「むやみに接してくれ」第9・10話 キム・ミョンス×イ・ユヨンが晴れて恋人に!文化財の闇取引が本格始動、犯人は身近な人物!?ネタバレあらすじ
キム・ミョンス(INFINITE エル)×イ・ユヨン主演のKBS2で22時10分スタートした「むやみに接してくれ」。今回は、6月10日・11日に放送された第9・10話のネタバレあらすじや見どころ、視聴率を紹介する。予告動画はYouTubeで公開中だ。
「むやみに接してくれ」は、骨の髄まで儒教精神がしみ込んでいる山村出身の鉄壁男シン・ユンボク(キム・ミョンス)と、シンユンボクと直進しか知らない猪突猛進の現代女性キム・ホンド(イ・ユヨン)との本格ディフェンスロマンチックコメディ。
「本格ディフェンスロマンス」というコメントは、あらゆる誘惑を阻止するシン・ユンボクと、諦めずに絶え間なく秋波を送るキム・ホンドの関係性を想像させる。勝者のいないこの愛の対決で、ユーモラスな笑顔と興奮をもたらすシン・ユンボクとキム・ホンドのディフェンスロマンスが期待されている。
■キャスト:
シン・ユンボク役:キム・ミョンス(INFINITE エル)
キム・ホンド役:イ・ユヨン
カミユ・ジャン役:ペ・ジョンオク
シン・スグン役:ソヌ・ジェドク
イ・ジュノ役:パク・ウンソク
ほか
■第9話あらすじ
母の死後に、村を出た本当の理由を知ったユンボクは再び葬儀場へと向かう。憔悴しきったイボクは、喪主の腕章(韓国では喪主(直系家族)が2本線の腕章をつける。1本線はそれ以外親族の男性)を付けているユンボクを見て涙が溢れ出す。二人はこれまでの溝を埋めるかのように過去のことを話し、和解する。
ホンドはユンボクを心配して家を出るとちょうど帰宅するユンボクと遭遇する。辛かったと素直に打ち明けるユンボクに「何か出来ることがあればいつでも言って」と励ますと「今みたいに、傍にいてください」と言われ、驚きながらも勿論と答えるホンド。
ユンボクは母の言う通り自由に生きると宣言し、ホンハクの門下生として再び漫画を描き始める。重荷から解放され生き生きとしてるユンボクを見てほっとするホンド、ユンボクが明らかに変わったことを実感する。出勤時に寒いからとマフラーを巻いてくれたり、一緒に夕飯を食べる際にケンニプ(エゴマ)をホンドが取りやすいようにお箸で抑えてくれたりとドキドキが止まらず、まさかユンボクが自分を好きなのでは?と勝手に盛り上がる。
ソンサン村では、相変わらず疎まれていたカミユだが、とあることをきっかけに徐々に住民達の態度が変わっていく。ある日、村内でファへジャン(靴鞋匠、伝統靴を造る職人)が売っている靴を眺めていたカミユは、数百年前に流行したが今は誰も買わないという「ピチョへ(피초혜/革で出来たわらじ)」に一目惚れして購入。これにパールなどの装飾をつけてアレンジし、SNSに載せたところ大きな話題となったのだ。靴は爆発的に売れるようになり、靴鞋匠はカミユを訪ねる。カミユは恐る恐る「作品を勝手にアレンジして気分を害したなら謝罪します」と言うも、寧ろ「消えかけた伝統が再び注目され、先生が生き返らせた」と感謝される。そこでカミユは自分とコラボしないかと提案。
カミユのSNSを見たフランキー(イ・ミョンホ)は、カミユがついに村人らの心を開いたようだと喜ぶも、ホンドは自身と重ね合わせて「ユンボクも心を開いたのか?ユンボクが私を好きになったのか?」と気になり、直接聞きたいが、また距離が離れてしまったらと悩む。するととあるカフェで「悩みに合うメニューをデザインします」というオープンイベントにつられて入ってみることに。するとそこには前の職場の先輩ヒャンギが!ホンドの退社後、彼女も盗作デザイナーと言われ立場が危うくなりすぐに職場を去ったという。またホンドが弄ばれたイ・ドヨン(ソ・ビョクジュン)ともすぐに別れたと言い、愚痴で意気投合する二人。そのままホンドはユンボクに関する悩みを打ち明けると、ヒャンギは「絶対好きに違いない」と断言、気分を良くするホンドだった。
