「青春ウォルダム」第15話:腕輪に隠された仕掛け、世子パク・ヒョンシク国婚を受け入れる(ネタバレ)

03月30日17時06分ドラマ
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韓国時代劇「青春ウォルダム~運命を乗り越えて~」(全20話)の第15話では、ミン・ジェイを犯人とする証拠でもある腕輪に仕掛けられた秘密が明らかになる。またチェイ(チョン・ソニ)の恋慕に気づかないファン(パク・ヒョンシク)が国婚を受け入れる覚悟を決める。この回のあらすじと見どころ、豆知識など紹介する。本作はLeminoにて全話独占配信中で、4月からはNHKBSなどでも放送する(放送予定など)。
【Leminoで独占配信の韓国ドラマ】



「青春ウォルダム」は不可解な呪いにかけられた孤独な王世子と、一家殺人の濡れ衣を着せられた天才少女とのミステリー・ロマンス時代劇だ。【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】では、時代背景やキャスト、モデルとなった実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめている。

■キャスト【相関図】【メイン6人徹底紹介】【その他】
イ・ファン役:パク・ヒョンシク
ミン・ジェイ[チェイ]/コ・スンドル役:チョン・ソニ
チャン・ガラム[カラム]役:ピョ・イェジン
ハン・ソンオン役:ユン・ジョンソク
キム・ミョンジン役:イ・テソン
チェ・テガン役:ホ・ウォンソ
 ほか

※以下、あらすじはネタバレですので、気になる方は見逃したときなどの参考に、見どころと豆知識を参考にしてください。

■第15話あらすじ

腕輪に隠された毒


吏曹判書の三女(7チャン・ヨビン)の遺体を検死しようとするミョンジンは駆け付けた役人に阻止される。ファンたちは萬研堂に戻って「三女が輿の中で餅を食べて吐血し、絶命した」と確認する。ミョンジンは、チェイが遺体から腕輪を素早く回収し、ファンがそれを見逃し、カラムもそれを黙認したことを不審に思う。

萬研堂を後にしたファンは、腕輪に気づいたカラムがチェイの侍女チャン・ガラムだと確信し、早く手放せと忠告する。だがチェイはカラムが命がけで自分を助けてくれた。「妹のようなカラムも世子が守ってくれませんか?」と頼む。その時チェイは、家族が毒殺される前、台所にやってきたヨム(キム・ウソク)がチェイの腕輪を触ったことを思い出す。萬研堂に戻って腕輪に毒を仕込む細工がしてあることを確かめる。ヨムはチェイも一緒に毒殺するつもりだったが、失敗。三女に関しては腕輪を拾った誰かがそれを売ったことで彼女の手に渡る、買った餅に毒がかかって死亡したと考える。だがこの腕輪がヨムとの愛の証とされているだけに、これではチェイの無実は証明できない。しかもヨムはすでに死んでいる。それ以外にも台所に牡丹の香が焚かれていたこと、ヨムが死亡時白髪だったということをミョンジンにも伝える。家に帰ったミョンジンは父から国巫も白髪でマムシが国巫の首を噛んで死に至ったと聞く。

婚約者の元に戻らないと決めたチェイ


その頃、ソンオンは世子嬪候補として上京してきたソウン(ハン・ソウン)に、世子は聡明かつ慎重でどんな困難にも立ち向かう芯の強い、王にふさわしい人だと教える。そして自分は今でもチェイを信じて待っていることを打ち明ける。でもチェイが生きているのなら、戻る気がないのかもしれないとも考える。

一方、チェイはぬれぎぬが晴れてもソンオンの元へは戻らないで、漢陽で子供たちに文字を教えながら1人で暮すとファンに告げる。もちろん王になったファンの近くにいたいからだが、口には出せない。

