【最終回ネタバレ】木村拓哉「Believe-」第9話 すべての謎は解けたが…最終話視聴率13.2%で有終の美

06月21日09時50分 
(2024年06月21日09時58分 更新)
ドラマ
ⓒテレビ朝日

木村拓哉主演 木曜ドラマ「Believe-君にかける橋-」最終回の第9話が6月20日に放送された。ネタバレあらすじと見どころを紹介。関連動画は番組公式サイトで公開、TELASAで全話配信されている。

テレビ朝日開局65周年記念作品「Believe-君にかける橋-」は橋づくりに情熱を燃やす、木村拓哉演じる主人公・狩山陸が、刑務所に収容されるという困難に見舞われながらも決してあきらめることなく希望と再生の道を模索するヒューマンエンタメドラマ。気になる視聴率(ビデオリサーチ調べ、リアルタイム、関東地区)は、初回から11.7%、10.1%、9.6%、9.8%、9.8%、9.9%、9.4%、9.1%とゆるやかな下降線で推移したが、15分拡大の最終回は、13.2%(個人7.6%)で、番組最高の数字で有終の美を飾った。



6月20日に放送された最終回で、ついに「龍神大橋崩落事故」の真実が明かされた。狩山が闘っていた巨悪とは、大企業の上層部が、政治家に忖度した結果、人の命が奪われる大事故が起きたというものだった。犯した罪のすべては暴かれず、事故を計画した“再建屋”の磯田社長が、「帝和建設」を守という名目で、真実のフタはまた封じられてしまった。

狩山の裁判にはこれまで関わってきた人たちが再集結、黒木は、半田の助力で彼の娘の事件を解決、林刑務官は狩山と真摯に向き合い、敵か味方か最後まで判断ができなかった秋澤弁護士の思いもよらぬ過去を知ることに…。

ずっとわからなかったパスワードが「believe」だったことで、視聴者からは「パスワードはそうきたか!」「ここでタイトル回収!」といった声があがった。

ドラマラスト。碓氷峠の橋を、2人仲良く腕を組みながら歩く狩山と玲子。幸せなシーンで締めくくるのかとおもいきや、やはり玲子も覚悟していた結果が…。



■主要キャスト一覧

■第9話 ネタバレあらすじ
「龍神大橋崩落事故」における自らの無実を証明し“壮大な闇に覆われた真相”を明らかにするため、刑務所から逃走した狩山陸(木村拓哉)。同じく真相を追い求める刑事・黒木正興(竹内涼真)の協力を得て、決死の逃亡を続けてきたがとうとう逮捕されてしまった。もはや抵抗することなく、愛する妻・玲子(天海祐希)の目の前で、連行されていく狩山。

そんな中、“仕組まれた事故”に加担した部下・南雲大樹(一ノ瀬颯)の婚約者・本宮絵里菜(山本舞香)が突然、玲子のもとを訪ねてきた。彼女は「帝和建設」の社長・磯田典孝(小日向文世)がにぎりつぶした証拠のデータを密かに手に入れていたのだ。絵里奈は狩山が再審されることになったら南雲も証言台に立つつもりだと明かし、「惚れ直しました」と惚気る。

一方、磯田と密通していた狩山の元担当弁護士・秋澤良人(斎藤工)が、狩山に面会に来て、実は再審の準備を進めていたこと、情報を聞き出すために磯田に近づいていたことを明かし、自分を再任するよう説得する。秋澤が玲子から渡された機密データを持っていることを知った狩山は暗証番号が「believe」だと告げ、秋澤をもう一度選任する。

秋澤が弁護士なのに無口だったのは、過去に困窮する依頼人に「首をくくるしかないですね」と暴言を吐き、その依頼人が自殺してしまったことを悔い、同じ過ちを繰り返さないよう、いつも言葉を慎重に発していたからだった。狩山はそんな秋澤を信用し、再審に望むことに。

検察に引き渡される前、狩山は赤城管理官に「監禁罪は不起訴になるよう口添えするから龍神大橋については訴えるな、黒鉄島プロジェクトを邪魔すれば君自身がつぶされる」と狩山に耳打ちするが、そこへ黒木が現れ、赤城は出世のために上に恩を売っておきたいだけであなたを助けるためじゃない「あなたは何も間違っちゃいない、声を上げろ!」と狩山を激励する。

