ソン・ジュンギ出演映画≪ファラン≫邦題『このろくでもない世界で』7月26日公開決定、場面写真も公開
ソン・ジュンギが脚本に惚れ込み、出演を熱望した韓国映画『ファラン(原題)』が『このろくでもない世界で』の邦題で、7月26日(金)よりTOHOシネマズシャンテほかにて全国公開されることが決定した。あわせて、場⾯写真が解禁となった。YouTubeにてオリジナル版の予告動画を見ることができる。
5月7日(火)に授賞式が⾏われる百想芸術大賞4部門ノミネート、第76回カンヌ国際映画祭&第28回釜山国際映画祭にも公式出品された話題作の物語はこうだ。
ある寂れた町を舞台に、義父(ユ・ソンジュ)から暴力を受けるヨンギュ(ホン・サビン)は、母親(パク・ボギョン)とオランダに行って暮らすのが人生の目標だった。自身をいじめる人たちと争い、示談金を用意しなければならない状況に置かれた彼は、暴力組織の中間ボス(ソン・ジュンギ)に助けてもらう。そして高校生のヨンギュは学校を離れ、組織で新しい人生を始めることになる。
※原題の『ファラン』はヨンギュが目指した“オランダ”を意味する。
本作の監督と脚本を手掛けたのはキム・チャンフン。社会格差の闇を描き続ける韓国映画界から新たに発掘された監督で、本作が初長編作品となる。⾝体的痛みと心の叫びが渾然⼀体となった⾒事な脚本に惚れ込んだソン・ジュンギがチゴン役を熱望したことから、この企画が本格的に動き出したという。
ソン・ジュンギは「これは韓国映画界に絶対に必要なプロジェクトだと信じていたので、参加する機会を頂けて感謝している」とその理由を語っている。チゴンの属する犯罪組織の門を叩くほかなかったヨンギュは、仕事という名の“盗み”を働き、徐々に憧れのチゴンに認められていくが……このろくでもない世界で、響き合ったふたりにほんの⼀瞬でも陽が注ぐことはあるのだろうか?
ヨンギュ役に扮したのは映画初主演のホン・サビン、長編デビュー作のキム・チャンフン監督というフレッシュなメンバーのなか、「ヴィンチェンツォ」『ロ・ギワン』等で主演を務め、4月28日(⽇)に最終回を迎えた超話題のTVドラマ「涙の女王」に弁護士“ヴィンチェンツォ役”としてカメオ出演するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのグローバルスターであるソン・ジュンギが果たした役割は大きかった。
「トキメキ☆成均館スキャンダル」「太陽の末裔」で女性ファンを夢中にさせて以来、常にトップスターであり続けた彼が、大きく作り上げた体躯になまなましい傷を全身に刻んだ犯罪組織のリーダーという、これまで⽬にしたことのない姿で登場。表情や声のトーンまで徹底的に変⾝させて、チゴンというキャラクターを時に大胆に、時に繊細に演じ切った。その渾身の演技と若⼿チームとの協働がカンヌ国際映画祭&釜⼭国際映画祭の公式出品へ導き、そして本年の百想芸術⼤賞<映画部門>に自身をはじめ、ホン・サビン、キム・ヒョンソ、キム・チャンフン監督がノミネートされる快挙に繋がったと言えるだろう。
公開された場⾯写真では、ソン・ジュンギがソン・ジュンギであることを消し去り、そこには裏社会の男に変貌を遂げたチゴンの姿がただ写っている。暗い部屋で眼光鋭くこちらを⾒据える男。それなのになぜかその瞳に⽣気は感じられず、虚無感を纏っていることが伝わってくる。薄汚れた顔には傷の跡もあり、闇組織に⾝を置く⼈間の悲哀さえも⾒て取れ、この役に懸ける彼の並々ならぬ覚悟がうかがえるカットとなっている。
ソン・ジュンギ第⼆章の幕開けとも⾔うべき、いまだかつて⽬にしたことのないほどワイルドな役柄に挑戦したダークノワール『このろくでもない世界で』は、7月26日(⾦)よりTOHOシネマズシャンテほかにて全国公開される。
<映画祭出品&賞情報>
第76回 カンヌ国際映画祭 「ある視点」部⾨正式出品
第28回 釜⼭国際映画祭 「Korean Cinema Today ‒ Special Premiere」
第44回 ⻘⿓映画賞 受賞 <⼈気スター賞:ソン・ジュンギ/新⼈男優賞:ホン・サビン>
第22回 ディレクターズ・カット・アワーズ 受賞 <新⼈男優賞:ホン・サビン>
第60回 百想芸術⼤賞 映画部⾨ 4部⾨ノミネート (※5⽉7⽇発表)
<助演賞(男性):ソン・ジュンギ/新⼈演技賞(男性):ホン・サビン/新⼈演技賞(⼥性):キム・ヒョンソ/ 新⼈監督賞:キム・チャンフン>
映画『このろくでもない世界で』
公開表記:7月26日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
コピーライト:©
2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED
英題:『HOPELESS(英題)』
監督・脚本︓キム・チャンフン(初⻑編監督作品)
出演︓ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ(BIBI)
配給・宣伝︓ハピネットファントム・スタジオ
2023 年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題︓화란/英題︓HOPELESS/123分/字幕翻訳︓本⽥恵⼦/R15+
◇公式HP
◇X︓@hopeless_movie
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