『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』本編映像初解禁…戦時中でもイタリア軍が大切にしたこととは!?

06月21日16時00分ドラマ

潜水艦映画にハズレなし!第二次大戦下に、イタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニが沈めた敵国船の乗組員を救助した実話を基に描かれる、海の男たちの誇りと絆の戦争秘話『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』(7月5日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開)の本編映像を解禁する。



本作は、イタリアが誇る名優ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ主演を強め、2023年ヴェネツィア国際映画祭オープニング作品。

第二次大戦下に、イタリア海軍の潜水艦コマンダンテ・カッペリーニが沈めた敵国船の乗組員を救助したという実話を基に、戦時下においても決して失われることのない海の男たちの誇りと絆(シーマンシップ)を描いた重厚な戦争秘話。CGでは再現できない本物の質感とクルーたちの過酷な勤務描写が、潜水艦映画の傑作『U・ボート』と比肩するクオリティを堅持、「潜水艦映画」に目の肥えた観客たちを唸らせるだろう。監督は本作で2度目のヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出されたエドアルド・デ・アンジェリス。主演のサルヴァトーレ・トーダロ艦長を演じるのは数々のイタリア映画の巨匠たちに重宝される名優ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。

この度解禁するのは、艦長の一声がきっかけで緊迫した艦内にひと時の幸せな時間をもたらす瞬間を捉えた本編映像。

常に敵艦の襲撃に警戒しながら、荒れ狂う海の中を進み続ける潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ号の艦内は、常に緊張感が張りつめ、気を休められる時間はほとんどない。戦時中だから当たり前と言えば当たり前なのだが、船員や、もちろん艦長にとってもそれは、過酷な状況にほかならない。解禁する本編映像では、艦長の一声によって運ばれてきたパスタの一種“ニョッキ”が艦内に幸せな時間を運ぶシーン。サルヴァトーレ・トーダロ艦長が「料理はニョッキを」と告げるところから始まる映像では、ニョッキの登場に「最高だ!」「パスタだ!パスタだぞ!」と喜びの声が上がり、本当においしそうにニョッキを頬張り幸せそうな船員たちの姿に思わず笑みがこぼれる。

このシーンは海軍のみならず、全軍で食を重視していたと言われるイタリア軍を表現した場面となっている。こういった小さなことから艦長と船員たちが築いた関係性があるからこそ、船員たちの命を預かることになる苦渋の決断をした艦長にみなが付いていくのかもしれない。本作では重要な場面で色んな意味が込められた料理が登場するので、その点も楽しんでいただきたい!

メイキング映像YouTube

■あらすじ
1940 年10月、イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは、イギリス軍への物資供給を断つために地中海からジブラルタル海峡を抜けて大西洋に向かっていた。その作戦行動中、船籍不明の貨物船に遭遇する。艦砲を装備し、戦争地帯で灯火管制をしての航行であったためこれを撃沈。だがそれは中立国であるはずのベルギー船籍の自衛武装を備えた貨物船カバロ号だった。“イタリア海軍一無謀な少佐”サルヴァトーレ・トーダロ艦長は「我々は敵船を容赦なく沈めるが、人間は助けよう」とその乗組員たちを救助し、彼らを最寄りの安全な港まで運んでいく決断を下す。だが狭い潜水艦の艦内に彼らを収容するスペースはない。しかもその決断は、潜水艦唯一の長所ともいえる敵に見つからないよう潜航するのをあきらめ、自らと部下たち、さらには艦を危険にさらすのを覚悟のうえで、無防備状態のままイギリス軍の支配海域を航行することに他ならなかった——。

★7月5日(金)より、TOHOシネズ日比谷ほか全国公開

監督:エドアルド・デ・アンジェリス 脚本:サンドロ・ヴェロネージ、エドアルド・デ・アンジェリス
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、ヨハン・ヘルデンベルグ、パオロ・ボナチェリ、シルヴィア・ダミーコ
撮影:フェラン・パレデス・ルビオ 音楽:ロバート・デル・ナジャ(3D)
2023/イタリア・ベルギー/イタリア語・オランダ語・英語/シネマスコープ/121分/原題:Comandante/後援:イタリア文化会館/字幕翻訳:岡本太郎/配給:彩プロ 映倫区分:G
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