国婚を受け入れる世子


王はファンに世子嬪を英山ハン氏から迎えるので国婚に備えるよう告げる。ハン氏はソンオンの家門で王がもっとも信頼を寄せている。そして成州チョ氏に対抗できる唯一の家門でもあった。外戚になってもチョ・ウォンボのように権力を専横する心配は極めて低い、ファンの後ろ盾とするにもっともふさわしい家門だ。ファンを失脚させ、ミョンアン大君を王位につけて朝鮮と朝廷を支配下に置こうとしているチョ氏が実権を握れば朝鮮は危うい。この国婚は朝鮮のためにもファンが王になるためにも絶対条件だった。

ファンはチェイのために買った腕輪を池に投げ捨て、国婚を受け入れる覚悟を決める。そこにハンソンが、マンシクの兄嫁が数日前に開城の故郷に戻ったと報告する。話の中で坡州(パジュ)で刺客たちと戦った時、チェイも脚に怪我をしたことをファンは初めて知る。

部屋に戻ったファンは、チェイに坡州で何を伝えたかったのか訊ねるが、チェイが答える前にファンから「国婚を受け入れる」と訊いていただけに打ち明けることはできず、忘れたとごまかす。チェイの恋い慕うのが自分だと気づかないファンは、脚の傷についても黙っていたことなど何かと言いがかりをつける。チェイも言い返して雰囲気は険悪に。せっかく王様のご褒美の菓子を一緒に食べようとしていたチェイだが、菓子を置いて出て行く。

テガンから、10年前に碧川討伐に行ったパク・ハンスンの情報を聞く。ハンス以外にも成州チョ氏の者たちも大金を受け取り、おそらくそれがチョ・ウォンボからで、ハンスは他にもこの世がひっくり返るほどの重要な情報を握っているらしい。ファンはチョ・ウォンボからお金を受け取った証拠を探すよう命じる。テガンは碧川にこだわるファンに、その理由を聞く。「過ったことがあれば正すべき、無念さを抱えた者がいれはそれを晴らし、苦しい思いをした者がいれば慰める。そして罪を問うべきものがいれば、裁く」と答えるファン。そして、チェイのために庭に梅があり、日の昇るのがよく見える彼女の望み通りの家を用意するよう指示する。

萬研堂ミョンジンの名推理


萬研堂では四方案事件と開城の家族毒殺との共通点を洗い出したミョンジンは、“コ・スンドル内官”がミン・ジェイで“パク士人”が世子、そして“弟子”が侍女チャン・ガラムだと確信する。その頃、宮殿ではチョ・ウォンボがチェイとすれ違いざまに「東宮殿は好きか、世子は好きか」と矢継ぎ早に質問し、もちろん好きですというチェイの言質を取って「お前は世子が好きなんだな」と大声で繰り返す。

そんな中、幻覚におびえるミョンアン大君は亡きウィヒョン世子に桃をあげたのは自分だと言う。



■見どころと感想など
この回は、自分を恋慕する女人がいると知り上機嫌のミョンジンから始まる。もちろん、それはミョンジンをこっぴどく振ったキツツキ女をぎゃふんと言わせるためのカラムだが、本人は知らない。そんなキツツキ女こと吏曹判書の三女がまさか死亡するとは…。その結果、腕輪に仕掛けが明らかになった。毎回のように変人ぶりを発揮するミョンジンだが、推理の方は冴えており、四方案事件と開城の家族毒殺との関係図で事件を整理し、仲間3人の素性を見事に見破った。

それにしても開城にはいったい何があるのか?マンシクも大勢の荷物を送っていたが、マンドクも大量の荷物を送っている。

そして今回から登場する世子嬪候補のソウン。彼女がヨモギを燃やしているのが気になる。演じたのは「18アゲイン」でキム・ハヌルの少女時代を演じた若手女優。本作の後、「朝鮮弁護士」ウ・ドファンの妹役を演じている。

tvN公式YouTube予告動画

NHK「青春ウォルダム」
 BSP4K 4/7(日)21時、BS 4/12(金)[(木)深夜24時25分]スタート!

【作品詳細】【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】
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