【最終回ネタバレ】「イップス」第11話 染谷将太は冤罪回避、まさか矢本悠馬が真犯人だったとは…

06月22日08時00分 ドラマ
©フジテレビ

6月21日(金)にフジテレビ系 金9ドラマ「イップス」最終回の第11話が放送され“歪んだ十字架模倣事件”の真相が明らかになった!関連動画は番組公式サイトで配信中。Tverで最新話を無料配信、FODで全話配信されている。



「イップス」は、互いにイップス(Yips=心の葛藤により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼし「できていたことができなくなってしまう」心理的症状のこと)を抱えたおしゃべりなベストセラーミステリー作家・ミコと、犯人を追い詰めることが出来なくなったエリート刑事・森野が事件を解決してゆくミステリーコメディー。気になる視聴率(ビデオリサーチ調べ、リアルタイム)は、初回から5.8%、4.5%、5.5%、4.9%、4.5%、4.3%、4.5%、4.3%、3.7%、4.2%と低迷ながら安定的に推移、最終回は週明けの発表となる。

6月21日に放送された最終回で、ついに「歪んだ十字架模倣事件」の真犯人が明らかになった。これまでの事件では犯人があらかじめわかっていたため、いかにも犯人らしい黒羽慧に疑いの眼が向けられていたのだが、最終回ではこれまでと演出方法が異なる展開となった。

慧は真犯人によって無実の罪をきせられるところだったのだ。すべての証拠が慧の犯行を裏づけている不自然さに気づいた森野は、真犯人に証拠を破棄されないよう行動を共にしていた。森野がプロファイルした「完璧主義、執着性、歪んだ愛情」そのすべてを兼ね備えていたのは他でもない、森野の長年の相棒…樋口刑事だった。

確かに第1話から、樋口刑事の“森野推し”は強く、いつも完璧な身だしなみと捜査で一分の隙もみせなかった。樋口が犯人だと分かり、X(Twtitter)には「油断してた…」「慧くん犯人じゃなくてよかったけど樋口が真犯人なのもまあまあ落ち込んじゃう」「犯人樋口って分かってから見直すと怖いな、サイコずきる」といったコメントや、矢本悠馬は「Destiny」では無実だったのに「こちらでは犯人なの?」といったコメントが上がっていた。

双方にとって辛い事件は無事解決。しかし、まだミコと森野のイップスは完治できていない。出来ればあとに二話、三話、もがきつづける彼らをもう少し長く見ていたかった。



■最終回第11話 ネタバレあらすじ
相棒の樋口(矢本悠馬)から、黒羽ミコ(篠原涼子)の弟で人権派の弁護士・黒羽慧(染谷将太)が久保碧という事務職の女性と接触していたことを知らされた森野(バカリズム)は、胸騒ぎを覚える。“久保碧”という名はミコの小説「歪んだ十字架」で2人目の犠牲者となる女性と同じだった。

同じころ、慧は玄関先に横たわる久保碧(祷キララ)の遺体の前にたたずんでいた。彼女の旨には歪な形の十字架が刺さっている。慧は自分の指紋をふき取り携帯を草むらに投げ捨てて逃亡する。
一方、両親の墓参りに訪れたミコは、母親が大好きだった『締美屋』の大福が供えられているのを見て、『締美屋』の大福が食べたくなり店を訪れ、勧められた「パクチー大福」を購入して自宅に帰る。

森野と樋口は碧の自宅に急行していたが、彼女は胸に十字架が刺さった状態で殺されていた。遺体の上には犯行声明文があり、そこには「8年前湯上幸を殺したのは私だ。もう諦めたのか?」と記されていた。

犯行の手口から8年前と同一犯で間違いがなさそうだが、湯上が殺された時にはこんな声明文はなかった、と不審を抱く森野。そんな森野の横で、後輩刑事の樋口一之(矢本悠馬)は、「犯人は8年前の犯行時に自分ではなく異口治(モロ師岡)が犯人として逮捕されたことで悔しくなり、アピールしたくなったのではないか」と推察する。

森野は以前から情報を知りすぎていた慧のことを疑っていた。ミコに連絡を取り、慧の居場所を尋ねると「今夜慧を食事に誘ったから会うかもしれない」と教えられ、森野たちはミコの実家へと急ぐ。

森野と樋口を迎えたミコは、久保碧が殺されたこと、彼女の胸にも十字架が刺さっていたこと、そして犯行時刻とされる今朝11時に、碧から慧に「今からすぐ会えませんか?」というメッセージが送られていたことを伝える。

さらに森野はミコに「黒羽慧を第一容疑者として追っている」と明かす。当然ながら慧をかばうミコだったが、森野・樋口と話している最中、幼いころからの隠れ場所だった物置に慧が隠れているのを見つけてしまう。

何処に行ったか知らないと白を切るミコに森野が近づいてくる。森野は慧がいることに気づいたようだが何も言わない。「完璧主義、執着性、歪んだ愛情」森野がプロファイルした犯人像に、慧はしっかり当てはまる。「自分より優先されている“小説”を憎んでの犯行だと森野は推測する。

森野と樋口がミコを本庁へ連れて行こうとすると、慧が自ら姿を現した。「俺はやっていません。信じてください」

ところが、慧が持っていた靴の底には血痕が付着していたこと、現場から逃げ出したことなどで容疑が固まったと逮捕を急ぐ樋口。しかし、ミコは犯行時刻前後に慧が『締美屋』で大福を買っていたことから犯行は不可能だとアリバイを証明する。

ケイは自分は何者かに嵌められたのだと話す。数日前に事務所に封筒が届き、そこに久保碧という名前と住所が書かれてたのだという。不審に思いながら彼女の自宅を訪ねたこと、今朝メールをもらい第一発見者になったが、警察を信用しておらず、自分が疑われると思い逃げ出したのだと話す。

「証言がとれないかぎり容疑者であることに間違いありません」と慧を連行しようとする樋口。そこへ機捜の酒井(味方良介)から連絡が入り、森野は「犯人がわかりました」と告げる。

8年前と今回の犯人はなんと森野の相棒・樋口刑事だった。樋口は森野に認めてもらいたい一心で、森野が好きな黒羽ミコの小説を模倣し、森野に勝負を挑んだのだ。しかし、被害者が警察上層部の愛人だったために、異口治(モロ師岡)を脅して罪を負わせたため、森野が不調となり、自分が真犯人だと名乗りを上げるタイミングを失ってしまったのだという。

しかし最近になって、ミコの登場で森野がまた事件を次々と解決するようになり、もう一度森野に挑もうと第二の殺人を犯したと樋口は自慢気に話す。「はい。僕がやりました。はじめて森野さんに悔しい顔をさせることができたから満足です」樋口は反省するそぶりもみせず、関口に逮捕された。

その後、慧の尽力で異口は釈放され、森野は冤罪被害者である異口に謝罪した。ミコのイップスは改善されつつあり、森野は気の合わない新任管理官から相変わらず逃げ回っている。

「イップス」(毎週金曜日21時)はフジテレビ系にて4月12日~6月21日まで放送。主題歌:AARON『フェイス』/出演:篠原涼子、バカリズム、染谷将太、渡辺大知、勝村政信、味方良介、足立英、矢本悠馬ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@yips_fujitv」。

フジテレビ「イップス」番組公式サイト

【2024年春ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】