橋口亮輔監督、江口のりこが想い、見どころを語る『お母さんが一緒』インタビュー&メイキング映像解禁

07月11日14時00分映画
©2024松竹ブロードキャスティング

名作『恋人たち』(2015)から 9 年。稀代の映画監督・橋口亮輔が、江口のりこ、内田慈、古川琴音、青山フォール勝ち(ネルソンズ)をキャストにむかえ、家族のわずらわしさといとおしさをユーモラスに描いたホームドラマ、映画『お母さんが一緒』 (7/12<金>公開)よりインタビュー&メイキング映像が解禁となった。



『お母さんが一緒』は、『ぐるりのこと。』『恋人たち』の名匠・橋口亮輔監督による“笑えて泣ける”家族の物語。

親孝行のつもりで母親を温泉旅行に連れてきた三姉妹。長女・弥生(江口のりこ)は美人姉妹といわれる妹たちにコンプレックスを持ち、次女・愛美(内田慈)は優等生の長女と比べられてきたせいで自分の能力を発揮できなかったと心の底で恨んでいる。そんな二人を冷めた目で観察する三女・清美(古川琴音)。三姉妹に共通しているのは、「母親みたいな人生を送りたくない」ということ。温泉宿の一室で爆発する三姉妹の母親への愚痴は徐々にエスカレートし、お互いをブラックユーモア満載に罵倒する修羅場へと発展する。そこに三女がサプライズで用意していた彼氏・タカヒロ(青山フォール勝ち)が現れ、物語は思わぬ方向へ展開してゆく。

映像は、貴重なリハーサルシーンとともに、江口のりこと監督が本作への思いや見どころを語ったもの。『ぐるりのこと。』(2008)以来、16 年ぶりに橋口監督作への出演となった江口。本作に出演したことで、橋口監督から「一つの役をやるときの手順を改めて教えてもらった感じがする」と振り返る。今や主演作はもちろん、バイブレーヤーとしても大活躍中の江口だが「このタイミングで橋口さんと⼀緒に仕事できたことは、本当に自分にとって大きくて嬉しかったです」と語り、自身が演じた<長女・弥生>というキャラクターについて橋口監督と交わしたやりとりの思い出も明かす。

橋口監督は、自軽トラに乗ってきたタカヒロと(三女)清美がじゃれあう、一見意味が無いようなシーンが<一番のお気に入り>だと述べる。「青山君がピピッてやるでしょ?カーロックですかね︖ピピッってやって『何それ』『必殺技』ってもう一回ってピピッてやるでしょ」「ああいうシーンこそが作品の命だと、僕は思っている」と言う。同様のシーンとして江口が自身の手を見つめながら手のシワを見つめるシーンもあげながら「ああいうなんでもないところが、記憶に残っていくんですよ。それが作品の命だっていうふうに、僕は思っているので、そういう所が良く撮れたというのは。すごく良かったなと思っています」と語っている。

YouTube『お母さんが一緒』メイキング動画

■作品概要
原作・脚本:ペヤンヌマキ
監督・脚色:橋口亮輔(『ぐるりのこと。』『恋人たち』)
出演:江口のりこ、内田慈、古川琴音、青山フォール勝ち(ネルソンズ)
配給:クロックワークス
製作:松竹ブロードキャスティング
上映時間:106分
©2024松竹ブロードキャスティング

映画『お母さんが一緒』本編特別映像 YouTube
映画『お母さんが一緒』公式サイト