【最終週ネタバレ】「ブギウギ」福来スズ子(趣里)の圧巻の引退コンサートで幕!舞台に口づけ!

03月29日09時28分ドラマ
©NHK

NHK朝ドラ「ブギウギ」最終週となる第26週が3月25日~3月29日まで放送された。引退を決めた福来スズ子(趣里)は恩人・羽鳥善一(草彅剛)の最高の歌い手でありたかった!そして引退コンサート!NHK連続テレビ小説「ブギウギ」関連動画は番組公式サイトで、最新話はNHKプラスで公開されている。

戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルとした「ブギウギ」最終週の第26週は3月25日から放送された。第25週では、若手のライバルであり、尊敬する先輩・大和礼子(蒼井優)の娘・水城アユミ(吉柳咲良)と共に歌うことで力を得て、完璧ともいえる歌唱をやってのけるところで終わったが、第26週は、バーンアウト症候群のように、燃え尽きたスズ子の様子から描かれた。そして、引退を決意し、さよならコンサートを開催することになった。



スズ子から引退の意思を伝えられた羽鳥善一を演じている草彅剛の演技に注目が集まった。スズ子を大スターに押し上げた恩人の一人でもある羽鳥はスズ子の気持ちを理解しながらも、自分の歌が聴かれなくなってしまうことに反発を覚える。その様子を草彅剛が口元の数ミリの動きや顔の筋肉のわずかな動きで見事に演じきった。最終週にふさわしい見事な演技となり、Xでもトレンド入りしていた。また、28日に放送された回も趣里と草彅剛の二人による芝居で大半が占められた。これまでの思いを互いに告げ、理解するシーンが丁寧に描かれた。

実際、笠置シズ子も歌手を引退して、女優業へ進出している。引退後はカムバックの依頼を受けても断り、羽鳥善一のモデルとなっている服部良一の銀婚式コンサートの際に特別出演で歌ったのが、引退後の唯一の歌唱となっている。

クランクアップ後の趣里は、「撮影中は毎日のようにキャストやスタッフのみなさんとお会いしていたので、今はとても寂しい気持ちです。「元気かな?」と皆さんの顔を思い浮かべながら、かけがえのない時間を過ごすことができたのだと感じています」と話し、次週より始まる「虎に翼」に主演する伊藤沙莉から大変だったことを聞かれると、ドラマの性質上、お芝居、歌、ダンス、すべてを満遍なくやってきたと答えている。その集大成がみられる最終回となった。

【最終週・第26週(2024/3/25-3/29)ネタバレあらすじ】
男女オールスター歌合戦を全力で歌いきったスズ子(趣里)の評判は最高のものとなった。すべてを出し切ってぐったりしているスズ子にマネージャーのタケシ(三浦りょう太)は大絶賛の声をかける。股野(森永悠希)と娘の水城アユミ(吉柳咲良)はスズ子の楽屋を訪れ、スズ子の歌に感激し、自身ももっと勉強しなければと思ったと伝える。

年が明け、雑誌の紙面には「ブギの女王復活」の見出しが踊る。しかし、スズ子自身は、ある大きな決断をしようとしていた。スズ子は、その決断を胸に抱き、羽鳥善一(草彅剛)のもとを訪ねる。その決断とは歌手としての引退だった。羽鳥は静かにきいていたと思ったら、「引退は受け入れられない」という。スズ子が引退するということは、羽鳥とともに作ってきた歌を葬り去るということだというのだ。

スズ子は歌手を引退することを、愛子(このか)や、タケシ、大野(木野花)にも伝えた。羽鳥善一に絶縁すると言われ、タケシが大反対し家から飛び出していっても、スズ子の決心は揺らぐことはなかった。スズ子は、同志でありライバルである茨田りつ子(菊地凛子)にもその思いを伝える。りつ子は同士でもあるスズ子の気持ちを優先させるという。羽鳥には相談したのかと聞くと、羽鳥に反対されていると話した。

一方で、羽鳥はスズ子の引退を思いとどまらせることができないかとりつ子に相談をする。りつ子も麻里(市川実和子)も二人の関係は恋人ではないものの、歌手として嫉妬するくらい、妻としても嫉妬するほどだった。

歌手・福来スズ子の引退会見の当日。スズ子は結局、羽鳥善一とは話ができないまま会見に臨むことになってしまった。スター歌手の突然の引退宣言は世間の注目を集め、会見場には多くの記者が集まっていた。その中には、これまでスズ子たちのゴシップ記事をたくさん書いてきた記者・鮫島(みのすけ)の姿もある。スズ子は意を決して歌手引退についての思いを話し始める。鮫島は水城アユミという若いライバルがでてきたこととなにかとつなげようとするが、スズ子はそのことを認めつつも、最高のパフォーマンスができないからだと答える。週刊誌は総じて好意的な記事となった。



引退会見後もスズ子は、羽鳥善一と相変わらず話ができないままでいた。そんなスズ子に対し、茨田りつ子はきちんと羽鳥と話をするべきだと伝える。一方、麻里も善一にスズ子と話をすべきだと伝える。

意を決して、スズ子が羽鳥の家を訪ねようと家の玄関を出ると、そこには訪ねてきた羽鳥の姿があった。これまで苦楽をともにし、数々の名曲を生み出してきた二人が心の底から思いを語り合う。羽鳥はブギを作り、スズ子が歌い人気がでたが、「ブギ」がスズ子だけのものになっているような気がして嫉妬していたと素直に話す。そして、スズ子ともっともっと一緒に歌を作っていきたかっただけだという。羽鳥善一という作曲家を作ってくれたのがスズ子だというと、スズ子はそんなことはないといい、自分は羽鳥善一が作る歌を歌う“最高の人形”でいたかったのだと語る。羽鳥はスズ子の引退を認め、最後にコンサートを一緒にやろうと誘った。

スズ子のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子、愛子らが見守る中、舞台に登場するスズ子。歌を愛し、家族を愛し、義理と人情に満ち、ズキズキ・ワクワクしながら、多くの人々に歌で勇気を与え続けた歌手・福来スズ子の最後のステージ。照明が落ち、静まる客席。その中で、羽鳥善一のピアノ伴奏が静かにはじまる。いつもの編曲とは変えて、しっとりと東京ブギウギが流れ始めた。スズ子は渾身をこめて歌い、聴衆はその歌声に聞き入る。途中から華やかでポップな曲になると、観客席の皆もスタンディングで盛り上がった。曲が終わるとスズ子はみなに感謝をし、舞台に口づけて幕を閉じた。

■スタッフ他
脚本:足立紳、櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー・ブギ」
語り:高瀬耕造アナウンサー
出演:趣里,草彅剛,木野花,菊地凛子,市川実和子,水上恒司,水川あさみ,柳葉敏郎,水上恒司,水澤紳吾,森永悠希,三浦りょう太,吉柳咲良,このか,黒崎煌代,澤井梨丘,他

<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]、(土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「ブギウギ」番組公式サイト
NHK朝ドラ「ブギウギ」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk
NHK朝ドラ「ブギウギ」NHK-PRサイト

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