「帝和建設」では、南雲がベトナム栄転を断り、狩山の再審で証言すると告げ「僕はもうこんな会社にはいられません」と会社を辞職する。玲子も病院を辞めて治療に専念することに…。

そして9月。狩山の裁判が始まった。関係者一同が傍聴席に集まってくる。南雲と絵里奈、黒木と半田豊(田中哲司)、坂東社長(北大路欣也)、桑原常務取締役(岩谷健司)。さらに林元刑務官(上川隆也)の姿があった。

そのころ、磯田と玲子は待ち合わせをしていた。玲子は磯田に狩山が龍神大橋設計のために使っていたノートを託す。磯田は東京都知事・榛名文江(賀来千香子)に会いに行き、これから再審で「龍神大橋」の件が取り上げられたら、都知事の名前を出すことになると脅し、「帝和建設」を黒鉄島プロジェクトから除外しないよう求めた。

裁判では事故が「帝和建設」社長の磯田によって計画されたこと、南雲が若松に金を渡して耐力不足のケーブルを使用させたことが明かされた。そして狩山は逃走した理由を「何故、架けるべき橋を落とさなければならなかったのか?…どうしても知らなければならないと考えました」と語った。

裁判後、林元刑務官が狩山に面会に来る。罪が軽くなるはずなのに、故意に逃がしたことを話さなかったのは何故かと知りたかったのだ。林は自分が金のために手助けをしたことを明かす。狩山は、林が贖罪のため、あの時の火事の遺族に金を渡したのだと知る。そんな林に、狩山は無実の罪で刑務所にいる野口ヒロトの相談に乗ってほしいと頼む。林は「考えてみよう。一度くらい、太陽に近づいてみたい」と答えた。

判決の結果。懲役一年が求刑された。そして「龍神大橋事故」については改めて審議することになった。

出所した狩山が、服役中の磯田に面会に行く。「私はあと半年のようだ」と話す磯田。崩落事故を計画した理由は、黒鉄島プロジェクトを担う企業の一つが経営難に陥ったため、資金繰りのめどがつくまで、東京都に批判の矛先が向かないように“故意の事故”を起し、非難の矛先をそらすのがねらいだった。

磯田は裁判で“東京都”をいっさい出さず、自分ひとりで罪を背負った。都知事と取引し、一度は排除されそうだった橋の再建を「帝和建設」が引き続き行えるようにした。「日本の大企業をつぶしてはなりません。それが再建屋の私の理念です」と磯田はブレない。


狩山は「僕はあなたの言葉を信じた。会社を、社員のみんなを救うために、うその証言をした。愚かでした。1人で8000人を救えるわけがありません。1人で橋は作れないのに。そんな当たり前のことを忘れていました。でも、狩山玲子が僕を僕で居させてくれました。あなたを信じたことは後悔していません」と告げ、刑務所を後にした。

自宅に戻った狩山は、荷物をまとめ、玲子と碓氷峠に向かう。2人で腕を組み橋を渡る。「玲子ごめん。全部終わったら、謝るっていったじゃん」ところが、一緒にいたはずの玲子は突然消える。狩山の手には、玲子からの手紙が…。

「陸、待ってあげられなくて ごめんね。
私、やっぱりあなたと居て楽しかった。本気よ。
思い残すことはないけど
碓氷峠に行く約束を果たせなかったのは
残念だったかな
だから、代わりに行ってきて。
きっとあの橋から、あなたはまた出発できる」

その後、狩山は“橋屋”として復帰する。

テレビ朝日開局65周年記念作品 木曜ドラマ「Believe-君にかける橋-」は4月25日(木)21時スタート!主題歌:MAN WITH A MISSION「I’ll be there」/出演:木村拓哉 天海祐希 竹内涼真 山本舞香 一ノ瀬颯 北大路欣也 上川隆也 斎藤工 小日向文世 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@believe_tvasahi 」。番組公式Instagramアカウントは「@believe_tvasahi 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「Believe-君にかける橋-」番組公式サイト

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