【還魂】（全20話）韓国ドラマ紹介

歴史にも地図にも存在しない大湖（テホ）国を背景に、人間の肉体と魂を入れ替える“還魂術”によって運命がねじれた主人公たちが、これを乗り越えて成長していくファンタジーロマンスドラマ。最終回でパート2の発表も。
●パート2はこちら⇒「還魂：光と影」

★特集【「還魂」を2倍楽しむ】

■解説
脚本は「ホテルデルーナ～月明りの恋人～」などを執筆した脚本家のホン・ジョンウンとホン・ミラン、ラブコメを得意とするホン姉妹だ。演出は「キム秘書はいったい、なぜ？」「真心が届く～僕とスターのオフィス・ラブ！？～」などを演出したパク・ジュンファ監督。どちらも日本でも人気の作品を多く手掛けてきただけに、早くから関心が集まった。

主演は「偶然見つけたハル」「天気が良ければ会いにゆきます」「ドドソソララソ」のイ・ジェウクと、「赤と黒（悪い男）」「イタズラなKiss〜Playful Kiss」「空から降る一億の星」のチョン・ソンミン。日本でも認知度の高い二人だけに日本でも期待が高まっている。

イ・ジェウクはテホ国のチャン家の気高いが不良のお坊ちゃんのチャン・ウク役を演じる。ウクは非倫理的出生の秘密を抱えており、喧嘩を売ることで人生の不満を解消していた。そんな彼が、偶然見つけた天下一の刺客ムドクによって、まともな運命の道を歩むことになる。

チョン・ソミンはウクを導く刺客ムドクを演じる。ムドクはカリスマ性あふれる魂と、思い通りに行かない虚弱な体を持った人物。お坊ちゃんのウクに極悪非道な方法で指導する。チョン・ソミン扮する“悪辣な師匠”と“不良の弟子”イ・ジェウクの師弟ケミ（ケミストリー、相手との相性）に関心が高まっている。

脚本家ホン姉妹お得意のコミカル要素も予告から見て取れる作品。そんなヒロインを恋愛ドラマからコメディまでジャンルを問わず優れた演技を披露してきたチョン・ソミンが演じるだけに、より一層期待が高まっている。また、ホン姉妹の作品ではこれまでにも若手イケメンやK-POPアイドルの出演でビジュアルも楽しませてくれたが、本作でも眼福に預かれる若手が多数出演する。

NU'ESTのメンバーで「恋はオン・エアー中！～Live On～」などで俳優としても活動しているミンヒョンが、テホ国ソ家の天才貴公子ソ・ユル役、Netflix「今、私たちの学校は…」の悪役で強烈な印象を残したユ・インスがテホ国最大手企業ソンリムの後継者パク・ダング役を演じる。3人は、98年生、95年生と同じ年頃で普段から親しい兄弟のような姿を見せているだけに、男たちのケミ（ケミストリー、相手との相性）にも大いに期待できそうだ。

また、OH MY GIRLのアリンが、テホ国最高のセレブでチン家の末娘チョヨンを演じる。チョヨンは見た目は誰より華やかで上品なセレブだが、実は無垢で世間知らずな娘。そんな彼女がウクに片思いする。

他にも「A-TEEN」シリーズで青春スターとして注目され、「D.P. －脱走兵追跡官－」では悪役を演じるなど幅広い演技を見せたシン・スンホがテホ国の世子コ・ウォン、天下一の刺客ナクス役を「ロースクール」「保健教師アン・ウニョン」のコ・ユンジョンが演じるなど、Netflix韓国ドラマでおなじみの若手がドラマを盛り上げる。

若手を支える中堅・ベテラン俳優たちも豪華だ。イ・ジェウクの父チャン・ガン役には「太宗イ・バンウォン」でカリスマ演技を見せたチュ・サンウク、チャン家の執事で実力者キム・ドジュ役を「SKYキャッスル～上流階級の妻たち～」のオ・ナラ、テホ国最大手企業「ソンリム」の総帥パク・ジン役を「悪霊狩猟団: カウンターズ」ユ・ジュンサンが担当する。番組サイトにあるドジュとジンの「썸」(ソム)の関係も気になるところだ。（「썸」は付き合う前の友だち以上恋人未満の関係）

ほかにも、「SKYキャッスル」でオ・ナラと夫婦役を務めたチョ・ジェユンが邪悪な野心を隠して官職についた天附官の副官主チン・ム役、チン・ムの異母姉でチン家の家長チン・ホギョン役を「恋慕」パク・ウネ、「ハイエナ」イ・ドギョンがテホ国一の医学院の院長ホ・ヨム役で出演する。

■あらすじ
風と雲と雨をつかさどる天の気が地にぶつかって巨大な水の気となった。その気に満ちた敬天大湖（キョンチョンデホ）を中心に国が築かれた“大湖（テホ）国”。そこには水の気を操る術士たちがいた。
魂を変える“還魂術”によって運命がねじれた主人公たちがこれを乗り越え、成長していく。

■作品紹介