【最終回前話】「青春ウォルダム」第19話:パク・ヒョンシク、チョン・ソニの告白を涙で聞く…世子廃位(ネタバレ)

04月02日00時08分ドラマ
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韓国時代劇「青春ウォルダム~運命を乗り越えて~」(全20話)の第19話では、碧川出身者たちの復讐計画の全貌が明らかに…一方、チェイ(チョン・ソニ)は世子嬪殺害犯として捕らわれ、世子ファン(パク・ヒョンシク)は廃位となってしまう。

この回のあらすじと見どころ、豆知識など紹介する。本作はLeminoにて全話独占配信中で、4月7日からNHKBS4Kなどで放送する(放送予定など)。
【Leminoで独占配信の韓国ドラマ】



「青春ウォルダム」は不可解な呪いにかけられた孤独な王世子と、一家殺人の濡れ衣を着せられた天才少女とのミステリー・ロマンス時代劇だ。【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】では、時代背景やキャスト、モデルとなった実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめている。

■キャスト【相関図】【メイン6人徹底紹介】【その他】
イ・ファン役:パク・ヒョンシク
ミン・ジェイ[チェイ]/コ・スンドル役:チョン・ソニ
チャン・ガラム[カラム]役:ピョ・イェジン
ハン・ソンオン役:ユン・ジョンソク
キム・ミョンジン役:イ・テソン
チェ・テガン役:ホ・ウォンソ
 ほか

※以下、あらすじはネタバレですので、気になる方は見逃したときなどの参考に、見どころと豆知識を参考にしてください。

■第19話あらすじ

復讐の墓誌


ハン・ジュンオン(チョ・ソンハ)が解読した密書には、「大雨でミン家のものでない墓誌(※)が流れ着いた。王室にゆかりのある地にある墓からの物と判明。ところがその墓が10年前の丙辰(ひのえたつ)年6月25日に祟礼門(スンレモン)の前ではりつけ刑にされた碧川の宋家、ソン・スチョンのものだと判明。彼には丁巳(ひのとみ)年3月9日に生まれたソン・ヒョンという息子が生きているはず」と記してあった。それはヒョンを王にする決意でもある。ファンとジュンオンは、それがミョンアン大君(イ・ハンビン)の生まれた日だと気づき驚愕する。大君は早産で生まれたとされていた。

※墓誌(ぼし):建てられる石碑。納骨されている故人の名前や戒名、没年月日、享年や行年などが彫刻される。

ミン家の皆殺しはこのためで、ヨンが探ししていたのは墓誌だった。ファンは、竈(かまど)の下に隠された墓誌をミミョンジンとカラムに取りに行かせる。

ミン・ジェイ、恋慕のための自白


東宮殿に戻ったファンは、チェイが呪いの書をみて「世子嬪が危険だ」と飛び出したと聞き、別宮に急いだ。チェイは世子嬪殺害犯として連行されるところだった。チェイは、自らが開城の殺人犯ミン・ジェインだと名乗り、家族を毒殺し世子を殺すために東宮殿に入り込み、隠し持っていた短刀で世子嬪を殺害したと自白した。

世子嬪を殺害したのは東宮殿のチェ尚宮だった。彼女はウィヒョン世子お付きだったが、ファンに請われて残った。しかしファンがウィヒョン世子を殺したと信じ込み、今回の暴挙に出た。その旨の遺書を遺して首つり自殺した。チェ尚宮の思いを知って利用sて生きたクォン尚宮は、彼女の遺書をすり替えた。ファンの手に渡った遺書には「コ内官から世子嬪を守れなかった罪を死んで償います」とあった。

罠に気づいたチェイが、自分がファンの弱点になると考え、ファンとの縁を断ち切ることでファンを守ろうとしたのだ。これに気づいたファンはチェイを助ける方法を必ず見つけると決意する。

ミン・ジェイ、世子に涙の告白


チョ・ウォンボ(チョン・ウンイン)が「殺人犯の女を東宮殿に入れた」として世子廃位を訴える。「自白は世子に恋慕した偽証だ」「世子がコ内官を寵愛していた」「しかも婚約者のいる女」と次々に証言し、鞠問を主張する。さらにはウォンボは証人まで準備して、世子嬪の条件を偽った左議政をも弾劾すべきと騒ぐ。ジュンオンは堂々と事実だと認めたうえで「外戚として権勢をふるう成州チョ氏を抑え、国をよくするための決断だった」と答えた。

獄舎に面会に来たファンにチェイは「妻もなく独りで老いるだろう…」の呪いの書を見せる。そして「すべての呪いが実行されるまで終わりません。世子はそれを阻止すべきです」という。「お前が死んだら、お前がそばにいなければ何の意味もない」とファン。チェイは「私の家族の無念を晴らせるのは世子だけ。そして聖君になってください」と前に進むようにといった後、「死ぬのは怖くない。ただ告白できなかったのが残念です…世子が気にしていた恋い慕う相手は世子です」と伝えた。ファンは涙でその告白を聞く。

