてきたサテッキルにもチン商団に手を出せばサテッキルの父のアビジ商団も無事ではいられないと、警告する。

一方、プヨソンはこれまで目を通していた上書を見ることができなくなる。そんな中、貴族たちが上書を出して、プヨソンについての悪い噂が王に知られることとなり、怒りで我を忘れたプヨソンは上書を出した貴族38人を捕らえる。これ以上は危険だと察知したサテッキルは、命懸けでプヨソンの暴走を止めようとする。サテッキルの真心のこもった説得にサテッキルはやっと冷静さを取り戻し、迷惑をかけたと貴族たちに謝罪する。

影からその様子を見ていたウヨンは、チャンに羨ましいと本音を漏らす。そして忠誠心でも恋情でもいいからチャンの真心が欲しいと告げる。チャンは返事できずにいた。ところがサテッキルが、チャンとソンファ扮するチン・ガヨンが昔からの知り合いだと、ウヨンにばらす。モンナスもまた古くから彼女を知っていると意味深な発言をする。

サテッキルによる離間作戦と笑いながらもチャンが不在なのが気になったウヨンは、市場でチャンとソンファが親し気に歩いているのを目撃する。それでもサテッキルには「モンナスとチャンを信じる。彼らが第四王子に仕えていたことも知ったうえで」と告げ、二度と離間策などで煩わせるなとくぎを刺したが、サテッキルはウヨンの心の動揺は見透かしていた。



■第50話「暴かれた嘘」
薯童謠©SBSチャンとソンファを見張らせたウヨンは、特に怪しい行動はなかったと報告を受ける。プヨソンは父・恵王=プヨゲと継母・王妃(キム・ファラン)にもこれまでの横暴を謝罪して忠誠を誓う。サテッキルは自分の進言どおりの言動をするプヨソンを見守っていた。一方、ウヨンはソンファの正体を怪しみチン商団を見張らせる。そして彼女に軍資金を持たせ、チャンに一緒に私兵の視察に行ってくるよう指示し、2人を尾行させる。

プヨソンがウヨンに兄として親身な言葉をかけ、チャンとモンナスのことも評価する。その変貌ぶりに驚くウヨンだが、モンナスはプヨソンを信じてはいけないと忠告する。

サドグァン(パク・ヨンジ)から私家に呼ばれたチャン。モンナスから、彼が姻戚関係は力にもなるが、落とし穴にもなりうる王室との婚姻を避けたきた人物なので、下手に動かずに見守るようにとアドバイスを受ける。その夜チャンと話したサドグァンはチャンを大いに気にいる。

チン商団がすでに500人以上の兵を養成しており、先王の側近だったワングが訓練の指揮を執っていると報告を受けたウヨン。その後の調査でチン・ガギョン=ソンファがニセ者だということも発覚した。ウヨンは「一度真心を捧げた人を決して裏切らない」というチャンの言葉を聞いて、チャンが自分には真心をくれてなかったと気づく。そしてその夜、プヨソンの名を騙ってソンファを呼び出す。

朝になってもソンファが戻らず大騒ぎになる。そんな中、ウヨンに呼び出されたモンナスとチャンは捕縛されたソンファを見て驚く。ウヨンはソンファがチン・ガヨンでないと明かし処刑を命じる。そこに大将ことヨン・ギョンフンが兵を引き連れやって来て一触即発の事態に。モンナスが機転を利かせて「500の兵はギョンフンが育てた私兵で陛下も四男も死亡した後、チャンと共に宮殿に戻ろうとしたが、ギョンフンに反乱を起こそうと言われた」と話す。大将も、自分がかつて謀反の疑いを駆けられたヨン・ジュングンの息子で、父の汚名を晴らし身分を取り戻してくれれば私兵を連れてウヨンの下につくと申し出た。そして最後にチャンが、ソンファが新羅の女性で自分が愛する人だと告白。ウヨンは全員を釈放した。



■第51話「愛の苦しみ」
薯童謠©SBS翌朝、新羅に帰ってほしいというチャンに、「ウヨン公主が好きになりましたか?」と女の直感で茶化すソンファ。同じとき、ウヨンは彼らが隠していたのは恋慕だったと知り、チャンへの想いに戸惑う。

恵王が消渇(糖尿病)で合併症まで出ていて重篤な容態に。ウヨンはプヨソンに病名を隠すが、薬剤を確認したサテッキルに事実を知られてしまう。報告を受けたプヨソンはチャンス到来とほくそ笑む。王妃は王を失う不安から、ウヨンにサテッキルとの婚姻を勧めるが、ウヨンのチャンへの想いは募るばかり。

