【最終回】NHK「燕は戻ってこない」第9話 基に“一緒に子育て”を提案されたリキが破水…彼女の最後の選択は!?ネタバレと第10話予告

06月30日19時00分ドラマ
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6月25日放送のNHKドラマ10「燕は戻ってこない」第9話のネタバレあらすじとみどころを紹介しよう。7月2日(火)22時よりNHK総合で最終回第10話が放送される。NHK番組公式サイトでは、予告動画と過去回のプレイバック動画などが公開、NHK+で見逃し配信されている。【各話のあらすじ】



桐野夏生の同名小説が原作の「燕は戻ってこない」は、“命は誰のものか”という重要なテーマを扱った、鮮烈なエンターテイメント作品。

6月25日放送の第9話では、双子を妊娠したリキが、りりこの住む広いシェアハウスで快適に暮らす日常が描かれた。これまでカツカツの生活に追われていたリキが、りりこの“春画”に描かれている“性の平等”に思いを巡らし、日に日に存在感を増していく「ぐりとぐら」と名づけた胎児達を慈しみながら、杉本さんが作る豪華な手料理で労わられる日々を送る、なんとも贅沢な日常だ。

心身ともに健全になったリキは、悠子が突然やってきて提案した「基の妻の座」に異を唱える。このまま基と離婚せず、法的な妻を続ければ、双子にとってもリキにとっても幸せなことだという悠子に、自分は再スタートをするためにこの仕事を引き受けたのだ、母親になる覚悟がないのにこんなことを押し付けたのかと訴えた。お腹の子供を慈しんではいても、リキにその子供を育ててみたいという気持ちはみじんもないが、子供を育てたかった悠子には、そんなリキの気持ちがわからなかったようだ。

そんなリキだったが、臨月が近づく頃、基が尋ねてきて「一年間だけ、一緒に子育てしてほしい」という提案をされて気持ちが揺らぐ。産んだ後、自分が子供たちと離れたくないと思うかもしれないと感じ、「この仕事でこんなにいろんな感情がおきるなんて想像もしていなかった」と、リキは自分の変化に戸惑う。基の妻にはなれないが、「ぐりとぐら」に愛着が湧いて来たのだろう。

一方、子供を産むことがゴールのリキとは違い、これからが“子育て”スタートの基。愛する悠子に「虚勢をはったんだから、張り通して」の一言に背を押され、自分が望んだ次世代を担う“実子”を、例え自分の子どもではなかったとしても育てることを決意。基のこの決断で、双子は誕生を祝福されることが保証された。あとはどちらの母が育てるかの選択が残された。

次回7月2日に放送される最終回第10話で、リキは男児と女児を出産。ついに生まれた子供たちを前に、ここまでプロジェクトを進めてきた者たちの思惑はさらに変貌していく…。産後間もないリキは引き渡しについての誓約書へのサインを拒否。自ら引き受けたビジネス。リキの出した答えは?



■主要キャスト
大石理紀(リキ)役: 石橋静河
草桶基役:稲垣吾郎
基の妻・悠子役:内田有紀
基の母・千味子役:黒木瞳
リキの隣人・平岡役:酒向芳
リキの同僚・河辺照代(テル)役:伊藤万理華
生殖医療エージェント・青沼薫役: 朴璐美
悠子の親友・寺尾りり子役:中村優子
リキの叔母・佳子役:富田靖子
リキの元上司・日高役:戸次重幸
セラピスト・ダイキ役:森崎ウィン
ほか

■第9話 ネタバレあらすじ
中絶が可能な21週目が近づくころ、リキ(石橋静河)は基(稲垣吾郎)から双子を産んで欲しいと連絡を受ける。

りりこ(中村優子)の住む広い屋敷で暮らすようになったリキは、りりこの叔父のタカシ(いとうせいこう)、シェアハウスの家政婦の杉本(竹内都子)ら同居人たちに支えられ、上京して初めての安らげる生活を送れるようになっていた。

そんな中、悠子(内田有紀)が屋敷を訪れ、予想もしない提案を突き付けてきた。双子を産んだ後、基の妻になってほしいというのだ。それを聞いたりりこは「あなたたち出産どころか妻まで押し付けるの」と激怒し、リキも「一方的すぎですよ。私の気持ち、ひとつも入ってないじゃないですか」と憤慨する。

