Netflix「ヒーローではないけれど」迎えたチャン・ギヨンとの結婚式、そこでのチョン・ウヒの衝撃発言に視聴率右肩上がり|第5-6話

05月20日16時27分ドラマ
画像:JTBC「히어로는 아닙니다만」HPよりキャプチャー
「ヒーローではないけれどNetflixで独占配信中

現在放送中のJTBC土日ドラマ「ヒーローではないけれど」第5話では、ダヘ(チョン・ウヒ)を信じるべきか悩むギジュ(チャン・ギヨン)と、トラウマのフラッシュバックに苛まれるダヘの姿が描かれた。第6話では、自分から離れようとするダヘを、ギジュが懸命に追いかける姿が見られ、これまでと反対の2人の姿に視聴者の関心を集めた。

なお、ニールセンコリアによるとこの回の視聴率は、18日放送の第5話が全国平均3.9%で首都圏4.3%、19日放送の第6話は全国4.2%、首都圏5.5%と先週に続いて最高視聴率を記録した。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「ヒーローではないけれど」は、誰も救えなかった超能力を持つポク・ギジュが、ついに運命からト・ダヘを救うファンタジーロマンス。うつ病、不眠症など世の中の現代人の慢性疾患で超能力を失ったポク家と偶然のように運命のように絡み合う女性の物語が、心地よい笑いの中に温かい感動を与えてくれる。⇒【関連記事・各話のあらすじ】

■キャスト
【相関図】
キャスト、人物詳細
ポク・ギジュ[グィジュ]役:チャン・ギヨン
ト・ダヘ役:チョン・ウヒ
ポク・マヌム役:コ・ドゥシム
ポク・ドンヒ[ドンフィ]役:スヒョン(キム・スヒョン)
ポク・イナ役:パク・ソイ
オム・スング役:オ・マンソク
ペク・イルホン役:キム・グムスン
グレース[グレイス]役:リュ・アベル
 ほか

■第5話あらすじ
ヒーローではないけれど5画像:JTBC「히어로는 아닙니다만」HPよりキャプチャー 「ヒーローではないけれどNetflixで独占配信中

ギジュを騙すことに成功したダヘに押し寄せる不安。ポク一家の超能力でいつ自分の嘘がバレるか分からないダヘは気の休まらない日々を過ごすことになる。
一方のギジュは眠りにつこうとすると、ダヘとキスをした過去に何度も戻ってしまい、自分の気持ちに混乱する。

そんな中、マヌム(コ・ドゥシム)の時計がなくなる事件が発生。マヌムは真っ先にドンヒ(スヒョン)を疑うが、ドンヒは否定し、ダヘが盗んだと主張する。掃除中のダヘの元に向かい、事実を確認するポク一家。この時、ドンヒはダヘが咄嗟に隠した紙を怪しみ、彼女から取り上げる。その紙はダヘが偽装した婚姻届けで、ポク一家はギジュがダヘと結婚することを決めた、と思い込むのだった。
気がはやるマヌムは、顔合わせを行う事を提案。ここでイルホン(キム・グムスン)の存在と知ったマヌムは、彼女が夢に出てきたサウナの経営者だと知り、顔色を一変させる。不吉な予感を抑えきれないマヌムは、素行調査を行うことに。その結果、イルホンの前科が明らかになる。

この事実を知った直後、自身が探られていることに勘付いたイルホンと話すことになったマヌムは、一触即発の神経戦を繰り広げる。自分の前科をあっさりと認めつつ、嘘を混ぜながら、ダヘを盾にギジュの前妻を冷遇していたことに触れる彼女におされるマヌム。結局、不審感を残してイルホンを見送る事になるのだった。

ダヘが家族から疑われている中、「自分が火事から命を救ったのは嘘ではないか」と本人に切り込むも、言葉を躱されてしまう。過去、何度この話をしても話をすり替えてきた彼女の姿から、ギジュはダヘが13年前の火事に強いトラウマを抱いている、と思うようになる。
そんな時、スング(オ・マンソク)から「ダヘを信じたいのではないか」と言われ、ハッとするギジュ。イナ(パク・ソイ)との時間を取り戻せてもいないのに、ダヘを愛しても良いのかと葛藤する彼は、過去に戻った時にマヌムの時計を持ち出すイナの姿を見る。

一方その頃、イナの上履きを届けに行ったダヘは、生徒から彼女の陰口を聞くことに。その後、イナと会った際に隣にいたヘリム(キム・スイム)が、無くなったマヌムの時計を付け、イナが忘れたと言っていたスニーカーを履いていることに気付く。
これを問題視したダヘはイナと2人で話をすることに。この時、イナに突き放されながらもギジュに話す事を勧めた彼女はイナから、「詐欺師だとバラす」と言われる。一瞬の動揺を隠し、否定をするも、心を読まれ次々と前科を当てられた挙句、ギジュに好意を寄せつつあることまで当てられ、イナも能力者であることを確信するのだった。

怯えきったダヘは叔父に助けの電話をかけていたところ、ギジュに呼び止められて逃げるも、運悪く電波の悪い倉庫に閉じ込められてしまうことに。誰にも助けが求められない閉所にパニックになるダヘの脳裏に浮かぶのは13年前の記憶。あの火事は彼女がいじめられ、倉庫に閉じ込められていた時に起きたものだったのだ。
絶望と共に加速するパニックの中、ダヘの耳にギジュの声が届く。押し寄せてくる安堵感と共に、当時の恐怖と悲しみを溢れさせるダヘ。そこでダヘが語る過去と、ギジュの記憶が近づき、ギジュは自分がダヘを救うと約束する。このギジュの言葉にダヘは、彼が自分の恩人なら良いのに、と願ってしまうのだった。

