台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』(6月14日公開)門脇麦出演の本編映像が解禁

06月07日14時00分映画

台湾ニューシネマの旗手、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)が次世代を託したシャオ・ヤーチュエン監督の最新作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』は6月14日(金)新宿武蔵野館ほか全国公開される。念願の出演を果たした門脇麦の出演シーンを含む本編映像が解禁となった。



バブル期の到来を迎えた台湾が舞台だ。。11歳のリャオジエ(バイ・ルンイン)は、父(リウ・グァンティン)と二人で台北郊外に暮らしている。自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子だったが、バブルを迎えている台湾の不動産価格が高騰してしまい夢が遠のく。リャオジエは現実の厳しさと、世の不条理を知ることになる。そんなリャオジエに声をかけてきたのは、“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主のシャ(アキオ・チェン)だった。他人にやさしい父と違い、他人なんか見捨てろと言い捨てるシャ。果たしてリャオジエは、どちらの道を歩んでいくのか…。

昨年の東京国際映画祭でワールドプレミア上映され、人生の選択肢を知って成長していく少年と、彼を優しく見守る父の姿に心打たれる人が続出した。2023年の第60回台北金馬映画祭で監督賞、最優秀助演男優賞(アキオ・チェン)、最優秀映画音楽賞、衣装デザイン賞の4冠を達成している。5月16日に発表された、2024台北電影奨では、本作が10部門でノミネートされるなど、新たな台湾映画の傑作が誕生したと話題の作品である。

主演のリャオジエには『Mr.Long/ミスター・ロン』などで日本でも知られている日台のダブルで、台湾では神童と呼ばれる天才子役バイ・ルンインが配された。そして日本でもスマッシュヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがW主演としてリャオジエの父親役に扮し、慎ましやかに支え合いながら生きる父子役を演じている。リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャ役には、本作で台北金馬映画祭最優秀助演男優賞に輝いた台湾の名脇役アキオ・チェン、シャの秘書役に『怪怪怪怪物!』のユージェニー・リウ、そして、門脇麦が経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイを演じ、初の台湾映画出演を果たした。

門脇麦この度解禁されたのは、10代から台湾映画を見続け台湾映画に出ることが夢だった門脇麦の登場シーンだ。門脇が演じるのは、リウ・グァンティン演じるタイライの幼馴染ヤンジュンメイ。かつて二人は淡い恋心を抱いていたが、その想いは成就することなく、タイライはレストランで給仕長をしながら幼い息子を男手一つで育てている。一方ヤンジュンメイも結婚して豪奢な服を纏い、宝飾品を身につけ、金銭的には恵まれた暮らしをしつつも、心は満たされない空虚な日々を過ごし孤独を感じている。この役にぴったりな台湾の俳優が見付からなかったことから門脇麦に白羽の矢がたった。タイライとヤンジュンメイの切ない恋模様の続きは映画館で見ることが出来る。

■あらすじ
台北郊外に父(リウ・グァンティン)と二人で暮らすリャオジエ(バイ・ルンイン)は、コツコツと倹約しながら、いつか、自分たちの家と店を手に入れることを夢見ている。ある日、リャオジエは“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主・シャ(アキオ・チェン)と出会う。優しくて誠実な父とは真逆で、生き抜くためには他人なんか関係ないと言い放つシャ。バブルでどんどん不動産の価格が高騰し、父子の夢が遠のいていくのを目の当たりにして、リャオジエの心は揺らぎ始める。図らずも、人生の選択を迫られたリャオジエが選び取った道とは…!?

■作品概要
出演:バイ・ルンイン、リウ・グァンティン、アキオ・チェン ユージェニー・リウ、門脇麦
監督:シャオ・ヤーチュエン
プロデューサー:ホウ・シャオシェン、リン・イーシン、小坂史子
原題:老狐狸/英題:OLD FOX/2023年/台湾・日本/112分/シネマスコープ/カラー/デジタル/字幕翻訳:小坂史子
配給:東映ビデオ HP: 公式X:@OLDFOX0614
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