Netflix「旋風」第5−6話：ソル・ギョング大統領当選と明かされるキム・ヒエの過去

キム・ヒエとソル・ギョング主演の新作韓国ドラマ「旋風」がNetflixで2024年6月28日に独占配信中だ。第5−6話ではスジンが協力しなければならない状況を作り出したドンホが大統領当選を果たすが、前大統領暗殺の弱みを巡って両者が熾烈なマインドゲームを繰り広げた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。（ネタバレ）

●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「旋風」は、世界を覆すために大統領暗殺を決意した国務総理と、それを阻止して権力を掌握しようとする経済副総理の対決を描いたNetflixシリーズ。⇒【各話のあらすじと見どころ】

■キャスト
首相パク・ドンホ：ソル・ギョング
副首相チョン・スジン：キム・ヒエ
大統領チャン・イルジュン：キム・ホンパ
秘書室長チェ・ヨンスク：キム・ミスク
カン・サンウン：キム・ヨンミン
ソ・ジョンヨン：イム・セミ
ハン・ミノ：イ・ヘヨン
イ・ジャンソク：チョン・ベス
ほか

キャストについてはこちらも参照→どこよりも詳しい！Netflix「旋風」キャスト、キャラクター人物紹介（画像）…これを見れば初回から楽しめる

■第5話あらすじ
Netflixシリーズ「旋風」独占配信中予備選で勝利を収めたドンホ（ソル・ギョング）だが、副首相スジン（キム・ヒエ）は多くの国会議員を従え、大統領確定までのドンホの公務代行を拒否し対抗を続ける。続く大統領選挙への立候補者が現れない未曾有の事態に世間が不安を抱く中、ドンホはスジンに自分を応援するか、サンチョン議員（チャン・グァン）を大統領に迎えるかの選択を迫る。30年前、学生運動に身を投じていたスジンはサンチョン議員に拷問を受けたトラウマを抱いていた。選択の余地を奪われたスジンはドンホを大統領候補として推すほかなく、対策委員会に加わることになった。表向きはドンホの選挙を応援しながらも、服役中のテジングループのカン会長（パク・グンヒョン）と接触。

大統領選挙はドンホとサンチョンの一騎打ちとなったが、北朝鮮が行った核実験に伴いサンチョンは父を北朝鮮に拉致された過去から強硬的な態度を見せ、国民の支持を集め始める。スジンはサンチョンが北朝鮮の父親や腹違いの弟のために仕送りを続けていたことを明かし、証拠を渡す代わりにいとこのピルギュ（チョン・ヘギョン）を役職につけることを求めた。ここで状況室長ジョンヨン（イム・セミ）はかつての恋人でスジンに随行するマンギル（カン・サンウォン）と久々に言葉をかわす。

スジンとの取引に応じたドンホに警告するヨンスク（キム・ミスク）。公開討論会で北朝鮮への人道支援を非難するサンチョンに対して過去の仕送りの事実を暴露したドンホ。更に腹違いの弟が核開発に関わっていることが明るみになるとサンチョンの支持率は急降下し、過去に彼が共産主義者という疑いを晴らすために熾烈な拷問を受ける羽目になったスジンはテレビ越しに涙を流しながらサンチョンの政治生命の終焉を見守った。こうしてドンホは大統領に選ばれるが、検察に監査を送り、ピルギュの入閣を防ぐが、スジンは当選直後の隙をついて金庫からドンホが大統領暗殺を試みた証拠の録音ファイルを盗み出し、ドンホを脅迫する…。

■第6話あらすじ
Netflixシリーズ「旋風」独占配信中大統領夫人から送られた前大統領の形見の腕時計に仕掛けられた盗聴器のせいで大統領暗殺未遂の証拠をスジンに握られ、大統領選当選直後にスジンに弱みを握られたドンホ。更にニュースではカン会長の恩赦が報じられ、後日スジンが要求した人事はテジングループの息のかかった政治家ばかりだった。

しかし、ドンホらは初めから時計の仕掛けに気づいていた。ドンホが要求に反する人事を発表したことで録音ファイルを公開すると脅しをかけるスジン。しかし、ドンホの手にはスジンが病院で大統領イルジュン（キム・ホンパ）を窒息死させた証言が録音されたファイルを持っていた。ジョンヨンがマンギルに返した指輪に仕掛けられた盗聴器によるものだった。ヨンスクは当初ドンホが約束したこととは違う戦略を進めようとしていることに違和感を感じ始める。

ドンホはチャンシク議員（キム・ジョング）を首相に任命してテジングループに関連する政治家の排除を目指すが、チャンシンクの息子はマカオでテジングループが経営するギャンブルで金銭トラブルを起こし、スジンは検察にその情報を送ることで、ジャンソク（チョン・ベス）にチャンシクの周囲を捜査させようとし、ドンホは自らの目的のために検察に介入しなければならない葛藤を抱えることになる。スジンが周到に根回しをしてチャンシクを引きずり下ろそうとするが、チャンシクもまた一歩先に根回しをして、聴聞会で息子のギャンブル資金の送金疑惑を否定した。

スキャンダルのせいでチャンシクを首相にすることができなくなったドンホが改めて首相二任命したのは他でもないスジンだった。チャンシクやサンチョンにはスジンが情報を漏らしたことを告げ、二人のスジンへの怒りを高め、公聴会でスジンの政治人生を終わりにする計画を立てていたのだ。



■見どころ
大統領選挙予備選で見事にスジンを打ち負かしたドンホ。第5話ではスジンにとってドンホを支援するか、30年前に学生運動に身を投じていた自分を拷問したサンチョンを推すかという究極の選択を強いられ、一時的にドンホの陣営に加担するという先の読めない展開となった。二人の抜きん出た洞察力とスジンの周到な根回しが功を奏してライバル候補を打ち負かして大統領となったドンホだが、第6話では再び「大統領を殺そうとした」ドンホと、「とどめを刺した」スジンのマインドゲームが炸裂し緊張感を漂わせた。

大統領となったドンホはスジンや前大統領と財界の癒着を暴こうと作戦を遂行していくが、スジンやテジングループも負けじとスキャンダルを暴露して捜査を妨害し、予想もつかない展開が続いた。第6話終盤ではドンホ自らがスジンを首相に指名し、公の場での公開処刑を企てるが果たして…。大統領になった直後から、正義を追求するために手段を選ぶ余地がなくなってしまい、前大統領を彷彿とさせるドンホの葛藤も大きな見どころのひとつだ。

「旋風」は6月28日からNetflixで独占配信を開始した。

■スタッフ
監督：キム・ヨンワン
脚本：パク・ギョンス

◇YouTube「旋風」公式予告動画

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