「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」第3-4話:自動車を運転できないイ・ミンギの過去に起きた出来事が明らかに

05月22日23時55分ドラマ
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イ・ミンギやクァク・ソニョン、ホ・ソンテらが新しい顔を見せる韓国ENA月火ドラマとして「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」。日本でもディズニープラスのスターにて独占配信中の第3−4話ではTCI(交通犯罪捜査)チームにやってきた元保険調査員ヨンホが幽霊に関連する奇怪な連続事故の真相に迫る一方、10年前の悲しい出来事が明らかになった。気になるあらすじを見てみよう。

【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」、通称TCI(Traffic Crime Investigation)と呼ばれ署内ではまったく相手にされない交通犯罪捜査チームが絶妙なチームワークで無法者たちを検挙しまくる痛快アクションコメディ。

■キャスト
キャスト・登場人物紹介
チャ・ヨンホ:イ・ミンギ
ミン・ソヒ:クァク・ソニョン
チョン・チェマン:ホ・ソンテ
ウ・ドンギ:イ・ホチョル
オ・ヒョンギョン:チェ・ムンヒ
 ほか

■第3話あらすじ
夜道を移動中にトンネルで白装束の女性を目撃した直後にハンドルを取られて事故を起こしてしまったTCI(交通犯罪捜査チーム)。現場は前日に飲酒運転の事故が起きたのと同じ場所だった。車載カメラにもはっきりと写った白装束の女性を不気味がり、祈祷師にまで意見を求めたソヒ(クァク・ソニョン)らを尻目に科学的な観点から事故の原因を探っていたヨンホ(イ・ミンギ)は、ハンドルを取られたのは水はけの悪い道路状況が原因だったことを突き止めるが、白装束の女性と現場周辺だけ枯れていた街路樹の謎は解けずにいた。

TCIを腫れ物扱いしていたク署長(ペク・ヒョンジン)は、ヨンホが警察総局長の息子だと思い込み、今まで独占していた駐車スペースを返上するなどヨンホに対して胡麻を擦るが、直後に人違いであることが判明。その頃、現場で張り込んでいたソヒはやってきたヨンホを幽霊と間違えて大騒ぎしながらも、クラシックな愛車が父ヨングン(ユ・スンモク)が初めて運転していたタクシー車だと打ち明けた。時刻も零時を回った頃、白装束の女性が現れ、追跡を始めた二人。山中を手分けすることになり、一人になった瞬間に怯え始めるヨンホ。そして二人は山中で白装束の女性の正体が男であることや、近くの老人ホームで白装束を着ていた老婆が前年に事故に遭っていたこと、事故の加害者が直後にレッカー会社を起業して、ソヒらの事故にも真っ先に駆けつけていたことを突き止めた。

聞き込みを続けるうちに白装束の老婆との事故からインスピレーションを得た悪徳業者がトンネル付近で事故が起きるように仕組み、修理会社やレンタカー会社と結託して事故当事者から法外な金を巻き上げていることを突き止めたが、凶悪な恐喝のせいで誰も証言をしようとはせず、ソヒは自ら事故を起こして業者と接近することに。一方でヨンホは事故直前に現場を通った散水車が不審なトラックのレンタカーを目撃していたことを突き止め、レンタカー会社の倉庫では水はけを悪くする薬剤を発見した。証拠を揃えたチームは業者の前に立ちはだかり、チーム長チェマン(ホ・ソンテ)がいいところを見せようとたった一人で大勢のチンピラと乱闘を始めるが、股間を蹴られた途端に戦闘力を失い、結局はチーム総動員の大乱闘の末に悪徳業者を一斉検挙した。

帰り道、ヨングンのタクシーで送ってもらったヨンホは、ソヒが幼い頃に母を失ってから、父の運転するタクシーの後部座席で父に見守られながら成長してきたことを知り、それを申し訳なく思う父と、その頃の車を今でも大事に使う娘の双方の感情を知ることになる。帰宅したヨンホは、新婚夫婦が交通事故で死んだという郵便物を見て過去の悲しい出来事を思い起こし険しい表情を見せた…。



■第4話あらすじ
ヨンホのもとに送られた過去の事件の記事。10年前、優秀な大学生だったヨンホは車を運転中ふとしたよそ見が原因で新婚夫婦を跳ねて死なせてしまい、当時捜査を担当していたチェマンも懲戒処分を以来、何者かから脅迫とも取れる意味深な記事が送られるようになった。

