吉沢亮主演『ぼくが生きてる、ふたつの世界』9月公開決定、ティザーポスター&WEB限定超特報、新キャスト解禁

04月23日08時00分映画
©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会

呉美保監督、吉沢亮主演の『ぼくが生きてる、ふたつの世界』が、今年9月新宿ピカデリー他にて全国ロードショー決定!あわせて新キャストが発表され、原作者・五十嵐大さん、共演の忍足亜希子さんからのコメントも到着した。またティザーポスタービジュアル、WEB限定 超特報が解禁された。



2014年モントリオール世界映画祭ワールドコンペティション部門最優秀監督賞に輝き、第87回アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表作品に選出、そして 2014 年キネマ旬報ベスト・テン 1 位に輝く『そこのみにて光輝く』の監督・呉美保が、9年ぶりの長編作品のテーマに選んだのは、コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた 30 のこと」。脚本を担当したのは、『ゴールド・ボーイ』(24)、『正欲』(23)等を手掛ける港岳彦。

そして、主演を務めるのは『キングダム』シリーズ、『東京リベンジャーズ』シリーズ等の
話題作から、作家性の強い監督作等、幅広い作品に出演し、2025年には吉田修一原作、李相日監督『国宝』の公開が控える吉沢亮。本作では、耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現する。

この度、解禁された本作の新キャストには、吉沢亮演じる五十嵐大のろう者の母・明子役に忍足亜希子(おしだりあきこ)、父・陽介役に今井彰人。ろう者俳優として活躍する二人が溢れんばかりの息子への思いを見事に表現。 忍足亜希子は「私は五十嵐大さんの家庭とは逆の境遇で、私は生まれつき きこえない子供で、きこえる親から生まれ、きこえる世界で育ちました。 自分は何者なのか孤独感や苦悩と葛藤しながらも、きこえる世界ときこえない世界を行き来するという、同じ立場だからこそ、とても共感しました。 コーダの世界をひとりでも多く知ってもらえる良い機会になれば見方も変わると思います」とコメント。

さらに、ユースケ・サンタマリア、烏丸せつこ、でんでんなど個性豊かな俳優陣が脇を固める。才能あふれるスタッフ、キャストによって紡がれる誰もが共感する母と息子の物語が今年9月に新宿ピカデリー他全国公開となる。あわせて解禁となったティザーポスタービジュアルは、主人公・五十嵐大(吉沢亮)が故郷である宮城県から東京に向かう電車の中の一幕を切り取ったもの。車窓をまっすぐに見つめる瞳には故郷への思い、そして未来への期待が込められている。撮影をしたのは写真家・文筆家の齋藤陽道。原作「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた 30 のこと」の表紙も撮影しており、本作のポスター写真撮影も担当することとなった。

*ポスター写真撮影カメラマン:齋藤陽道(Harumichi SAITO)
1983年、東京都生まれ、2020年から熊本県在住。都立石神井ろう学校卒業。2010年写真新世紀優秀賞。2014年、日本写真協会新人賞。E テレ「おかあさんといっしょ」のエンディング曲「きんらきらぽん」の作詞を担当。写真家・文筆家としてだけでなく、活動の幅を広げている。

*WEB限定 超特報 解禁!
さらに本作の WEB 限定 超特報が解禁! 橋梁きょうりょうを走る列車の車窓、駅のプラットフォームには、故郷・宮城から上京するための列車を待つ五十嵐大(吉沢亮)が。きこえる世界の彼が見つめているのは、きこえない世界の母の後ろ姿。そして大を乗せた列車が新緑のトンネルをぬけ、これから経験していくであろう“ふたつの世界”をつなぐかのように進んでいく・・・母のことを思いながら、未来への思いを馳せる大の表情から本作の物語を伝える映像となっている。

公式youtubeアドレス:超特報

バリアフリー字幕版



◆本作における「きこえる/きこえない」表記について:
「聞こえる」=音・声を耳に受ける。耳に感じ取る。
「聴こえる」=注意して耳にとめる。耳を傾ける。
それぞれの漢字の意味するところが違うことにより意味を限定してしまうこともあるため、「きこえる」とひらがなにすることで幅広い意味合いをご理解頂ければと思い、ひらがなにて統一して表記することになりました。


■あらすじ
宮城県の小さな港町、耳のきこえない両親のもとで愛されて育った五十嵐大。幼い頃から母の“通訳”をすることも“ふつう”の楽しい日常だった。しかし次第に、周りから特別視されることに戸惑い、苛立ち、母の明るささえ疎ましくなる。心を持て余したまま20歳になり、逃げるように東京へ旅立つが…。


監督:呉美保 『そこのみにて光輝く』(14)、『きみはいい子』(15)等
主演:吉沢亮 『キングダム』シリーズ、『東京リベンジャーズ』シリーズ等
脚本:港岳彦 『ゴールド・ボーイ』(24)、『正欲』、『アナログ』(23)等
原作:五十嵐大「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊)
企画・プロデュース:山国秀幸 『オレンジ・ランプ』(23)、『ケアニン』シリーズ等
手話監修協力:全日本ろうあ連盟
製作:「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会(ワンダーラボラトリー/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ/ギャガ
/JR 西日本コミュニケーションズ/アイ・ピー・アイ/アミューズ/河北新報社/東日本放送/シネマとうほく)
©五十嵐大/幻冬舎 ©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
配給:ギャガ

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