「イップス」第5話 バカリズムがまさかの誘拐!?篠原涼子と染谷将太で事件を解決!ネタバレと第6話予告
5月10日(金)にフジテレビ系 金9ドラマ「イップス」第5話が放送され、なぜか森野(バカリズム)が誘拐されるという驚きの展開に!第6話で、ついに『歪な十字架模倣事件』の詳細が明らされる。ゲストはモロ師岡、華耀きらり。予告動画は番組公式サイトで配信中。Tverで最新話を無料配信、FODで全話配信されている。
「イップス」は、互いにイップス(Yips=心の葛藤により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼし「できていたことができなくなってしまう」心理的症状のこと)を抱えたおしゃべりなベストセラーミステリー作家・ミコと、犯人を追い詰めることが出来なくなったエリート刑事・森野が事件を解決してゆくミステリーコメディー。
5月10日に放送された5話では、裁判所で発生した転落事件を、たまたま居合わせたミコと、森野が捜査を開始。ところが、いつもの言い争いが加熱しすぎて、森野を弱らせるパワーワード「卑怯者」をミコが使ったことで、森野がミコを拒絶。その後いっさい捜査に顔を出さなくなってしまう。
イップスの症状が悪化して、トイレに引きこもってしまったのだとばかり思っていたが、実は何者かによって拉致されていたことがドラマ終盤で判明し、視聴者を驚かせた。
森野不在でも、ミコは丁度居合わせたミコの弟で弁護士の慧(染谷将太)を連れて、ほとんど単独でアリバイトリックを見破り、犯人を自白にまで追い込む。人気推理小説だけあって、ミコも只者ではない。
犯人は“絵が描けなくなった”原因を取り除こうとして殺人を犯したのだが、原因がなくなっても、思うように描けなかったと犯人は嘆く。イップス克服のため、もがき続けているミコには、悲報に聴こえたのではないだろうか。
5月17日に放送される第6話の予告で、やっと『歪な十字架模倣事件』のあらましが明かされた。
この事件は、都内でスナックを経営していた湯上幸(華耀きらり)が殺され、遺体の胸には十字架が刺さっていたというショッキングな殺人事件で、被害者の名前と殺害方法が、ミコの小説『歪な十字架』とまったく同じだったことから、一部で『歪な十字架模倣事件』と呼ばれるようになったのだという。
次回放送では、2人のイップスの秘密(キッカケ)も詳細に明かされるのだろうか?
■第5話 ネタバレあらすじ
黒羽ミコ(篠原涼子)は、小説のネタ集めのために運転手の坂浦猛(渡辺大知とともに裁判の傍聴に来ていた。大手建設会社による不当な圧力が原因で起きたとされる、建設現場での死亡事故についてその責任を争う裁判で、ミコがコメンテーターとして出演している情報番組でも取り上げていた注目度の高い案件だった。
傍聴席についたミコは、坂浦の左に法廷画家と思われる男性・板野恭二(渡部篤郎)が座っていることに気付く。
裁判では、被告で発注元である大手建設会社、茄子原建設の弁護を担当するやり手弁護士・杉本浩紀(田中要次)が、施行計画書の合理性を主張。原告の梅坂工務店が利益を上げるために施行行程を省略した結果起きた事故ではないか、と主張し逆に原告側を追い詰めていた。
閉廷後、ミコたちは別の法廷へと向かった。ミコの弟・慧(染谷将太)が担当している、テレビドラマの制作現場で起きたパワハラ事件の裁判だった。先ほどの法廷とは違い傍聴席もガラガラだった。ミコはパワハラ事件のあらましを聴いてヤジを飛ばし、裁判官から何度も忠告を受ける。この裁判でも法廷画を描く準備をしている板野の姿を見かけるミコたち。
同じころ、裁判所の屋上に杉本を誘い出した板野は、杉本を七階から突き落として殺害。男性が転落死したという通報を受け、現場に駆けつけた森野徹(バカリズム)に、機動捜査隊の酒井(味方良介)と森野の相棒の樋口(矢本悠馬)が状況を説明。
