「シェア16歳の“いのち”はめぐる」SNSをめぐる“新たな現象”のもつ意味を作家・川上未映子が読み解きます

04月09日14時44分映画

4月13日(土曜日22時~)放送のNHKスペシャルは「NHKスペシャル「シェア 16歳の“いのち”はめぐる」を放送する。YouTubeにて予告動画も公開中だ。

「シェア 16歳の“いのち”はめぐる」では、4年前に亡くなった16歳の女性がSNS上に残した動画にいまも影響を受ける人々を取材。それぞれの境遇や思いを浮かび上がらせるとともに、作家・川上未映子がこの“新たな現象”のもつ意味を読み解いていく。



中学3年生の時に白血病と診断され、闘病の末に16歳で亡くなった小山田優生さん。優生さんは亡くなる10日前まで、毎日のように笑顔いっぱいの “ダンス動画”や“メイク動画”をSNSに投稿し、動画を通して多くの人が優生さんを見守っていた。

そして、彼女が亡くなったあと、不思議なことが起きた。すでにこの世にはいない彼女の動画を、今度は別の人が投稿し始めたのだ。番組では、いまなお、優生さんの動画をシェアし続けている人々を取材。残された映像を再編集して、80本を超える新たな動画を投稿し続けている10代の女性。「娘の生きた証を伝えたい」と、自身が撮影した優生さんの闘病中の姿をアップし始めた父。そして、動画をきっかけに優生さんの遺族を支えたいと動き出した人。さらに、この春、優生さんと同年代の1人のフォロワーが、彼女の遺影の前に立った―。いまは亡き優生さんに突き動かされる人たちの思いとは。

画像提供:NHK画像提供:NHK今回、この新たな現象を、自らの死生観と照らし合わせて読み解いたのは芥川賞作家の川上未映子。2月に母親を亡くしたことを公表したばかりの川上が見いだした“優生さんの動画に刻まれたもの”、そして、“シェア”という行為の本質とは。

【放送予定】
4月13日(土) 22時~22時49分
(再放送:4月16日(火) 午前24時35分~25時24分 )

YouTube|【NHKスペシャル】予告