「卒業」第12話:チョン・リョウォン、キム・ソンイルの講義に感銘、ウィ・ハジュンの“洞穴の契り”に(笑)…視聴率6%に
ヘジン(チョン・リョウォン)が過去10年間の資料を捨てた。
16日に放送されたtvN土日ドラマ「卒業」第12話では、新しいスタイルの講義に感銘を受けたヘジン(チョン・リョウォン)の姿が描かれた。U-NEXTでも独占配信開始した、この回のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、第12話の予告を紹介する。
●U-NEXTで独占配信の韓国ドラマ
12話の視聴率は前回(全国平均3.4%、首都圏平均4.3%)から、全国4.8%、首都圏6.0%とそれぞれ1ポイント以上数字を伸ばした。特に首都圏では最高7.1%まで押し上げた。(ニールセンコリア有料プラットフォーム基準)
「卒業」は、スター講師のソ・ヘジン(チョン・リョウォン)と新入り講師として現れた大胆な弟子、イ・ジュノ(ウィ・ハジュン)のドキドキする深夜のロマンスを描く。⇒【関連・各話のあらすじ】
■キャスト
⇒【相関図】
⇒【キャスト、人物一挙紹介(画像)】
ソ・ヘジン役:チョン・リョウォン
イ・ジュノ役:ウィ・ハジュン
ナム・チョンミ役:ソ・ジュヨン
ほか
■第12話「変化」
ヘジン行きつけの「夜間飛行」にやってきたジュノ(ウィ・ハジュン)は、ヘジン(チョン・リョウォン)とピョ・サンソプ(キム・ソンイル)の話に割って入った。「どちらが誘ったのか」「2人が会う理由は?」と矢継ぎ早に質問。自分から誘ったというサンソプに不快感をあらわにした。
ヘジンが副学院長のウ・スンヒ(キム・ジョンヨン)がヘジンの10年分の資料をサンソプに見せようとしていると明かした。そしてサンソプがそれを教えに来てくれたのだと。サンソプはスンヒに会う約束を破ってまで来てくれたのだった。
ヘジンは、「今私ができる最悪の手段は訴訟よ」と苦笑した。しかし、「『スンヒが資料を盗んだ』と法廷でその一言を聞くためには、私がすべてを賭けて戦わなければならない。裁判所が私の手を取っても、その時にはヘジンはこの町で完全に忘れ去られている。それこそが副院長の狙いね」と、頭を抱える。
ジュノは「むしろよかったよ。新しい資料を一緒に作ればいい。解法スキルや予想問題じゃなくて、生徒たちがテキストを自分で読めるようにするんだ」と再び講義方式を巡ってヘジンと論争を繰り広げた。「私の教材がうまく機能していないと言っているの?」と自身のキャリアに自信をのぞかせるヘジン。「子どもを実験台にしていると言うのは侮辱だ。子供たちがかわいそうと思いませんか?試験は運と運のゲーム?」ジュノの話を遮ろうとするヘジンに「俺は弟子でなく、同僚です。先生の将来を見据えましょう」とジュノ。ヘジンが、誰かに未来を託すつもりはないと言うと、「俺が他人だと?」と言い、激昂するヘジンの性根を叩き直さないととまで言い出すヒョヌ。「私を刺激して何が得られるの?」と激昂するヘジンに、「洞穴の契り?(※)」と答え、思わずサンソプが噴き出す。
ここで始めてサンソプが口を挟んで、時間が許せばジュノともっと話したいといい、ジュノの“高次元的思考を身につけさせ、全科目に影響を与えようする教え方”を「ロマン」と味方し、全教師の夢だと話して席を立った。ジュノは先ほどの非礼を謝罪した。
ジュノはヘジンを連れて海に向かった。夜が明けて気持ち良い朝の海に向かって、「私たちが南山に行った時のことを思い出すわ。君の心を変えようとして、ひどい目にあったじゃない」と笑い「南山では私は失敗したけど、君は成功よ。好きなようにしてみて。教えたいことを教えてみなさい」と、ジュノの新しい講義を許可することに決めた。
