「世子が消えた」第9・10話 EXOスホ、ホン・イェジが宿敵の娘と知り激怒、涙の別れ!?ネタバレ

05月13日20時20分ドラマ
MBN drama公式Instagramより

EXOスホが時代劇初挑戦のMBN新ドラマ「世子が消えた」が毎週土日に放送中。今回は、5月11日・12日に放送された第9・10話のネタバレあらすじや見どころ、視聴率を紹介する。予告動画はYouTubeで公開中だ。



「世子が消えた」(原題)は、EXOのスホが時代劇初挑戦する話題作!世子が世子嬪にポッサム※された⁉自らの人生を歩むため奮闘する男女2人の愛と成長を描くロマンス時代劇だ。「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」脚本家のキム・ジス&パク・チョルによるスピンオフ作品として注目を集めている。
(※ポッサムとは再婚が法的に禁じられていた朝鮮時代に、寡婦を布で包み(包む=ポッサム)連れ去るよう偽装することで再婚を可能にした当時の風習)
【「世子が消えた」を2倍楽しむ】では“ポッサムについて”など時代背景や各話のネタバレ(あり、なし)あらすじと見どころ、視聴率などまとめている。

■キャスト
世子イ・ゴン役:スホ/EXO(キム・ジュンミョン)
 子役:チョン・ヒョンジュン
世子嬪候補チェ・ミョンユン役:ホン・イェジ
異母兄弟トソン大君役:キム・ミンギュ
 子役:ヤン・フィウォン
大妃ミン・スリョン役:ミョン・セビン
王医(ミョンユンの父)チェ・サンノク役:キム・ジュホン
 ほか

■第9話あらすじ
イ・ゴンは母方の祖父ヒョンモク(ナム・ギョンウプ)に会いに行くイ・ゴン。ここにいては祖父も危険な目に遭うかもしれないためすぐに発つ予定であったが、その直後、教旨(王からの命令)を持った官軍らによって家を取り囲まれてしまう。しかし外に出たイ・ゴンは大妃ミン・スリョン(ミョン・セビン)が送ったという教旨を投げ捨てて「これは偽物だ」と主張、何と本物のオクセを取り出すのだった。王は倒れる直前、王妃(ユン・セレ)にオクセをイ・ゴンへ渡すように伝えていたのだった。王妃はトソン大君(キム・ミンギュ)を通じてイ・ゴンにオクセを伝達したのだった。またイ・ゴンは自身が捕まったという偽の知らせを大妃へと伝えさせる。

王の容態は悪化する一方。王に使われた毒はとても珍しい種類で、チェ・サンノク(キム・ジュホン)以外はもはや治療が不可能な状態だと悟ったトソン大君。またイ・ゴンが捕まったという偽の知らせを聞き、大妃とサンノクに深々と頭を下げ、何でもするから王を治療してくれ、そしてイ・ゴンを解放してくれと頼み込む。大妃は了承するも、全て自身が責任を持つこと、約束を決して忘れないようにと釘をさす。こうしてサンノクらは王のもとへ行き、拒む王妃を抑えて王の治療を開始するのだった。

その後王は回復の兆しを見せはじめ、トソン大君は王妃にその旨伝えると同時に、自身が世子になると宣言する。反対する王妃に対し「王が誰にも知らせず世子のイ・ゴンへオクセを渡そうとしたことは何ともないが、自分にすら伝えず黙っていたことが寂しい」と伝える。そして王を助ける他の方法がないため、世子にならなければと決心を伝えるのだった。

一方でイ・ゴンが世子だと知ったミョンユンは、涙を流して「お許しください」と言い自身の身分を明らかにしようする。しかしイ・ゴンはミョンユンがサンノクの小間使いとして謝罪したと思い「私は君の主人を許すつもりは毛頭ない。お嬢様もそれを避けることができないだろう。しかし君のことは私が守る」と言い、ミョンユンの罪悪感は増すばかりだった。

しかしその後イ・ゴンが再度訪ねて来た際に、ミョンユンは自身が小間使いオウォルではなく、チェ・サンノクの娘であると白状。衝撃を受けたイ・ゴンは「父の罪を娘に問うことはできないと頭では分かっているものの、気持ちは到底受け入れることができない」と怒りを露わにした。サンノクの悪事の詳細を知らないミョンユンは代わりに許しを求めるも、イ・ゴンは「父が殺人をしたとしてもそう言うことができるのか」と激怒し立ち去った。ミョンユンはこれ以上お供はできないと、ここで決別する二人。帰り道ムベク(ソ・ジェウ)に会ったミョンユンは、イ・ゴンを追いかけなければ自身は何も問題を起こさず大人しく帰ると言う。

トソン大君を世子にしようと目論むサンノクと大妃、ユン・イギョムの3人だったが、ここにきて亀裂が入り始める。実はユン・イギョムの母は奴婢出身であったが、その身分を隠して左議政の父と婚姻していたのだった。しかし奴婢従母法(母の身分によってこの身分が決まる法)によって、自身も両班ではなく奴婢になってしまい、これを明るみに出そうとするサンノクの動きを知り危機感を抱いたユン・イギョムは、大妃が宮外で外出する隙を狙って殺害を図る。狙撃手が銃で大妃を狙撃したが、その姿を見つけたサンノクが体を張って助けようとし、銃弾を受けてしまう。 血を流して倒れたサンノクを抱き抱えながら大妃はユン・イギョムを睨みつけ声を荒げるのであった。



■見どころ
全国視聴率3.2%、瞬間最高視聴率3.5 %を記録。前週第8話で全国平均3.6%と初の3%台を記録し大躍進したが、その勢いは衰えず、3%台をキープした。

