「アンチヒーロー」迫田孝也はやっぱり悪役!ピンチの長谷川博己を救うのは木村佳乃か?第8話ネタバレと第9話あらすじ
6月2日に放送された「アンチヒーロー」(TBS、日21時)第8話は検事正の伊達原(野村萬斎)が明墨(長谷川博己)の一枚上手なところを見せた!6月9日放送の第9話を放送!伊達原の魔の手が巨大化する!次回予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「アンチヒーロー」は殺人犯をも無罪にしてしまう“アンチ”な弁護士・明墨正樹(長谷川博己)の姿を通して、“正義とは果たして何なのか?” “世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?” を問いかける逆転パラドックスエンターテインメントだ。
6月2日に放送された第8話でついに、ラストピースと言われていた迫田孝也が満を持して登場した。やはりというか、予想通りの役どころだった。迫田演じる後藤秀一はエリート会社員でありながら、江越という偽名で闇バイトを仕切り、富を得ている。12年前、正社員になれず途方にくれていた緋山(岩田剛典)をバイトでやとい、盗撮をさせたのだ。そしてそこに映っていたのが、糸井一家殺人事件の死刑囚・志水だ。志水がアリバイを主張したのが正しかったことが動画に写っていた。その動画を取り戻すために、明墨は緋山を無罪にして、江越を探させた。
志水の再審への糸口が見付かるのかと思ったが、実は動画を探していたのは検察側も同じで、一枚上手な伊達原(野村萬斎)にしてやられてしまった。そのシーンでの野村萬斎の“いやらしい演技”も評判となった。これまで刑事の倉田(藤木直人)、判事の瀬古(神野三鈴)のことを切って捨ててきた冷淡な伊達原が、緑川(木村佳乃)の前で、動画が保存されているハードディスクを踏みつけて壊すシーンは狂気的だった。
法曹界で働く女性の先輩として瀬古のことを尊敬していた緑川だが、これまであまり多く登場していない。木村佳乃クラスがこのままで終わるわけはないが、もしも、検察側で本当の“正義”を信じる人物がいるとすれば、それは木村佳乃演じる緑川なのではないかという意見も多くでている。9日に放送される第9話では誰がどんな行動を見せるのか?あらすじで「裏切り」ものがでることがわかっているが、それは誰なのか?予告動画に一瞬映る、パラリーガルの白木(大島優子)なのか?さらに人物関連図に、ミル、ココア、マメという3匹のゴールデンレトリーバーがでていることもなにか事件解明の鍵を握っているのではと予想する視聴者もでている。さらなる戦いが繰り広げられる第9話が待たれる。
■ノベライズ本プレゼント
日曜劇場「アンチヒーロー」のノベライズ本発売を記念して、上下巻セットを抽選で50名様にプレゼントする企画が行われている。詳細や応募については番組公式サイトに掲載されている。
■前回:第8話ネタバレあらすじ
緋山(岩田剛典)を追いかけてきた赤嶺(北村匠海)は、緋山から事件のことを聞く。緋山は大学を出る時に就活がうまくいかず内定を取れなかった。そんな中、採用してくれた羽木精工の社長・羽木には逆らえなかった。しかし、母親の死に目にあえないばかりか、亡くなった母親の悪口も言い放題の羽木にかっとなって殺してしまった。そして拘置所にいるときに自分を訪ねて明墨(長谷川博己)が来たという。緋山は、12年前に闇サイトのアルバイトで盗撮をしていたが、その動画をもっていないかということだった。動画を探し出せるのなら、無罪にするといってきたという。
緋山は動画を持っていなかったが、自分に仕事を依頼した人物・江越を探すことにした。そして、やっと探し出せたという。そして、江越を探し出せたなら、自首すると話した。
明墨は志水(緒形直人)の娘・沙耶(近藤華)に、自分が志水の取り調べを行い、検察側の「志水が犯人」ということを猛進してしまい、アリバイを主張する志水を追い込んだ。志水と離婚後に交通事故で亡くなった沙耶の母親のことも追い込みに利用したのだ。そして、志水は自白してしまった。自分が間違えたと気がついたのは同僚の桃瀬(吹石一恵)から教えられたからだという。桃瀬は志水のアリバイを証明するものを見つけたのだが、病で亡くなってしまった。その後を明墨が引き継いでいる。
赤嶺と紫ノ宮(堀田真由)は明墨に協力するといい、その代わり、この事件が終わったら緋山を自首させてほしいという。赤嶺は証拠の品を明墨に預けた。
明墨は、志水の接見に沙耶を連れていった。12年ぶりに我が子を見る志水は泣き崩れる。沙耶から「殺したのか」と聞かれ、それを否定した。ただ、横領には関わっていたという。沙耶はこれまで一人で辛い思いをしてきた。犯罪者でもなんでもいいから一緒にいたかったと沙耶から聞くと、志水は明墨の言葉に何度も何度も頷いた。
青山(林泰文)の調査で江越の正体がわかった。本名は後藤秀一で、東大出のエリートだ。江越のことを投資を餌にホテルに呼び出した。動画について訪ねると、盗撮の時効は3年だと開き直る。それでもその動画が金になるといったが、江越は余裕だ。その時、検察と警察がやってきた。検察に「脅迫はなかった」と江越が告げると、刑事たちは帰って行った。動画は検察がすでに手を回して入手していたのだ。
緑川(木村佳乃)から報告を受けながら、その動画を見ている伊達原(野村萬斎)。志水のアリバイを証明する動画を見た後、ハードディスクをフォーマットする。そして、そのハードディスクを取り出すと、踏みつけて粉々にした。
後日、緑川をつれて、伊達原は明墨の事務所にきた。「お祝いだ」と言いながら、嫌みたっぷりに話をして帰って行った。
■第9話あらすじ
12年前の事件、唯一の冤罪の証拠である志水(緒形直人)のアリバイを証明する動画が伊達原(野村萬斎)によって消されてしまった。
明墨(長谷川博己)の視点とは別に、赤峰(北村匠海)と紫ノ宮(堀田真由)は独自の視点で12年前の事件を洗い直す
TBS 2024年4月スタート。毎週日曜日21時放送「アンチヒーロー」。出演:長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、野村萬斎、神野三鈴、迫田孝也、緒形直人、藤木直人、吹石一恵、林泰文、岩田剛典、近藤華、山下幸輝ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@antihero_tbs」。
◇TBS「アンチヒーロー」番組公式サイト
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