韓国ドラマ「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」第9−10話:明かされる連続事件の黒幕と最強の敵を追うTCIチームがド迫力の大活躍を見せる
イ・ミンギやクァク・ソニョン、ホ・ソンテらが新しい顔を見せる韓国ENA月火ドラマとして「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」。日本でもディズニープラスのスターにて独占配信中の第9−10話では、長官の息子が起こした事件が発端となり10年前の事件の真実が遂に明らかになり、事件の鍵を握る最悪の人物との闘いが描かれた。気になるあらすじを見てみよう。
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」、通称TCI(Traffic Crime Investigation)と呼ばれ署内ではまったく相手にされない交通犯罪捜査チームが絶妙なチームワークで無法者たちを検挙しまくる痛快アクションコメディ。
■キャスト
⇒キャスト・登場人物紹介
チャ・ヨンホ:イ・ミンギ
ミン・ソヒ:クァク・ソニョン
チョン・チェマン:ホ・ソンテ
ウ・ドンギ:イ・ホチョル
オ・ヒョンギョン:チェ・ムンヒ
ほか
■第9話あらすじ
ひき逃げ犯を追跡中に事故にあって重体になってしまった父ヨングン(ユ・スンモク)を見て悲しみに暮れるソヒ(クァク・ソニョン)。ひき逃げ事件の犯人は警察庁長官ミョンハク(ホ・ジョンド)の息子のジョンウク(カン・ギドゥン)だった。クラブで違法薬物でハイになった状態で運転を続け、事故を起こしたまま逃走した彼だが、周辺のカメラから車両が特定され、廃車されかけていたところを回収された。
すぐに当時の状況が確証されていく中、ジョンウクの暴走は止まらず、ついには父にも牙を剥き始める。運転していたのがジョンウクだと知ったソヒは怒りのあまりナイトクラブに乗り込むが、反省するどころか大笑いしながら不謹慎な話題を連発するジョンウクに怒りを募らせる。後日証人として出頭したジョンウクは黙秘を続け、金で雇われた替え玉が自首したことで釈放されてしまう。
その頃、襲撃を受けて監禁されていたギョンス(ハン・サンジョ)は拷問を受けて、10年前の真実を語り始めた。事態に頭を抱えたミョンハクはチェマン(ホ・ソンテ)を不当な理由で懲戒にかけ、代わりにテジュ(オ・ウィシク)をTCI(交通犯罪捜査チーム)に送り込んだ。
ジョンウクを捕まえられずにもどかしい思いに苦しむソヒを見たヨンホ(イ・ミンギ)は、必ず逮捕すると約束し、自宅に招くと独自に調査を続けていた10年前の事件について語り始めた。ミョンハクとの関係を尋ねられたチェマンは、当時ジョンウクら事故を目撃した3人の高校生からの通報に不審点があったことを明かし、事件を追っていた記者を紹介した。3人が無免許で車を運転していたことや、写真の残されたタイヤ痕から致死事故を起こしたのが3人の車だったことが明らかになるのだが…。
■第10話あらすじ
10年前の事件に端をなす疑惑の事件の真犯人は、10年前に死んだ妊婦の夫だと判明した。死んだと思われていた彼は名前を変え、科捜研で働き、ヨンホらとも面識のあるミンソン(キム・デホ)だった。ヨンホの謝罪と説得もむなしく逃走を図るミンソン。そこにテジュらも令状を持って駆けつけた。科捜研から逃走した車を追うヨンホ。そしてジョンウクに煽られて、殺された息子の復讐のためにヤン会長(イ・ユジュン)が送り込んだ手下、そしてテジュらがその後を追う。
追撃したTCIチームの豪快なドライビングスキルで追手は蹴散らされ、最後は待ち構えていた警察に逮捕された。何とか穏やかに事を収めようとミンソンの車に駆け寄ったテジュだが、運転していたのはソヒで、ミンソンは既にTCIチームの手引で警察に連行されていた。
壮大なカーチェイスの直前、科捜研でミンソンはTCIチームに10年前の出来事の真実を打ち明けた。当時、無免許で車を運転していたジョンウクら3人は運転そっちのけで盛り上がり、中央線を越え、それを避けたヨンホが最初の事故を起こすが、事件が発覚するのを恐れたジョンウクがまだ息のある妊婦を再び轢いて殺していたのだ。
なかなか知らせが来ないことに腹を立てるジョンウクだが、ソヒらがヤン会長の屋敷に乗り込み、大乱闘の末に二人を逮捕。事件は瞬く間にニュースになり、事件の処理を巡って頭を抱える警察署。ソヒは権力や財力で再びジョンウクが釈放されても必ず捕まえると警察の威厳を示す。しかしギョンスの証言は拷問によるもので証拠として扱えず、ミンソンへの接見もテジュによって禁じられ、残る希望はどこかに監禁されているギョンスのみとなった。車載カメラを手がかりにギョンスの監禁場所に向かったテジュだが、既にTCIチームに先を越されていた。彼らは押収される前に車載カメラの情報をバックアップしていたのだ。ヤン会長に全ての罪を着せて逃れようとしていたジョンウクの前でギョンスが自白を始め、ついにジョンウクは言い逃れができない状況に追い込まれ拘置所に送られた。
面会に来た父ミョンハクに助けを求めるが、トカゲの尻尾のように切られたジョンウクは全てを暴露すると言って父とも対立。ミョンハクからの電話を無視し続けるテジュはUSBを複雑な表情で見つめていた。その帰り道、ミョンハクの乗る車を運転していたのは10年前にジョンウクに娘を殺されたジョンソプ(ハ・ソングァン)だった…。
■見どころ
先週放送のラストでソヒの父親が大事故に巻き込まれるというショッキングな展開が描かれ、今週放送の第9−10話では重体に陥った彼の回復は描かれなかったものの、物語の軸になる10年前の事件の真相や真犯人、そして10年後に復讐のために動き出した人物の正体が全て明らかになった。様々な事件を起こしながらも反省の色をみせないジョンウクの非道さや、権力を隠れ蓑に釈放せざるを得ないもどかしさが描かれるが、第10話では遂に逮捕が実現し、表面的には一応の決着がついた形となるが、ラストでは当時事件を隠蔽したミョンハクが、被害者の父親の手中に落ちるシーンが描かれ、クライマックスとなる次週放送では、どんな展開が待ち受けているのか視聴者の興味を誘う。
なお、同作品で一人で3役を演じるユニークな出演を果たしたシム・ソヨンが久々に再登場し、第9話でナイトクラブのママとしてまた新たな表情を見せた。
本作はスタート依以来順調に視聴率を伸ばし、第9話では5.4%と少し落ち込んだものの、第10話では全国視聴率6.4%(いずれもニールセンコリア調べ)とこれまでの最高記録を更新した。
●6/3日、「クラッシュ」がまた自己更新で首位固め
●「クラッシュ」毎回自己更新で第2のウ・ヨンウなるか?6%台突入
「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」は毎週月曜日・火曜日に放送され、ディズニープラスで独占配信される。(全12話)
◇ENA「크래시」HP
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