石原さとみ×亀梨和也「Destiny」“一緒に死ねる”初回から伏線回収!?第1話ネタバレと予告
4月9日に石原さとみ主演のテレビ朝日系ドラマ「Destiny」の第1話が放送された。椎名林檎の主題歌「人間だもの」は壮大で最高のエンディング!TELASAで地上波未公開シーンを含む再編集版「Destiny」SPエディションを独占配信。予告動画は番組公式サイトと公式SNSで公開されている。
初回の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は世帯7.9%、個人4.4%だった。
「Destiny」は封印したはずだった青春時代の「光と影」、そして抗えない運命の中でも自分の意志を貫いて突き進む主人公・奏の姿を描く20年の時をかけたサスペンスラブストーリー。
4月9日に放送された第1話では、石原演じる主人公・奏と、亀梨和也演じる初めての恋人・真樹の出会いと、突然の別れ、そして12年後に運命的な再会を果たすまで描かれた。しかし、愛し合う二人が、何故別れなければならなくなったのか、大学時代の親友・カオリ(田中みな実)の事故死、そして奏の父の死の真相が、真樹とどうかかわっているのかは明かされていない。
視聴者からはさっそく20年前の事件に真樹の父・野木浩一郎(仲村トオル)が関わっているという、サスペンスものにはよくあるパターンが考察としてあがっている。ある程度予想のつく筋書になるかもしれないが、第1話には沢山の“伏線”や“匂わせ”が登場し、視聴者を強く惹きつけた。奏が真樹との出会いの時、カンニングの片棒をかつぎつぶやいた「私が犯した初めての犯罪」、そして「最初の裏切り」。奏自身も何かの罪を犯していることを告げている「あなたはこの恋を裁けますか?」という意味深な語り。
さらに、真樹が奏に語る「絶対に離れない手のつなぎ方」や「突然いなくなった母」、「社会のレールに乗れってこと?乗っかっても、レール自体が壊れてたら、ボロボロだったら?最初っから間違っていたら?それでもその上を突っ走るの?そんなの破滅じゃん」というその後の彼の人生を考えさせられるセリフにも注目が集まった。
大雨の中での運転中「奏でとなら、死んでもいい」と熱烈な告白をした真樹が、カオリの運転では死ななかった事実に、X(Twitter)には「カオリとは死にたくなかったわけね」「さっそく伏線回収?」といったコメントも。kanakanaと刺繍の入ったハンカチやメロンソーダなど意味ありげな小道具も多数登場、今後の小さな伏線回収も楽しみだ。
シリアスなドラマのラストに流れたのは、華やかでミュージカルのような椎名林檎の書きおろし主題歌「人間として」。どうにもハッピーエンドの気配がないドラマなのに、なんともワクワクさせられ、ドラマへの期待も高まった。
TELASAで配信される1話のSPエディションには、大自然あふれる長野で、奏、真樹、カオリ、知美、祐希が青春を謳歌する大学時代のシーンが追加され、奏と真樹が衝撃の出会いを果たした期末試験や、奏が初めてできた友だちと過ごすキャンパスライフ、そして仲間に秘密の恋にのめり込んでいく奏と真樹の姿など、未公開シーンを含め地上波放送版を再編集した箇所には「Special Edition」のテロップが入る。本編と見比べて、新たな発見を楽しんでみては?