イ・ゴンが世子だと分かってからも暫くは正直に自身のことを言えずにいたミョンユンの苦しみが鮮やかに描かれる本話。今週はミョンユンの涙の姿が多く、どれだけ苦しい思いをしただろうか。また正直に伝えイ・ゴンと別れたミョンユンは父サンノクから「世子嬪になる準備をしろ」と言われるも、自分にはそんな資格がないと主張。「許されないことをしてどうしてその人と婚姻になれるというのか」と反発するが、逆にサンノクからは「そんなことをしたからトソン大君と婚姻することでこの家門が助かると考えられないのか」と言われてしまう。また前週から引き続きトソン大君もまた多くの葛藤を抱え、王を生かすために母である王妃の意向を無視してサンノクと大妃に頭を下げるなど、苦しい決断を迫られた様子が描かれた。

世子が消えた10■第10話あらすじ
銃に撃たれたサンノクだったが幸い傷は浅くすぐに手当てを受ける。大妃はユン・イギョムを絶対許さないと怒り泣き叫ぶ。トソン大君は漢城判尹ユン・ジョンデ(ソン・ジョンボム)を呼び出し、祖父がしたことなのか問うが何も答えられない。トソン大君は大妃のもとへ行き頭を下げて全て自分のせいだと許しを請うが、我々の約束は壊れたと言われてしまう。また今度はサンノクの元へ行き謝罪するトソン大君だったが、サンノクは、ユン・イギョムが大妃を狙ったことが許せないと明言し、祖父の命を助けたければ、すぐに官職を退くよう伝えるのだった。こうしてユン・イギョムは最終的に官職を退くことになってしまう。

王妃は、ユン・イギョムがいなくなったことで、トソン大君が世子になっても王の心配をしなくても良いと安心し、久々に笑顔を見せる。そしてミョンユンとムベクが入宮。ミョンユンは入宮して父サンノクに挨拶をするが、大妃の命令として世子冊封式で世子の婚礼式も共に行うと伝えられる。

イ・ゴンは都に戻り、少しずつ自身の味方を増やし汚名を晴らそうと計画を進めていた。サンスに会い王の容態を聞き、サンスを治療した医院が入宮して王を治療したことを知ったイ・ゴンは、直接その医院へ赴く。そして解毒剤もなしに毒を盛る医者はいない、犯人が医者なら家に解毒剤があるだろうと聞きサンノクの家に侵入する。しかし簡単にはいかず、更にそこでミョンユンを見かけたイ・ゴンは過去の彼女との記憶が蘇ってしまうのだった。

またイ・ゴンを訪ねてきた宮女が、死んだはずの尚宮が実は生きていると聞いたと伝える。イ・ゴンは埋葬された墓を直接掘り起こし死体がない事実を確認すると、棺販売や埋葬などを担当する官署(歸厚署)で、生きている人間を死んだように偽装する方法を聞く。その後尚宮の家を訪ねるも不在だった。彼女を探すために協力者を求めるが、その相手は何とユン・イギョムだった。「殺しにきたのですか」と驚くユン・イギョムに、イ・ゴンは頼みがあると奴婢文書を手渡し…。

トソン大君は寝たきりの王の元で「起きてください、自分が兄のかわりに世子にならなければならないなんて、どうすればいいのですか」と号泣する。その後トソン大君はミョンユンに会う。ミョンユンは婚姻するつもりはないというとトソン大君も同意し、王が毒で倒れたこと、イ・ゴンが濡れ衣を着せられたことなど、宮であったことを正直に伝えて助けを求める。「王が目を覚まさないとイ・ゴンを助けることができない、王が意識を戻せばイ・ゴンも汚名を晴らし、イ・ゴンが世子になればあなたも自分と婚姻しなくて良い」と伝える。

こうしてミョンユンが王を診ることに。ミョンユンは王の足の裏に針を刺すと、その効果か何と王は目を覚ますのだった。しかしその時、サンノクが近づいてきていたため慌てて隠れて様子を伺うミョンユン。サンノクは目を覚ました王の様子を見て、「もう少しお休みになられなければなりません、早く目を覚ましすぎました」と言い、なにやら薬を飲ませようとする。ミョンユンはその現場を目の当たりにしながら涙を流すのだった…。



■見どころ
第10話は全国視聴率3.1%を記録。ミョンユンはこれまで知らなかった父の悪事、父の本性を目の当たりにしてしまうラストシーンが衝撃的であった。自身の父が殺人を犯すような人物だと知りどれだけショックだろうか、前話に続いて今週はミョンユンに大きな試練が与えられた回となった。今後ミョンユンがどのように立ち振る舞うのか?また王は、サンノクの薬を飲んでまた昏睡状態になってしまうのか!?

また都落ちし、何とも哀れな終わりを遂げるのかとも思われた左議政ユン・イギョム。寝ていた彼の元に覆面のイ・ゴンが現れ「殺しに来たのですか」と問うユン・イギョム。しかしイ・ゴンが決してそんなことをする人物ではないことは、視聴者の我々が誰よりも分かっている。そして次週予告では、これまでトソン大君を世子にしようとイ・ゴンの命すら狙っていたようなユン・イギョムがイ・ゴン側についている!?イ・ゴンはこうして少しずつ味方を増やして無事に逆境を乗り切れるのか!?次週はトソン大君とミョンユンの婚礼、そこに現れるイ・ゴン!益々激しい展開にワクワクしてきた視聴者も多いようで、政治的な展開だけでなく、恋の三角関係の行方も見逃せない!

kandoratop【作品詳細】【「世子が消えた」を2倍楽しむ】