傍聴後、近々誕生日を迎える慧にド派手なネクタイをプレゼントしたミコは、森野の姿を見つけると早速この一件に首を突っ込む。被害者が杉本だと気づいた慧は、報酬が高ければどんな依頼でも引き受けるという杉本が多くの人から恨みを買っていたと明かす。
現場の状況から、杉本が何者かに突き落とされた確率が高く、怨恨による殺人の可能性が高いとにらむミコと森野。杉本の背中に残っていた黒鉛から、法廷画家の使う鉛筆ではないかと気づいたミコは、さっそくは板野から話を聞く。
板野は15年前に画家として芽が出てきた頃に支えとなっていた妻を交通事故で亡くし、それからは思うように絵が描けなくなり、今は法廷画家を生業にしていた。妻の事故加害者の弁護人だった杉本を恨んで殺害したのではないか?ミコは板野の手に着いた黒鉛が殺害の証拠だと詰め寄るが、板野には事件がおきた時間に傍聴席にいたという鉄壁のアリバイがあった。
樋口の調べで、数カ月前に杉本が弁護を担当した裁判で、妻子を亡くした被害者家族の榊という男性とトラブルになっていたことがわかる。さらに、榊が「これで妻と子供のところに行ける」と遺書をのこして自殺したとの情報が入る。
ミコと森野のゆさぶりに動じない板野。ミコはしびれを切らして森野を「卑怯者」呼ばわりし、森野から「もう現場に来ないでください」と突き放されてしまう。ミコはすぐさま謝罪のメッセージを送るが、森野からは既読も着かない。
森野に似た人物を追いかけたミコは、共に杉本に恨みをいだく杉本と榊が共謀し、アリバイ工作をしたことにきづく。さらに、杉本も榊のように命を絶とうとしているのではないかと考えたミコは、慧を連れて杉本のアトリエに向かう。
慧のネクタイの柄と、裁判中にミコが忠告をうけたことを知らなかったことで、板野が犯行時に傍聴席にいなかったことを証明してみせたミコ。板野は妻の死後、絵が描けなくなってしまったことに悩み、その原因が杉本にあるのではないかと思い殺害したと話す。しかし、殺人を犯しても、板野は思うように絵は描けなかった。
事件解決後も森野と連絡が取れない。実は数時間前、森野は何者かに襲われて拉致されていた。
■第6話 あらすじ
森野から突然連絡を絶たれてしまったミコのもとに、慧から「急いでこれを見て」と、メッセージと共にURLが届く。URLを開くと、動画の中で森野は、8年前に起きた殺人事件の犯人として逮捕されたタクシー運転手・異口治(モロ師岡)は冤罪だと訴えている…。この事件は、被害者の名前と殺害方法が、ミコの小説『歪な十字架』とまったく同じだったことから、一部では『歪な十字架模倣事件』とも呼ばれているものだった。森野はこの事件の捜査を自身が担当していたことを明かし、自分が誤認逮捕したことを認め、異口の釈放を訴えていた。
あくる日、ミコはコメンテーターを務めるワイドショー番組『朝キュン』の番組サイドから、予定を変更して『歪な十字架模倣事件』と森野の告発について特集したいとの要望が入る。ミコは、あの事件に触れるのなら出演しない、と言って拒否。そしてミコは、動画に映る小さなヒントをもとに森野が誘拐されたのではないかと考え、森野を探し始め…。
「イップス」(毎週金曜日21時)はフジテレビ系にて4月12日放送スタート。主題歌:AARON『フェイス』/出演:篠原涼子、バカリズム、染谷将太、渡辺大知、勝村政信、味方良介、足立英、矢本悠馬ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@yips_fujitv」。
◇フジテレビ「イップス」番組公式サイト
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