テレ東「太宗イ・バンウォン~龍の国~」(全33話)第1-5話あらすじ:チュ・サンウクの怪演が凄すぎる

04月04日08時00分ドラマ
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テレビ東京にて4月5日から放送する「太宗イ・バンウォン」は朝鮮王朝の基礎を築いたイ・バンウォン=朝鮮王朝第3代王・太宗<テジョン>をチュ・サンウクが演じた歴史大作。第1話~第5話までのあらすじと見どころを紹介。YouTubeにて予告動画も公開中だ。

「太宗(テジョン)イ・バンウォン」は高麗という旧秩序を崩し、朝鮮という新しい秩序を作り上げていった時期に、誰よりも朝鮮建国の先頭に立ったイ・バンウォンに視点を当てた本格時代劇。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、各話のネタバレあり/なしのあらすじ、豆知識などまとめて紹介している。



■キャスト李家の人々紹介(17名)
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
イ・バンウ役:オム・ヒョソプ
 ほか
原題:태종 이방원/製作:2021年


■第1話
1388年、高麗。遼東征伐に向かった将軍イ・ソンゲは、明との戦に納得できず開京(ケギョン)に引き返すことを決める。これに憤慨した禑(ウ)王は、ソンゲを逆賊として扱い開京にいるソンゲの一族を捕らえるよう命じる。人質であった兄たちは脱出し、五男のイ・バンウォンも不穏な空気を感じ、妻のミン氏と子どもたちを実家に行かせる。

オープニングでチュ・サンウクの鬼気迫る演技に度肝を抜かれるが、本作の見どころを「イ・バンウォンの視点から描いた初めての作品。家族や人と人との関係を描いている」と語っていた。第1話ではイ家の互いを思いやる家族の絆や、妻ミン氏との良好な夫婦関係も見て取れる。また、近年多いフュージョン時代劇では、ワイヤーなどを使ったアクロバティックな史劇アクションが多いが、本作はベテラン俳優たちの殺陣や大規模な戦争シーンが見られるのもうれしい。今回、バンウォンが逃げることができたのは、馬での登庁を勧めてくれた賢妻ミン氏のおかげ。足並みそろえて歩く夫婦の関係が今後どうなるのか?バンウォンを演じたチュ・サンウクとミン氏役のパク・ジニは「ジャイアント」でも共演している。李成桂が遼東征伐に反対した4つ理由とこの回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは1話/全32話版ネタバレで。

■第2話
途中、行く手を阻まれてしまうバンウォンたちだが、ソンゲの第二夫人カン氏の助けで難を逃れる。王宮に迫ったソンゲは禑王の側近であるチェ・ヨンを倒し、開京を陥落させる。父や兄たちと再会し、バンウォンは父の力になりたいと申し出るが、ソンゲは登庁して政事をこなせと諭す。文官のバンウォンには血の道ではなく別の道を歩かせたいのだ。兄弟で唯一科挙に合格した優秀な弟バンウォンを、父が特別視することが面白くない四男バンガン、ソンゲはバンウォンを登庁させる。そんな時、禑王はソンゲの家に奇襲を仕掛ける。

家族で唯一科挙に合格したバンウォン。実在の李芳遠も優秀で学識ある人物と伝わっている。明に使臣として送られるほど語学も堪能で、武術と決断力も備えていた。今回はその他の息子たちの性格もストーリーの中でうまく描いている。これについては「李家の人々紹介」でまとめている。この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは2話/全32話版ネタバレで。

■第3話
禑王は回軍将帥の暗殺に失敗し、強制的に廃位にされ流配となり、その後、禑王の息子が王に擁立される。そんな中バンウォンは、ソンゲを狙った刺客に刺されてしまう。黒幕が流配地にいる上王(サンワン)であると知ったバンウォンは、議論の場で王を消せばいいと過激な発言をする。チョン・モンジュは不快感をあらわにして、バンウォンの意見を逆賊と呼び、席を立つ。ソンゲが何事にも名分が必要だと告げると…。

第3話でキーとなるのは“廃仮立真”という名分だ。これは本来偽物を配し本物をたてるという意味。歴史書によると、当時、実際に禑(ウ)王が辛旽(シンドン)の子供だという噂があったとある。この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは3話/全32話版ネタバレで。

■第4話
ソンゲの側近であるチョン・ドジョンは、定昌(チョンチャン)君を高麗の新国王恭譲(コンヤン)王に擁立する。だが王はイ・セクとピョン・アンニョルを官職に起用してソンゲを警戒。怒ったバンウォンは私兵を率いて王を脅し、セクたちを流配にし、禑王と昌王の処刑を命じさせる。ソンゲは処刑の決定がバンウォンの仕業であったことを知り…。

長男バンウと五男バンウォンとが激しく対立する。戦地を巡る父に代わって弟を愛し育てた兄。そんな2人が殺し合いをするのを見ていた父イ・ソンゲはどれほど辛かっただろう。バンウの強い忠誠心だけに注目すると、イ・ソンゲとバンウォンの行動は逆賊に見えるかもしれないが、当時(14世紀後半)の高麗は、外敵の侵略や元(中国)への朝貢などで社会は荒廃し、国土は疲弊。そんな中でも支配階級は民を搾取し、民は塗炭の苦しみの中で暮らしていた。イ・ソンゲやチョン・ドジョン、そしてバンウォンはそんな高麗に見切りをつけて新国を創ろうとし、チョン・モンジュとバンウは現状を憂いながらも、高麗王朝存続の上での改革を願っていたのだ。この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは4話/全32話版ネタバレで。

■第5話
大業を志した自分のせいで息子たちが争うことを嘆いたソンゲは、東北面(トンブンミョン)に帰ることを決める。知らせを受けたバンウとバンウォンは土下座して謝るが、父親の決意は固かった。ソンゲを王位に就かせ、新しい国を作ろうと宣言するドジョンは、説得され開京に戻ってきたソンゲに高麗の兵権を全て任せるよう王に進言する。

夢を諦めて帰郷する決心をしたイ・ソンゲが部下の一言でもう一度立ち上がる決心した。なかなか言い出せないチョ・ヨンムに何度も何が言いたいのかと促すイ・ソンゲ。「王になってください」の言葉を待っていたのかもしれない。今回もバンウォンの妻ミン氏が大活躍。「男は、婚礼の前は母が育て、婚礼の後は妻が育てる」妻ミン氏の台詞だ。夫を大物に育てようと決意した彼女は実家総出でバンウォンを後継者にすべく後押しする。チョン・ドジョンの後を追うように忠言したのもミン氏。相変わらず先見の明がある。ところがチョン・ドジョンが言うバンウォンが見落としているものとは何か?この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは5話/全32話版ネタバレで。

テレ東「太宗イ・バンウォン」番組サイト
 2024年4月5日スタート8:15-9:11
トレーラー

【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】

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