京都のバス会社が全面協力した映画『つぎとまります』公開決定、ポスター、場面写真、予告編解禁

09月06日11時00分 映画

京都・亀岡市のバス会社の全面協力で完成した映画『つぎとまります』の渋谷ユーロスペースでの劇場公開が決定し、ポスタービジュアル、場面写真、予告編が解禁された。

主演に地元、京都出身の秋田汐梨ほか、京都を中心に活躍するベテラン俳優、製作陣が結集し、新人女性運転士の成長とバスの魅力を存分に伝える作品となっている。本作は、人々の生活になくてはならない、交通インフラの「毛細血管」であるバスが「役者」ならぬ「役車」となっている。



■物語

「日本一のバス運転士になる!」子供の頃からの夢を叶えるために、京都・亀岡のバス会社に就職する保津川美南(ほづがわ・みなみ)。個性豊かな同僚や、乗客たちに囲まれながらも失敗連続の毎日…。そんな美南の心の支えは、バス運転士を目指すきっかけとなった憧れの『運転士さん』。ピンチの時に現れる彼を頼りに成長する美南だったが、ある日、彼について意外なことを知る。そのような時に、未曾有の大雨に西日本一帯が襲われる。


ばす

■バス会社や地域の協力を得て リアリティを追求!

「制作段階から映画の後援をするのは初めて」という京都市をはじめ、近畿運輸局などの行政やバス関係者の期待を背負った本作は、亀岡市にある「京阪京都交通㈱」の全面協力を得て撮影された。主人公の回想シーンでは、車体を1980年代に登場したカラーリングに復刻塗装し、方向幕をつけて町を走らせた。実在する<2系統>などの路線や<大葉台2丁目>などのバス停も登場し、リアリティと親しみやすさにこだわった。更に「霧のテラス」や嵐山渡月橋など、京都の美しい観光スポットも随所に登場。バスファンにも訴求する内容となっている。


■地元京都出身 秋田汐梨が新人バス運転士を好演

全国的にも深刻な課題となっているバス運転士不足。さらに女性の割合は1.7%と他の運送業に比べても低い。バス運転士が次世代の女性の職業選択のひとつとなるようにとの思いを込め、主役には、女子中高生を読者層とする雑誌「Seventeen」専属モデルでもある秋田汐梨が抜擢された。運転席での操縦シーン、峠の流水・倒木シーン等、CGは用いず臨場感あふれる描写を再現。バス運転士が「誇りを持って働く」姿を精一杯表現している。


■キャスト

秋田汐梨 三島ゆり子 渋谷哲平 梶浦梶子 黒川英二 川合智己 清井咲希

■スタッフ

監督・原案:片岡れいこ  企画・原案/加宮充師  チーフプロデューサー/進藤盛延 
プロデューサー/清水正子
脚本/青木万央  助監督/喜田川隆義  撮影/山本辰也  録音・音楽/萩原一輔・森下怜二郎 
編集/長尾泰治  照明/土居欣也  衣装/冨本康成
後援:亀岡市/京都市/近畿運輸局/公益社団法人日本バス協会/一般社団法人京都府バス協会/一般社団法人かめおかコンベンションビューロー/亀岡商工会議所/一般社団法人亀岡市観光協会/京都市立芸術大学
2024年製作/70分/カラー



京都シネマにて9月13日(土)より先行上映、ユーロスペースにて10月5日(土)より公開!

予告動画