「マウンテンドクター」明かされた1年前の事故の真相…大森南朋の山への復讐心は宮澤エマが原因?第3話ネタバレと4話予告
7月22日に放送したフジテレビ系「マウンテンドクター」(月曜22時)では、一年前の遭難事故の真相が明らかになり、江森(大森南朋)への訴えが取り下げられた。第3話のネタバレと見どころを紹介する。カンテレドーガとTVerで最新話無償配信、FODとNetflixで最新話まで全話配信中だ。
「マウンテンドクター」は、長野県松本市を舞台に、山岳医療の現場に放り込まれた青年医師が、さまざまな思いを抱えた仲間、自身の過去と向き合い、成長していく様を描く完全オリジナル作品。
22日放送回のポイント
第3話で注目されたトリアージとは、重傷度や治療緊急度に応じた傷病者の振り分け。赤が生命に関わる重篤な状態で一刻も早い処置をすべきもの。黒は死亡、または生命徴候がなく、直ちに処置を行っても明らかに救命が不可能なもの。
また、歩が父・市朗(遠山俊也)の症状を「まだら認知症」ではないかと診たてたが、これは正式な病名を「脳血管性認知症」と呼ぶ。これは認知症全体の約20%を占め、男性の方が多く発症しているそうだ。
そして、この回ではMMTメンバーの麻酔科医・典子(岡崎紗絵)が、養女であることも分かった。引き取られたのは開業医で、養母で村松内科クリニック院長の聖子からのプレッシャーがなかなか厳しそうだ。聖子を演じたのは大人計画所属の池津祥子。
MMTメンバーが抱える事情も少しずつ明らかになる中、次回はついに、玲(宮澤エマ)が山に恐れを抱く理由と、江森が山に憎しみを抱く原因が明かされる。
■第3話ネタバレあらすじ
妊娠5カ月の松田結衣(畦田ひとみ)が、安産祈願のために山に登る途中で倒れ、ヘリで病院に搬送される。胎児への影響が心配されたが、検査の結果問題はなく、一晩入院することに。しかし、父・健作(おかやまはじめ)により強引に退院させられる。結衣は、江森(大森)が一年前に山で死なせたという倉持菜月(舟木幸)の娘で、江森を訴えている遺族だった。退院時に健作は江森を「人殺し」と触れ回り、院内は騒然となる。
看護師の早紀(トラウデン直美)によると、江森は落石事故で負傷した菜月を助からないと判断し、黒のトリアージを行ったが、その後菜月の意識が一時的に回復し、遺族は江森の判断ミスで医療過誤だとして訴訟を起こしている。さらに、江森が事故当時のことを遭難者の飯塚亘(森優理斗)に口止めしているとの疑惑もあるとのこと。
それでも、歩(杉野)は江森が救える命をあきらめるはずがないと信じ、独自に事故のことを調べ始める。亘を見かけた歩が声をかけると、「江森先生は悪い人ですか?」と聞かれる。歩は答えの代わりに「亘くんはどう思う?」問い返すが、答えを聞く前に母親が迎えに来た。
一年前の遭難事故では10名のうち、8名が助かり、2名が現場で死亡。その一人が菜月だった。ところが看護師の玲(宮澤)から、菜月の意識が戻ったのを遭難者が目撃していたと聞く。歩は江森に確認するが、江森は意識が戻ったのは一時的なモノだとして、詳しくは話そうとしない。
歩は長野県消防防災航空隊体調の豪徳寺(平山祐介)からも気になる話を聞く。赤のトリアージ2名の確認で、菜月のそばに立っていた江森が一瞬躊躇した。さらに菜月のトリアージが赤から黒に塗りつぶされていたというのだ。
病院で亘を見かけた歩は、「江森先生は悪い人だと思わない。周りの人がどう思おうと、君は君が感じたままでいい」と伝える。
そんな中、退院した結衣が再び救急車で病院に運び込まれる。結衣の体には夥しい湿疹があり、その原因がつかめない。
付き添った父・健作は「娘に何かあったら許さない」と騒ぎ立てる。江森と周子にも「ここは人殺しに白衣を着せる病院だ」と罵声を浴びせる。歩は、医師たちは患者と真剣に向き合っていることを訴えるが、「江森が妻のトリアージを黒に塗り替えた人殺しだ」と言い張る健作。
その様子を見ていた亘が「江森先生は悪くない」と、ついに口を開いた。1年前、救助のヘリが到着したとき、菜月が自分の手に貼られた赤のトリアージを、自身で黒に塗りつぶしていたのを目撃したと明かしたのだ。
実は、助かった亘は自分を助けるために菜月が死んだと苦しんでいた。江森は真実を封印することで亘を苦しみから救ってやろうとした。それは、命がけで亘を救おうとした菜月の思いであり、医師としての江森の判断でもあった。
歩は、必ず結衣を助けると健作に約束して救急室へ向かった。結衣の発疹がウイルス性のものでないと聞いた歩は、山で虫に刺されたのかもしれないと、玲と共に全身を調べる。その結果、ツツガムシ病だと判明。妊婦にも安全な薬と治療で結衣は助かった。そして健作は江森への訴えを取り下げた。
周子から1年前の真相を聞いた歩は江森に「やはり先生は間違っていなかった」と声をかけるが、「本当にそう言い切れるか。もし同じ現場に遭遇したとき、お前ならどうする?誰から先に救うか?誰を後回しにして危険にさらすか?」と江森は歩に問いかけた。
真吾(向井康二)の店に集まる歩は典子と玲。「江森先生がMMTに戻って来るのを期待する」と話す歩に玲は「変わらないと思うよ」といい、「江森先生(大森南朋)が山に復讐を誓う原因は私にある」と意味深な言葉を続けた。
■第4話予告あらすじ
歩や典子が玲の言葉の意味を気にするなか、鮎川山荘では、篤史(石丸謙二郎)が7年ぶりの登山ツアーを企画。MMTもツアーに帯同してほしいと依頼される。玲は、祖父・篤史に7年前のことを忘れないよう忠告し、ツアーに反対する。数日後、ツアーが開催され、歩が帯同。しかし、天候の悪化で、ツアーを引率する小屋番の絵理子(工藤美桜)はやむなく中止を決断。雷が鳴り響き、樹林帯への避難を誘導する歩は、雷に打たれた絵理子が倒れているのを発見。
この事態に玲は篤史に怒りをぶつけ、歩は初めて、玲が山に恐れを抱く理由を知る。それが江森が山に憎しみを抱く原因であることが明らかになる。
「マウンテンドクター」スタッフ・出演者など
カンテレ・フジテレビ 2024年7月8日スタート。毎週月曜日22時放送「マウンテンドクター」。出演:杉野遥亮、大森南朋、岡崎紗絵、向井康二(Snow Man)、宮澤エマ、檀れい、八嶋智人、近藤公園、トラウデン直美、⼯藤美桜、吉⽥健悟、遠⼭俊也、平⼭祐介、⽯野真⼦、⽯丸謙⼆郎ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@_mountaindoctor」。
◇カンテレ・フジテレビ「マウンテンドクター」番組公式サイト
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