開城のミン家に着いたカラムとミョンジンはついに墓誌を見つける。一方、テガムの元に兄テヨンが現れる。兄の後に従い、悪事を働いたのが本当かと確かめた。故郷に戻るためだというテヨンは、「一緒にネワンコルに行こう。満月の夜に松岳山の神木の下に来い」と告げる。テガムはこれを世子に報告し、ファンはテギョンにある密命を下す。

ソンオンは「チェイを放っておくのですか」とファンに迫る。「自分の地位を守れない私に何ができるのだ」と自嘲するファン。そんなファンに「相思相愛だと気づいていないのですか」というソンオンは…。

世子イ・ファン廃位


ファンがジェイを内官に変装させてそばに置いていたことが世に知れ、世子を廃位すべきとの声が高まる。王は陳述書の中に紛れていた文を手にする。そんな中、ファン自らが罪を認めて「私を廃位してください」と土下座で願い出る。ファンのこの行動にウォンボと継妃スヨンはそれぞれ驚く。翌日、王は「世子イ・ファンを廃位する」と発表する。そして宮殿を出て江華島へ行けとの命が下る。ジュンオンには、忠義に免じて官職のはく奪と自宅での幽閉の刑にとどめ、息子ソンオンには罪は問わないことに。そしてチェイは斬刑に処せられることに。

スヨンは呪いを完了させるためにファンの護送をするソンオンに「薬茶」を渡し、ウォンボはソンオンに父親の左議政復帰とソンオンの昇進を条件に、江華島につく前にファンを殺害するよう持ち掛ける。ウォンボから「次の世子はミョンアンだから、必ず約束を守る」という言質と約束の証文を受け取りこれを引き受ける。

世子出発の日、スヨンは呪いの書の完了を確信する。チェイは処刑場に連行される。そんな中、世子の一行が襲われる。カブス(イ・グァンフン)がとどめを刺そうとしたとき、ソンオンは「私の役目だ」とファンに刀を突き付ける。カプスが立ち去ったあと、ソンオンが差しだした手をサンが掴む。ソンオンは「もっと早く打ち明けてくれれば、世子様の心も軽かったでしょうに」と告げた。ずっと世子の友だったソンオンは相思相愛の二人を許した。そしてチェイを助け世子の地位を守ると決意する。

一方、処刑場に連行されるチェイを世子の命を受けたテガンが助けた。事情を知らないチェイから徹底抗戦を受けながらも無事救い出し、共にファンの元へ。

廃世子の反撃


宮殿では早くもチョナン大君を世子にしろとの上訴が上がるが、王は動かない。実は陳述書に紛れていた文はファンからのものだった。世子とジョンオンは「チョ氏を裁き、碧川の残党らの無念を晴らさせる」計画を王に話していたのだった。

ファンとソンオンはチェイ、テガン、ミョンジン、カラムと合流し、碧川出身者を善良な民として迎えるためにネワンコルに向かう。世子一行。ファンは世子嬪を殺害したのがチェ尚宮でウィヒョン世子への忠心からだと教えた。チェ尚宮はウィヒョン世子にファンが桃を上げたと信じてファンを恨んでいたのだ。そしてファンは仲間たちに3年間自分を苦しめた『呪いの書』を見せた。

その頃ウォンボは、やっとファンたちに騙されたと気づく。さらにウォノがマンドクが『蠹国病民』の陳述書を書いたホン・ジェヨンだと思い出し、カプスに捜しだせと命じる。しかしマンドクたちはネワンコル(=来往谷)へ発った後だった。カプスはもぬけの殻の店で風車を見つける。その風車にはダルレが萬研堂の皆に知らせるために残したもの。さらにパク・ハンスがいった「宋家の女がチョ家から輿に乗って出て行った」の言葉を思い出したウォンボは、スヨンのことだったと気づいた。



■見どころと感想など
最終回前話となる今話では、継妃スヒョンの素性とミョンアン大君の出自が回想シーンで描かれる。スヨンは妓生ヨニ、ソン・スチョンが鍛冶屋でヨニを見受けし、2人は夫婦になった。そんな二人の息子が“ヒョン(賢)”、夫亡きあと復讐のためにウォンボを通じて継妃に成り、早産したと偽った。これがミョンアン大君だ。クォン尚宮やマンドク夫妻も村人だった。

一方、開城に墓誌を探しにいったミョンジンとカラムにも注目。美しい女人姿のカラムを何かと気遣い、求婚ともとれるミョンジンの言葉をお聞き逃しなく。

獄舎でのチェイの告白にも泣かされたが、この回一押しはソンオンの男気だ。ソンオンの差しだした手をファンが握る場面はまさにブロマンスの極み!さあ、世子一行はウォンボ達に先んじてネワンコルに到着できるのか?

tvN公式YouTube予告動画

NHK「青春ウォルダム」
 BSP4K 4/7(日)21時、BS 4/12(金)[(木)深夜24時25分]スタート!

【作品詳細】【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】
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