■第1話 ネタバレあらすじ
「横浜地検」中央支部の検事・西村奏(石原さとみ)は、被疑者の取り調べに向かいながら、「東京地検」特捜部の検事だった父・辻英介(佐々木蔵之介)が亡くなった中学3年生の頃に思いを馳せていた。検事として正義を貫いてきた英介が、汚職事件に巻き込まれ、疑惑を残したまま自らの手で命を落とした。真実を知りたいただそれだけで奏は検事を目指した。思いは今現実となり、奏は今真実の扉を開くことに…、その日奏が対峙した被疑者は、かつての恋人野木真樹(亀梨和也)だった。
初めて彼と会ったのは「信濃大学」法学部に通う大学2年の夏の事だ。父の死以来、姓を替えて母の故郷・長野に移り住み、息を潜めるように生きてきた奏は、期末試験に臨む奏の隣に座った真樹からカンニングをさせてほしいと声をかけられた。驚く奏をよそに、その後も真樹は何かと奏に絡んできて、自分の友人・森知美(宮澤エマ)、梅田祐希(矢本悠馬)、及川カオリ(田中みな実)を紹介する。そんな真樹のおかげで、心を閉ざして生きてきた奏に初めて仲間ができた。
奏は大自然あふれるキャンパスで、4人の仲間たちといつも一緒に過ごし、青春を謳歌。初めて心から笑い、充実した日々を送る。「私たち、いつまでも友達でいようね」と誓いあいもした。そして、2年後、最初にその約束を裏切ったのは奏と真樹だった。「奏となら死んでもいい」と真剣につぶやく真樹の言葉にどきまぎする奏。それまで孤独に生きてきた奏と、心から人を好きになったことのない真樹は次第に惹かれ合い、仲間には秘密の恋が始まる。
奏は、カオリが真樹に惹かれていることに気付きながらも、あえて目をそらし、初めての恋に溺れていく…。
それぞれ進路を決める時期が近づいていた。奏と知美はロースクール受験を控え、カオリはなかなか就職が決まらずにいた。実家が金持ちでなんでも持っていそうなカオリだが、奏と真樹が密かにつきあっていることに気づき「いつも私が本当に欲しいものは手に入らない」と情緒が不安定になっていた。
そんなある日、「冤罪」についての卒論に取り組んでいた知美が、奏の父の死に真樹が関係していることに気づく。それを知ったカオリはさらに調べをすすめ、真樹と奏はつきあうべきではないと知美に告げる。知美はカオリにこれ以上個人的なことに踏み込まないよう諭すのだが…。
常軌を逸したカオリは真樹を呼びだして、車に乗せた。そして真樹が奏とつきあうべきではない理由を告げると、抵抗する真樹の言葉も聞かずに、「ねぇ一緒に死なない?」と車のスピードをあげた。
その夜、真樹の帰りを待っていた奏の元に、知美がカオリが事故で死んだという知らせに来た。助手席に乗っていた真樹は命を取り留めていたが、警察からの事情聴取をうけることになった。警察署には真樹と折り合いの悪い弁護士の父・野木浩一郎(仲村トオル)が事故の状況を知るため訪れていた。
コンビニに行くといって出かけた真樹だったが、いつもと少しだけ様子がおかしいことに奏は気づいていた。そして、カオリからは「サヨナラ」というメッセージが届いていた。
結局、その事故はカオリの過失とされ、真樹はなんの罪にも問われなかった。しかし、事故の後、真樹からの連絡はなく、カオリの葬式にも現れなかった。祐希と知美と葬儀会場から出てきた奏は、真樹の姿を確認する。奏は真樹の後を追いかけるが、横断歩道で引き離されてしまう。振り返った真樹は「ごめん。俺がカオリを…」と言って姿を消した。この事件を境に、永遠を誓ったはずの友情も、彼らの青春時代も突然終わりを告げた。奏はその年のロースクールの受験を失敗した。
そして12年後。検事となり「横浜みなと総合病院」の外科医をしている恋人・奥田貴志(安藤政信)と幸せな日々を送っている奏。担当患者の急変で三日も家に帰れていない貴志を心配した奏は、お弁当と着替えをもって病院を訪れた。その時、緊急搬送されてきた患者がいた。それは、ほかでもない真樹だった。奏と真樹はすれ違うが、お互いまだ気づいてはいない。
20年前の父の死の謎に繋がっていている真樹、そして真樹が最後につぶやいた言葉…奏は、思いもかけない形で再び大学時代の事件に向き合うことに…。
■第2話 あらすじ
奏は、大物政治家の息子が絡む違法薬物売買事件を担当していた。事件の注目度が高まる中、被疑者は犯行を否認し、焦った奏は帰宅後も仕事を続けていたところ、恋人の貴志(安藤政信)から突然プロポーズされて…!?そんな中、久しぶりに大学に立ち寄った奏の前に≪あの事件≫以降、姿を消していた当時の恋人・真樹(亀梨和也)が現れる。これを機に、再び出会った2人の運命が大きく動き始め…。
「Destiny」は、テレビ朝日系にて4月9日より毎週火曜21時放送スタート/主題歌:椎名林檎「人間として」/出演:石原さとみ 亀梨和也 安藤政信 宮澤エマ 矢本悠馬 曽田陵介 田中みな実 佐々木蔵之介 仲村トオル 高畑淳子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@Destiny_tvasahi」。番組公式Instagramアカウントは「@Destiny_tvasahi」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。
◇テレビ朝日「Destiny」番組公式サイト
【2024年春ドラマ紹介】