悠子は「子供たちから母親を奪えない」と思ったと言い、そうすればリキが経済的に苦しむこともなくなると訴える。その提案にはりりこも賛同し、「ありかも、全部手に入れな」と煽るが、リキは「嫌です。私が代理母引き受けたのはお金のためです。子供を望んだのはそっちなのに。人助けで引き受けたんですよ。悠子さん母親になる覚悟がないのに
私にこんなこと押し付けたんですか?」と反論する。

「子供たちの幸せを考えて」と説得しようとする悠子に、リキは「それだって悠子さんのエゴじゃないですか。私は500万円をもらってから消えます」と言い切った。

すると悠子は基が残りの成功報酬を支払わないかもしれないと言い「これは悪くない提案だと思う。子供を産んで報酬無しで消えるか、妻になって全部を手に入れるか」と決断を要求する。リキは「それ、脅しですか?」と悠子をにらみつけた。

基にリキを説得することができなかったと報告する悠子。双子の出産を待ちわびている千味子(黒木瞳)は、悠子が離婚を希望していると知って狼狽える。「せめて最初だけでもどちらかが居てくれた方がいいわ。これ全部を私たちだけでやれっていうの?」と憤慨し、リキに子供たちの記憶に残らない一年の間だけ、一緒に子供を育ててもらえないかお願いするよう基をせっつく。

妊娠34週目。双子が重くて、思うように動けなくなっているリキの前に基が現れた。出産を控え、あちこちに妊娠線ができて、横向きでなければ寝られなくなっている現状を淡々と話すリキ。基はリキの様子が以前とすっかり代わっていることに気が付き驚く。

基がリキを尋ねてきたのは、今後の事を話すためだった。基は悠子と復縁しないこと、出産前に自分の子供だと分かった場合のみ引き取ろうと考えていたが、自分の横暴が招いた結果だからリキの契約違反は反故にし、遺伝子検査をせずに生まれてくる子がどんな子であっても自分が育てることにしたという。

さらに、報酬についても500万円すべてを支払うという。ただ、ここまで譲歩するので、一年間だけ自分と一緒に双子一緒に育ててもらいたい、そうすれば弱ったからだをゆっくり回復することもできるし、母も賛成していると。

リキは「正直、何の約束もできない」といい、産むのは初めてで自分がどんな気持ちになるかわからないから、産んでみてから考えたいと返事をした。

遺伝子検査だけはやって欲しいというリキに、基は「すごいですね貴女は。俺は怖くてしかたない。俺一人で子育てできるのか怖くてしょうがない。その時を思うと不安でしょうがない…」と今の気持ちを正直に話す。

と、その時、リキが破水してしまう。うろたえながらも基は 「妻が破水したんです…」 と救急に連絡をする。「賽は投げられた…」と覚悟を決める基。「別れの日はすぐそこだ」とホッとするリキ。



■第10話 あらすじ
突然に破水したリキは帝王切開で男児と女児を出産する。新生児集中治療室に運び込まれる双子。ついに生まれた子供たちを前に、ここまでプロジェクトを進めてきた者たちの思惑は変貌していく。産後間もないリキに、悠子は引き渡しについての誓約書へのサインを要求する。拒否するリキ。基はリキを訪ね、その真意を問いただす。自ら引き受けたビジネス。リキの出した答えは…。

ドラマ10「燕は戻ってこない」(全10話)は2024年4月30日放送開始。NHK総合 毎週火曜 22:00~22:45、BSP4K毎週火曜 18:15~19:00。再放送はNHK総合 毎週金曜 0:35~1:20 ※木曜深夜に放送される。原作:桐野夏生『燕は戻ってこない』(集英社)/音楽:Evan Call/出演:石橋静河、稲垣吾郎、 森崎ウィン、 伊藤万理華、 朴璐美、富田靖子、戸次重幸、内田有紀、黒木瞳、 酒向芳、中村優子、あめくみちこ、吹越満、いとうせいこう ほか

NHKドラマ10「燕は戻ってこない」nhk公式サイト

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