■第5話見どころ
イナの異変にダヘが誰よりも早く気付けたのは、自分自身の苦しいトラウマが関係していたようだ。重なりそうで重ならない線のようなもどかしいギジュとダヘの過去。しかし回を重ねるごとにギジュとダヘの13年前のあの日という点は、不思議なことにどんどん近づいているような気がする。今回、事故で倉庫に閉じ込められたダヘをギジュが助けたシーンは特にそれを感じさせた。
「何度でも戻って修復すればいい」、「ダヘがイナに導いてくれるかもしれない」と語ったスグン。なんの能力も持たない彼だが、今回ばかりはスグンの言葉が何よりも確かな予言のように聞こえた。


■第6話あらすじ
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ギジュへの想いと本来の目的の間で揺れるダヘ。そんなダヘはなんとかしてポク家の作戦をイルホンに諦めさせる方向に持っていこうとしていた。

ギジュはイナとヘリムとの関係の問題を先生に相談するも、誤解だと片付けられ、更には親子の会話不足を再認識する。イナと話をしようとしても拒否され、途方に暮れるギジュにイナは、ダヘとなら話をしてもいい、と語るのだった。
ダヘにこのことを相談するギジュだったが、ダヘは今までとは打って変わってギジュを突き放す。「13年前に救ってくれた人も人違いだった」と語り、ダヘは家族によろしくと言い残して、ギジュから去って行く。

ダヘとの離別がきっかけで、自分を変えようと努力し始めたギジュ。運動に励み、酒瓶で一杯だった部屋も片付け、イナの朝食作りにも奮闘する。
イルホンのサウナにも押しかけ、勝手に手伝い始めるギジュにダヘは困惑。帰ってくれと頼むダヘに対し、ギジュは「一緒に帰ってくれるなら帰る」と語り、ダヘを待っている子についても話すのだった。

その後、イナと2人で会うことにしたダヘ。その際、ギジュへの告げ口を疑われたダヘは、心を読ませて自身の潔白を主張し、ギジュが心配して学校に行ったことをイナに教える。
それと同時にダヘは、イナとヘリムの関係、そして能力が精神に及ぼす負担を心配する言葉をかけ、イナの心に寄りそうのだった。

一方、サウナに潜入調査を頼んだドンヒから、グレース(リュ・アベル)がイルホンと繋がっている可能性を聞き、ダヘに感じていた希望は間違いだったと思うマヌム。しかしギジュはそのマヌムの考えを否定し、ダヘに会ってから超能力が戻ったことを家族に明かす。
ギジュの考えに賛同したスグンは、気が乗らないマヌムを連れてイルホンの元へ向かうことに。そこでギジュがこっそりダヘの元に通っていたことを知ったマヌムはショックで目眩を起こすのだった。休息室に連れて行き、マヌムを休ませようとするイルホン。マヌムはそんな彼女に婚姻届を渡す、と告げて眠りにつくのだった。

マヌムが眠ったと聞いたダヘの不安は的中。マヌムはスグンを呼ぶや否や険しい顔をしてサウナを後にするマヌム。ギジュはそんなマヌムから2度とサウナに行くなと釘を刺された後、彼女が予知夢で自身達の結末を見たことを聞かされる。

翌日、ダヘはギジュから花束を渡されながらプロポーズを受ける。戸惑いと躊躇いを隠し切れないダヘをよそに、ギジュは自分の想いをぶつけるのだった。
その夜、母達と共に作戦成功の祝杯をあげるも浮かない表情のダヘ。これに気付いたイルホンは気乗りしないなら辞めてもいい、と声をかける。

迷いの中迎えた結婚式当日。ドンヒはグレースからダヘが詐欺師だという確かな証拠を聞き出す。これを家族に伝えるべくドンヒが奮闘する頃、ダヘは葛藤の末に袖を通したウェディングドレスを纏い、ギジュの隣に並ぶ。そんなダヘの脳内には準備前にスグンから聞いたギジュの苦しい過去と、そんな彼が自分に希望を見出した話が罪悪感と共に巡っていた。
「この時間に自分は戻ってくるだろう」と語る幸せそうなギジュの言葉を聞くや否や、彼の手を振り払うダヘ。そこでダヘはギジュの言葉を否定し、自分が詐欺師であることを大声で暴露する。ギジュに謝罪をした後、「あなたに私は救えない」と言ったダヘは、その場から立ち去るのだった。

■第6話見どころ
これまでと大きく変わったギジュに対するダヘの態度。ギジュに気持ちが傾き始めてからは、話のすり替えが多くなり、息をするようについていた嘘がなくなっていた。同時に悩み、苦しむ姿が多く見られるようになったダヘ。ギジュを騙している時はあんなに優しかったダヘが、ギジュを想っているが故に優しくなれず、冷たく突き放そうとしている姿は、本来の彼女は不器用な人物であることを表わしているように感じられた。
そんな素のダヘをもとっくに受け入れていたギジュ。このギジュのあまりにも大きすぎる優しさに、ダヘは結婚式での独白という形の彼女なりの思い遣りで応えたのではないだろうか。
自分という人間から離れることが最終的なギジュの幸せだと考えているダヘの間違いを、ギジュが正してくれることを願わざるを得ない。

7話の予告は以下のYouTubeでも視聴できる。
YouTube「히어로는 아닙니다만」EP.7予告(日本語字幕なし)

2024年5月4日よりスタートしたJTBC土日ドラマ「ヒーローではないけれど」は、毎週土日22:30から放送、その後Netflixで独占配信される。

YouTube「히어로는 아닙니다만」EP.5予告(日本語字幕あり)

Netflixオフィシャル予告編
JTBC「히어로는 아닙니다만」HP

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