そのころ、チェソン国語をチェソン学院にする計画を持つチェ塾長(ソ・ジョンヨン)は、スンヒに大峙チェイスの他の科目の講師たちを連れて来るよう説得する。但し、ヘジンが必ず含まれるべきだという条件で。
スンヒはすぐにヘジンに会って、ヘジンの講義資料に小テストまで入ったUSBを渡す。ヘジンは「副学院長と一緒に学院を出て行かないと、この資料は他の人に渡ってしまいますね」と言い、「連れてくる講師にジュノ先生も含まれるんですか?新鮮味はあるけれど、下に置くにはコントロールが難しい部分があって…実験したい」と、ジュノとの険悪な関係が続いているようアピールしながら、ジュノが提案する新しい講義を承諾するよう仕向ける。
帰宅したヘジンはジュノに電話で「いくつか分かったことがある」と伝える。「犯人を捕まえることもできるけど、やめておくわ。どうせスンヒの側近を見つけることくらいしかできないでしょ?」と言い、「しばらく学院では気まずい関係でいましょう」と提案する。
ついにサンソプの無料講義の日。童謡の熱唱まであった講義は独特なスタイルだがロマンあふれるもので、受講生たちを感動させた。聴講したヘジンは「とても勉強になりました」と感嘆の言葉をかけて帰りながら、ジュノの教育観を「ロマン」といったサンソプを思い出した。
その夜、ジュノはヘジン相手に新しい模擬講義をした。ジュノの講義も、視覚や聴覚を使った独特なスタイルだった。ヘジンは「ジュノ、あなたの勝ちよ」と彼が正しかったことを認めた。
スンヒに会う場にヒョンソンを呼んだヘジンは、2人に「誰かに渡しても、公にしても構いません。この資料を参考にしても私に勝てる人はいないでしょうかと、2人ならうまくやれる人をさがせるでしょう」とUSBを渡した。スンヒが理由を尋ねると、ヘジンは「もうこれは私にとって宝物じゃないから」と笑った。
この回で、ヘジンの親友で弁護士のチャ・ソヨン(ファン・ウンス)が、ジュノに振り回されるヘジンを心配しながら、ずっと孤独だったヘジンがジュノのおかげで柔らかくなったと指摘する。また、気になる二番手カップルの国語科のナム・チョンミ(ソ・ジュヨン)とジュノの親友チェ・スンギュ(シン・ジュヒョプ)も順調の様子。
そして12話の見どころは、夜間飛行でのヘジンとジュノの喧嘩とヒョンソプの無料講義。
夜間飛行ではジュノの言葉にヒョンソプやソヨンが思わず噴き出すシーンがある。
※同穴の契り:「偕老同穴」の四字熟語から気言葉で、「偕老」は、老をいっしょにという意味で、「同穴」は、同じ穴に埋葬されるということから「夫婦仲よく共に年を取り、死後も同じ墓に葬られましょう」を意味する。二人の関係をナイショにするどころか、ラブラブぶりをヒョンソプにも知らせているジュノの可愛い失言(?)だ。
一方、ヒョンソプ先生のロマンあふれる無料講義は、少々活舌の悪さは気になったが、冒頭から遅れて聴講になってきたチェ塾長を遅刻者扱いにしたり、19220年に発売された『留守番する子の歌』をフルオーラス歌ったりと最高のパフォーマンスを見せてくれた。「似て非なる」ヒョンソプとジュノ。2人の授業を聞いてみたいものだ。
そして、ヘジンの資料をウンヒに渡したのは国語科のミン・ヒジュ(ヤン・ジョア)か、ジュノに好意を持つキム・チェウン(アン・ヒョノ)か?それとも?
気になる第13話は6月22日放送、配信。予告は以下のYouTubeにて視聴できる。但し日本語字幕はなし。
tvN「卒業」は、毎週土日曜日21時20分に放送、その後23時20分ごろからU-NEXTにて独占配信する。
◇YouTube「卒業」第13話予告
◇tvN「졸업」番組サイト
◇YouTube「卒業」キャラクターティーザー
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