帰宅すると、ユンボクとホンハクとの会話が聞こえてくる。ホンハクの「見るだけで笑顔になり、いまどこにいるのか気になり一緒にいたい理由は何だ?本当に好きだからに決まってるだろ」という発言にユンボクは真っ向から否定、「恋慕ではなく、尊敬心があれば何だってできる行動だ」と言っていたのだった。ユンボクは、ホンハクから「姉への態度もにもそうだな、やっと理解できた」と言ったことで、自分ははまたもやホンドに失礼な態度をとっていたのではと気づく。
ユンボクは自分を好きなのではなく、尊敬心だったのかとショックを受けたホンドは、そこからユンボクを避けはじめる。職場に迎えに行くというユンボクに残業だと断るが、疲れから仕事中に机で突っ伏して寝てしまう。目を覚ましたホンドは目の前にユンボクがいて驚く。ホンドを心配して、ケーキを差し入れに職場を訪ねてきていたのだった。そこでユンボクも目を覚ましお互い見つめ合う。慌てて席を立つホンドだったが、ユンボクは「行かないでください」と手を掴み、「先生が好きです」と告白してホンドにキスをするのだった。
■見どころ
視聴率は全国平均1.0%を記録。1%台から抜け出せず、何か状況を打破する起爆剤が欲しいところだ。視聴者も「再放送をもっと放送したり、宣伝に力を入れて欲しい!」「こんなに素敵な作品を!」と訴えているように、本作品の魅力が少しでも周囲に伝わってほしいと願うばかりだ。
ユンボクの気持ちに確信が持てず悩むホンドがふらっと立ち寄ったカフェは、かつてのホンドの先輩ヒャンギの店だった!ヒャンギとは韓国語で「香り」という意味があり、カフェの名前「スメル」は彼女の名前が由来だと分かる。ヒャンギがホンドに選んだメニューはアップルパイ。韓国語で林檎を意味する「サグァ」と同じ発音で「謝罪」という単語がある。そのため謝罪の意味を込めて林檎を渡したりするシーン、ドラマで見たことないだろうか?
更にホンドがケンニプ(エゴマの葉)をの話をして、好きに違いない!と断言するヒャンギ。この「ケンニプ議論」とは過去、韓国でSNSをきっかけに話題になり、アイドルもこれに言及して恋愛観を述べるなど一時ブームとなった話題だ。を彷彿とさせる場面が登場。オク・テギョン×ウォン・ジアンの「ハートビート」でもかつてご紹介した(→ケンニプ議論)
ケンニプは韓国でおかずとして食卓に並ぶことが多いが、複数枚重なっているため1枚だけ取るのは難しい。それを箸で抑えて手伝ってあげるという行動は、何でもない人に対してはしない、好意がある相手にしかしないと考えるのが一般的なようだ(全員そうとは言わないが、少なくとも会社の上司など親しくない相手にはしない)。
■第10話あらすじ
互いの気持ちを確認したホンドとユンボクは晴れて付き合うことに。帰宅してからもそれぞれ余韻に浸りながら眠りについた。そしてその後ユンボクからデートの誘いが来て喜ぶホンド。生まれて初めてのデートで緊張するユンボクだったがホンドのために精一杯努力し、ホンドはそんなユンボクがとても愛おしく思えるのだった。
仕事終わりのホンドを迎えに行ったユンボクは、会社の前に元彼イ・ドヨンが待ち伏せしていることに気づく。ドヨンはホンドを見るなり抱きつこうとし、ヨリを戻そうと言ってきたため、ユンボクは自分が彼氏だとホンドの手を取って去ろうとする。するとドヨンは「ホンドは簡単な女だ、男から手を差し伸べられたら誰でも握る」と侮辱してきたため、ユンボクは一人で引き返しドヨンに近づく。殴りかかるかと思ったら、スマホを奪ってホンドの連絡先、ホンドの写真を削除するのだった。この一連の様子がSNSで拡散されたため、周囲が二人の交際を知ることになる。怒ったセリョンの父がスグンへと詰め寄り、どうしたらいいものかと頭を抱えるスグンだった。
文化財の闇取引が本格的に動きはじめる。捜査中のイボクが不信人物を追っていると、ホテルにチェックインするところを目撃。ホテル職員に確認すると、彼らは中国組織で金曜日にソンサン館を予約していることを突き止め、そこで闇取引をするのではと睨む。金曜日はソンサン館でカミユのイベントが開催される予定だったため、当日は細心の注意を払って捜査を行うことに。
