27日放送したtvN「涙の女王」第15話に、ホン・ジンギョン、チョ・セホ、ナム・チャンヒが探偵としてサプライズ出演した。

手術の後遺症で記憶を失したホン・ヘイン（キム・ジウォン）は、ユン・ウンソン（パク・ソンフン）の嘘を信じて、ペク・ヒョヌ（キム・スヒョン）はもちろん、家族まで遠ざけてしまった。



家族たちがショックに陥る中、ヘインの父ホン・ボムジュン（チョン・ジニョン）が、密かにドイツでヘインをフォローさせた探偵を呼んだ。

そして登場したのは、洪吉童（ホン・ギルドン）探偵事務所の3人。ちなみに洪吉童とは韓国に実在したと言われる三大義賊1人で、韓国では「神出鬼没」の慣用句にもなっている（詳しくはこちら）。

ホン・ジンギョンは、自分が洪吉童の末裔だと自己紹介し、偽装工作の名人のチョ・セホ、潜伏が癖のナム・チャンヒが登場し、2人を「左青龍、右白虎のような仲間たちです。見ての通り、平凡な容貌を生かして潜伏業務を担当している」と紹介。ホン・ジンギョンはもっぱら頭脳担当というところだ。

さらにホン・ジンギョンは、「漫画喫茶を経営していました。漫画こそが、世界のすべての出来事や事件のケースを網羅したデータベースです。私の探偵生活の原点となったと言えるでしょう」と自己紹介した。

ここまでで、韓ドラファンならピンと来たはず。ホン・ジンギョンはキム・スヒョン主演の「星から来たあなた」でヒロイン（チョン・ジヒョン）の親友で貸し漫画屋社長のホン・ヘイン(ボクチャ)役を担当し、チョ・セホとナム・チャンヒは店の常連客だった。また、ホン・ジンギョンの台詞の「洪吉童の末裔」は、キム・ジウォンが出演した「太陽の末裔」を意識させる（笑）。

最後の最後までドラマファンを喜ばせてくれる仕掛けが満載だ。

なお、ホン事務所の3人はエピローグにも出演し、頭脳担当のホン・ジンギョンが、完璧に見えたウンソンの「婚約者に成りすまし作戦」の穴を見つけた。ウンソンが、ハンカチでヘインの口元を拭こうとしたり、歩くときに手を貸そうとしたりするとき「大丈夫、自分でやるから」とヘインがこれを断ったこと。「女性は気のある男性にあんな断り方をしません」と見抜き「記憶はなくてもこれだけ頑ななのはハートは“何か違う”と感じたから」としウンソンの「独り相撲」を指摘して、ヘインの家族たちを安心させた。但し、「このタイプは現実を知ると暴走します」と予告したように、15話ラストはヘインとヒョヌに大変なことが起きた。果たして何が起きたのか？この回のネタバレあらすじと見どころは後ほど【「涙の女王」を2倍楽しむ】で紹介する。

いよいよ本編残り1話…ヒョヌはウンソンとモ・スルヒの罪を暴くことができるのか？
最終回となる第16話は、28日21時10分に放送する。その後、Netflixにて独占配信される。

◇tvN HP
◇YouTube｜Netflix「涙の女王」オフィシャル予告編

【作品詳細】【「涙の女王」を2倍楽しむ】