そんな折、チャンはソンファを危険な目に遭わせたくない一心から百済を去ってほしいと告げる。ところがウヨンが2人の会話を盗み聞きし、チャンが武康太子であると知り、愕然とする。宮殿に戻ったウヨンは、夜明珠を渡すことで自分をを騙し、王になろうと目論んでいたチャンを恨む。

王道を踏み出したチャンは、モンナスから「阿佐太子が外交に力を入れていたのは貴族たちを掌握できなかったからだ」と教わる。「これまでは民が生きるために必要な“塩”の安定供給が大事だったが、次世代では三国とも“米”が主食となる。地形的に百済は有利だが、それゆえに攻撃される理由にもなる。今後は国策として農業を考えるように。それが出来ればサドグァンら貴族も掌握でき、ウヨン公主も満足するはず」とモンナスは続けた。2人の話を聞いたウヨンは、モンナスのチャンへの熱心な教育も彼を王にするためだったのかと、改めて利用されたことを悔しがる。

部屋に戻ったウヨンをプヨソンが待っていた。「お前を敵と思ったことはないので、勢力を増やすことを止め、四男のことを教えてほしい」と告げて退室する。ウヨンは『この手紙を持っていく者が四男です。これが兄上への私の答えです。受け入れてください』と密告の手紙を書いて箱にしまう。

ソンファは謝罪の品を持ってウヨンに会いに行くが、ウヨンはソンファが王妃の座を狙っていると思い込み追い返す。ウヨンは別室にチャンを呼び、他に隠し事はないかと確かめる。「ありません」の答えに「信じる」と心とは逆の言葉を告げるウヨン。そして密告の手紙をチャンに届けさせるが、箱を開ける寸前にウヨンが駆けつけて箱を持ち去る。チャンから何があったのかと聞かれたウヨンは、「お前を差し出して兄上に命乞いをしようとしたが、お前を死なせることができない」と、チャンへの切ない想いを告白する。



■第52話「打ち寄せる荒波」
薯童謠©SBSウヨンの動揺ぶりを怪しみ追いかけてきたサテッキルは「まだチャンたちを信じるのですか」と訊ねるが、ウヨンは「2人が関係を隠したのは恋慕のため。お前はなぜ2人のことを兄上に告げなかったのか?なぜ2人を理解せず博士を裏切ったのか?お前は何を隠しているのか?お前も彼女に心を寄せていたのか?」と言い当てられる。

チャンは国策として水田の建設計画をウヨンに提案し、忠誠心を捧げると誓う。チャンは再びウヨンの信頼を取り戻しつつあった。チャンはサドグァンに水田の話をし、成功すれば勢力どころか時代を握れる」と持ち掛ける。チャンはウヨンに私兵の訓練を見せ、水田実験のために遠方にも出向く。ところがその最中に恵王の容態が急変。

モジンはモンナスがプヨソンに殺害される夢を見る。そして恵王が発作を起こし危篤状態なのを知ったモジンは、事態を知らせずにモンナスを百済宮から逃がそうとする。

その頃、恵王はプヨソンに王妃を殺さないよう遺言し、逝去してしまう。一方、水田実験を終えたウヨンはすぐ帰ろうとせず、チャンに大事な話をするために別宮でもう一泊すると告げていた。チャンは、許してくれたことに感謝し、「恵王の治世ために忠誠を尽くすことで、ウヨン公主へ真心を示すが、公主の恋心は受け取れない」とソンファへの恋を貫く。だがウヨンは「私を恋慕しなくていい。だが生き残る道は私と婚姻する道だけだ…」そして四男と知っていると言いかけたとき、サテッキルが飛び込んできて、恵王の訃報告げ宮へ急がせる。その一方でチャンを拘束し、拷問して武康王子の居場所を詰問するが、チャンは決して口を割らない。

モンナスは翌日モジンを残したまま一人宮殿に帰る。チャンを捜していたソンファは、サテッキルがチャンを連れ去ったことを知り、サテッキルの父であるアビジ商団のキム・サフムを訪ねる。

BS日テレ「薯童謠」番組サイト
 2024年2月13日スタート 月~金17:00-18:58(全74話版)2話連続放送

YouTube第1話無料配信中

kandoratop【作品詳細】【「薯童謠」を2倍楽しむ】