その夜、夜の車道で高級車から女性が飛び降りる事件が発生。運転していたジェヨン(ホ・ジウォン)は会社社長の息子で女癖が悪く、高慢な態度の人物で、事故で重体になっていたミンジュ(イ・ナウン/特別出演)は社長秘書だった。素知らぬ顔で取り調べに協力するジェヨンにドンギ(イ・ホチョル)やヒョンギョン(チェ・ムンヒ)は疑念を抱く中、ヨンホの顔を見たジェヨンは不自然な反応を見せ、直後に旧友のジョンウク(カン・ギドゥン)に打ち明ける。二人はヨンホが過去に起こした事故を目撃したと主張する高校生で、ジョンウクはチェマンと因縁があるピョ次長(ホ・ジョンド)の息子でもあった。

意識を取り戻したミンジュから車内でセクハラをされそうになった事実を聞いたソヒらだが、一足先に病室を訪れたジェヨンに脅迫されたミンジュは告訴を取り下げると言い出した。しかし母親(シム・ソヨン/特別出演)は娘が密かに録音していた会話を聞いて悔しさに泣き崩れる。告訴取り下げでやり場のない悔しさを感じるソヒだが、ヨンホはジェヨンが社用車を私的に濫用していることを国税庁に通報し、ジェヨンの家には税務調査が入ることに。ジョンウクからの情報で通報者がヨンホだと知ったジェヨンは憎しみを募らせるが、彼らにとっても10年前の事件は蒸し返されたくない事情があり、ヨンホ同様に記事を送りつけられていた…。

通勤途中にキックスクーターによるひき逃げ事件に遭遇したソヒらは大追跡の末に犯人を逮捕するが、犯人に容易に押し倒されてしまった軟弱なヨンホを見かねたソヒはヨンホに逮捕術の特訓を始める。TCIのもとには更に、巷でも悪評の酔っぱらいが若者とトラブルを起こした翌日にひき逃げされて死亡する事件が舞い込んだ。更に連続婦女暴行事件が世間を賑わしていて、捜査本部の設置に伴ってピョ次長が警察署にやってくる。面識があったソヒは歓迎するが、ヨンホとチェマンだけは複雑な表情でピョ次長を見つめていた。

■見どころ
演技力に定評のあるキャストがこれまでにないコミカルでワイルドな役柄を演じる本作。先週放送分では保険捜査員だったヨンホが転職し、TCIチームに加わるところまでが描かれたが、第3話で描かれた彼の初事件はなんと幽霊絡み。事故が多発するトンネルと、当事者が目撃した白装束の女性という視聴者の掴みバッチリな題材のトリックを暴く様子が描かれた。

そして第4話では断片的に描かれていたヨンホの過去が遂に明らかになった。第2話中盤ではヨンホが事故で妻を失ったように思わせるシーンが登場したが、妻ではなく当時大学生だったヨンホが致死事故の加害者だったことや、事件の捜査を担当し懲戒処分を受けた警部補がチェマンだったことが明らかになった。何者かがいまだに事件の記事をヨンホに送りつけていることから、送り主の正体がこの先の物語の展開に関わってきそうだが、第3話で登場したピョ次長や、その息子のジョンウク、絵に書いたような金持ちのドラ息子ジェヨンらも同事件に何らかの後ろめたい事情を抱えている気配を漂わせ、10年前の事件にまだ知られていない真実が隠されていることは間違いなさそうだ。

物語の軸に直接関連はしなさそうだが、本作では同じ役者がたびたび違う役で登場していることに気づいただろうか。「復讐代行人~模範タクシー」のリム女史役や「還魂」での還魂術に巻き込まれてしまった王妃役など独特の個性で母親役から悪役までこなすシム・ソヨンだ。本作では食堂のおばちゃんに始まり、第3話では奇抜な化粧の祈祷師として、第4話では被害者ミンジュの母親役として出演し存在感を放っている。第4話の事件が未決のため、当面はミンジュの母親役としての登場になりそうだが、彼女の登場シーンは話題を呼びそうなので、こちらにも注目したい。

「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」は毎週月曜日・火曜日に放送され、ディズニープラスで独占配信される。(全12話)

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