文化財庁長イ・ボムギョ(パク・ユンヒ)がスグンの元を訪ね、フランスから貴重な文化財を持ってきて保管しておくように話す。それをこっそりと聞いているジュノは、二人が去った後に部屋に侵入し、扇子を確認。それをカミユとコラボした「ピチョへ(革で出来たわらじ)」の靴箱に隠し入れるのだった。
こうしてカミユのイベント当日。ホンドはイベントで展示するピチョへをソンサン村からソンサン館まで車で運搬していると突然後続車に衝突される。驚いて車から降りたホンドは、黒ずくめの男に頭を殴られてしまう。ホンドの意識が朦朧としてる中、その男はホンドの車を漁り、靴箱の中から前日の夜にジュノがこっそりと仕込んだ扇子の箱を持ち去ってしまった。ちょうど通話中だったユンボクはホンドの異変に気付き現場に駆けつける。ホンドは軽傷で済んだが、供述から文化財が盗まれたのではと気づくユンボク。
ソンサン館へ到着したところでユンボクはユナからの電話を受け、村にある扇子が偽物と入れ替わっていることを知る。一方イボクら警察が追っていた中国組織も予約時間にソンサン館にやってきたが、注文を受けようとしたイボクが警察だとばれて逃げられてしまう。ユンボクら警察は走って後を追っていると、厨房から大きな音がし、駆けつけるとジュノが不審者を取り押さえていた。その男が持っていたカミユの靴箱から、ソンサン村で盗まれた扇子が出てくる。
警察に連れて行かれた男は文化財庁の職員で、カミユの靴を買ったが一瞬の隙に不審者に盗まれたため追いかけていただけだと供述。ユンボクはジュノから「灯台下暗しだ、ソンサン館が文化財の取引場所として使われていたなんて」と言われ、ふと警察もあくまで推測で言っていたことを何故断言するのかと不信に思う。ユンボクは、ジュノが一瞬席を外した際に財布からカードキーを抜き取り、家に侵入すると、文化財の扇子の情報が書かれた書類を見つけ…!
■見どころ
視聴率は全国平均1.0%と、前日比横ばい。
ジュノが以前から何やら怪しい動きをしており、彼が犯人なのか!?と思わせるようなシーンが続いたが、今週いよいよ本格的に彼の裏の姿が描かれる!本当に彼が真犯人なのか、それとも更に背後に誰かいるのか!?
またホンドとユンボクが思った以上にすぐに交際スタートしたため驚いた視聴者も多いだろう。順調にいってほしいが、祖父スグンを始めソンサン村の人々が今後二人の交際を邪魔するようなことがないことを祈りたい。
セリョンの父から怒鳴り込まれて頭を抱えるスグンの元へカミユがワインを持ってやってきたシーンは、印象的なセリフが多かった。カミユは「孫の人生を何故あなたが決めるの?」と言うと「あの子には守るべき使命がある、他の選択肢はない」と言い返すスグン。かつて村を解放しようという息子の意見を聞き、他の選択をしようとしたが、そのせいで息子を失ったと嘆く。カミユはこれまでソンサン村をずっと閉鎖していた理由を始めて知るが、「使命を守るのは重要だが、愛する人を傷つけてまで守る使命なんて意味があるのか?人ほど重要なものなんてないわ」と言う。スグンに意見を言えるのはもはやカミユしかおらず、貴重な存在だ。カミユの発言で頑固なスグンの心も今後少しずつ変わっていくことを祈る。
◇YouTube「むやみに接してくれ」第11話予告動画(日本語字幕なし)
「むやみに接してくれ」は、毎週月火22時10分に韓国KBS2TVにて放送中。
■作品紹介
制作国:韓国
制作年:2024年
スタッフ:
演出:チャン・ヤンホ
脚本:パク・ユミ
原作:ソヌ(ソヌ)著『むやみに対してくれ』
原題:「함부로 대해줘」(ハムブロ テヘジョ)
韓国放送:2024年5月13日-7月2日(予定)22:10~ KBS2TV 月火ドラマ
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