NHK「燕は戻ってこない」第7話 双子の堕胎を望むリキに悠子がかけた言葉とは?…ネタバレと予告
6月4日放送のNHKドラマ10「燕は戻ってこない」第6話のネタバレあらすじとみどころを紹介しよう。6月11日(火)22時よりNHK総合で第7話が放送される。NHK番組公式サイトでは、予告動画と過去回のプレイバック動画などが公開、NHK+で見逃し配信されている。【各話のあらすじ】
桐野夏生の同名小説が原作の「燕は戻ってこない」は、“命は誰のものか”という重要なテーマを扱った、鮮烈なエンターテイメント作品。
6月4日放送の第6話で、三度目の人工授精を受けたリキがついに妊娠。しかし、リキがいくつもの契約違反を犯してしまったため「代理母プロジェクト」は破綻しつつあった。
さらに双子を妊娠したことを知ったリキは、堕胎したいと悠子に相談にするが、これまで何度も流産を経験している悠子は「絶対ダメ。リキさん産んで」とせっかく授かった命を手放すことに反対し、誰の子だとか関係なく、責任感をもって自分と基が育てると、なんとかリキを安心させようとする。それでもまだ迷うリキは、まだ自分の中に“命”が宿ったという実感がないのだろう。
“代理母を引き受けたにも関わらず、虚しさから好きな人とセックスを楽しみ、育てられない子供を身ごもったことで堕胎を希望する”そんなリキのセンス(精神)を気に入り、彼女に協力することを申し出たのは、悠子の親友で「春画画家」のりりこ。彼女の登場で、産む側と産ませる側だけでなく、もう一つ新しい視点で「プロジェクト」が描かれていくことになりそうだ。
次回6月11日に放送される第7話では、妊娠が判明したとたん、愛する妻・悠子に家出されてしまった基の不安と孤独が描かれる。悠子と生涯を共にするために代理出産を望んだはずなのに、今やその悠子を失おうとしている。基が望むのは、遺伝子を残すことなのか、愛する人と共に歩む人生なのか?
■主要キャスト
大石理紀(リキ)役: 石橋静河
草桶基役:稲垣吾郎
基の妻・悠子役:内田有紀
基の母・千味子役:黒木瞳
リキの隣人・平岡役:酒向芳
リキの同僚・河辺照代(テル)役:伊藤万理華
生殖医療エージェント・青沼薫役: 朴璐美
悠子の親友・寺尾りり子役:中村優子
リキの叔母・佳子役:富田靖子
リキの元上司・日高役:戸次重幸
セラピスト・ダイキ役:森崎ウィン
ほか
■第6話 ネタバレあらすじ
北海道から戻ったリキ(石橋静河)は3回目の人工授精を受け、ついに妊娠する。しかし人工授精の6日前に元同僚の日高(戸次重幸)と、5日前にはセラピストのダイキ(森崎ウィン)とセックスしてしまったことで、お腹の子の父親が基(稲垣吾郎)であるという確証がもてない。
自分が招いた事態にリキは後悔する。そんな中、恋人のいる愛知に引越したテル(伊藤万理華)から、妊娠を知らせる連絡が入る。貧困の中で子供を育てることに不安があると言いながらも、愛するソム太の子を宿し幸せそうなテルの様子に、リキさらに孤独感を募らせる。
リキは不安に耐え兼ね、悠子(内田有紀)を呼び出すと妊娠を報告し、誰の子か分からない以上、堕胎しようと思っていることを明かす。すると悠子は「絶対ダメ」と強く反対する。何年もの間、不妊治療を続けてきた悠子は、授かった命を簡単に手放してはいけない、基にはこの事実を隠しとおし、誰の子であろうときちんと引き取って育てると保証する。
「プランテ」からリキの妊娠報告をもらった基は、悠子と祝杯をあげようと食事を用意して待っていた。自分の子が生まれてくることに有頂天になった基は、心ない言葉で悠子を傷つけ、悠子は家を出て行ってしまう。
そんな中、リキは自分が双子を身ごもったことを医師から知らされる。
自宅に戻らず、仕事用のマンションに引きこもっている悠子をりりこ(中村優子)が訪ねてくる。そこへリキから「やっぱり中絶したい」と連絡がはいる。リキをマンションに呼び寄せた悠子は、リキにりりこを紹介する。
リキは双子を身ごもったことで、今後の生活への不安が増したのだと話す。あとで子供の父親が違うとわかったとしても、北海道の男は既婚者で子供が四人いるし、与那国島の男は仕事をしているかもあやしいセラピストで頼ることもできない。そもそも違約金を支払うことなどできないのだと。
リキの決断を聞いたりりこは「あなたのセンスが気に入った」と感動し、もし違約金を支払えと言われたら代わりに支払ってあげると言い出す。さらに今は職業「代理母」のリキに、自分のアシスタントとして働かないかともちあけた。
リキは自分には何の才能もないと断ろうとするが、「あなたの精神が気に入った」とりりこに力説され、オファーを受けることに…。
一方、草桶家では、生まれてくるのが双子だと知らされた千味子(黒木瞳)が、「コスパが良かった」「これで保険ができた」と大喜び。さっそく生まれてくる孫のためにリキの食生活を見守るため、自宅に住まわせる計画を実行しようとする。しかし、基はプロジェクトに真摯に取り組んでくれているリキからこれ以上自由を奪うようなことはしたくないと言う。
■第7話 あらすじ
リキの妊娠が判明したとたん、悠子が家を出て行ってしまい、基は不安と孤独に苛まれていた。一方、双子を妊娠したリキは重いつわりに苦しみ、誰を頼ることもできず、やむを得ず基に連絡を取る。すると、事態を知った千味子が行動を起こし、リキの自宅マンションに押しかけてくる。
ドラマ10「燕は戻ってこない」(全10話)は2024年4月30日放送開始。NHK総合 毎週火曜 22:00~22:45、BSP4K毎週火曜 18:15~19:00。再放送はNHK総合 毎週金曜 0:35~1:20 ※木曜深夜に放送される。原作:桐野夏生『燕は戻ってこない』(集英社)/音楽:Evan Call/出演:石橋静河、稲垣吾郎、 森崎ウィン、 伊藤万理華、 朴璐美、富田靖子、戸次重幸、内田有紀、黒木瞳、 酒向芳、中村優子、あめくみちこ、吹越満、いとうせいこう ほか
◇NHKドラマ10「燕は戻ってこない」nhk公式サイト
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