Netflix「Missナイト & Missデイ」第15話-第16話(最終回)視聴率10%超えの最終回…大団円にイ・ジョンウンもニッコリ

08月05日16時50分ドラマ
画像:JTBC「낮과 밤이 다른 그녀」HPよりキャプチャー
「Missナイト&Missデイ」Netflixにて独占配信中

現在放送中・Netflixでも独占配信中のJTBC土日ドラマ「Missナイト & Missデイ」15話では、ウンシム(ペ・ヘソン)に囚われたミジン(チョン・ウンジ)を、懸命に探すジウン(チェ・ジニョク)の姿と、失踪事件が解決に向かう様子が描かれた。また16話(最終回)は、ジウンや両親たちに秘密を明かし、今後について考えていたミジンが決別を経験する姿と、ジウンがミジンとの再会を果たす姿が描かれ、最後まで視聴者の目をとらえて離さなかった。

なお、ニールセンコリアによると、3日放送の第15話の視聴率が全国8.7%、首都圏8.6%、4日放送の第16話(最終回)では視聴率が全国平均11.7%で首都圏は12%を記録。最終回視聴率は自己最高視聴率を塗り替え、有終の美を飾った。



【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「Missナイト & Missデイ」は、ある日、突然老年タイムに閉じ込められてしまった就活生と、昼と夜オールタイムの彼女に巻き込まれた有能な検事の奇想天外なインターンシップとラブコメストーリー。予測不能の展開の中で、現代を生きる人々に共感と笑いを与える⇒【関連記事・各話のあらすじ】



■キャスト

【相関図】
キャスト、人物詳細
イム・スン(昼間50代ミジン)役:イ・ジョンウン
イ・ミジン役:チョン・ウンジ
ケ・ジウン役:チェ・ジニョク
コ・ウォン役:ペク・ソフ
 ほか



■第15話あらすじ

miss15画像:JTBC「낮과 밤이 다른 그녀」HPよりキャプチャー
「Missナイト&Missデイ」Netflixにて独占配信中

ガヨン(キム・アヨン)にSOSを残していたミジン(チョン・ウンジ)。これが功を奏し、彼女の危機がジウン(チェ・ジニョク)に届く。ミジンのGPSが示す場所が、犯人の目撃場所だという事実に絶望するジウンは、捜索隊を手配し、自らも現場に急行。しかし、現場に遺されていたのはミジンの父の携帯電話と、血痕のみ。情報の少なさに頭を抱えるジウンは、捜査官からミジンの父の無事と、彼が発見された茶屋の近くにウンシムの旧家があることを知らされる。

その頃、意識を取り戻したミジンは、ウンシム(ペ・ヘソン)に父の安否を問う。するとウンシムは、狙いは元よりミジンだったことを笑顔で伝え、彼女を更なる恐怖に陥れる。その後、慣れた手つきで彼女が何かの準備をしている隙に、腕を縛る縄を護身用のナイフで切って逃げ出すミジン。これを見たウンシムは手斧を持ち、彼女を追う。

ウンシムの旧家の捜査にあたっていたジウンは、外で走る人影に気付きその人物がやって来た方向に向かう。そこでミジンが逃げた形跡を見たジウンは、彼女を探しに走る。その頃、自分が打たれかけた注射器を手にウンシムに立ち向かっていたミジン。もみ合った末に地押し倒され万事休すに思われた瞬間、動きを止めたウンシム。この時彼女には、ミジンの姿が彼女の叔母のスン(イ・ジョンウン)に見えていた。手にかけたはずのスンが目の前にいる状況に錯乱するウンシム。ミジンはこれに戸惑いつつも、先ほど落とした注射器を手に取り、ウンシムに注射。ウンシムが意識を失う中、脱力したミジンは再び押し寄せてきた恐怖からその場を逃げ出す。

その後、ジウンは意識を失ったウンシムを発見するも、ミジンがいないことに困惑。そんなジウンを導くかのように現れた1匹の猫。ジウンはミジンから聞いた猫の恩返しの話を思い出し、その猫についていくと、その先にはフラフラと歩くミジンの姿があった。朝日が昇る中、倒れてしまったミジンに駆け寄ったジウン。スンに姿を変えた彼女を抱き起こしたかれは、大きく目を見開いた。

ウンシムが確保された後に見つかった2体の白骨遺体。いずれも身元は不明だったが、ジウンは、その内の1体が昔、母にプレゼントした指輪をはめていたことで、それが母だと気付く。変わり果てた姿の母との再会に、ジウンは人目をはばからず涙を流す。同じ頃、病院で意識を取り戻したスンは、自分に襲いかかってきたウンシムが自身の叔母のスンを見たかのようなうわごとを言っていたことを思い出す。まだ幼いミジンが怪我をした時、「今度ミジンが危ない時は、叔母さんがどこにいても助けてあげる」と約束していた彼女の叔母のスン。この約束が果たされたこと、叔母が既にこの世にいないことを悟ったスンは声をあげて泣いた。

世間にウンシムの逮捕が伝えられ、被害者遺族となったジウンは事件の担当から外れることが決まるが、タク検事(ムン・イェウォン)の計らいで、ウンシムの尋問を行う。自分は天涯孤独だったという理不尽な理由からふてぶてしい態度を取り、挙句の果てには自らが命を奪ったジウンの母の死、ずっと母を待っていた自身を嘲笑うウンシムへの怒りを堪えるジウン。彼に会うために命乞いをしたジウンの母の真似をして笑うウンシムに、堪えた怒りが一瞬溢れるも直ぐさま冷静さを取り戻したジウンは、呆れたように彼女を見つめ、「今からでも罪を償え」というひと言を投げる。その後、尋問室には氷のようなジウンの目に射貫かれ、顔を引きつらせるウンシムだけが残った。

その後、事件はタク検事に引き継がれ、スンやウォンも参考人として話をする事に。スンの秘密を上手く隠したその供述はあまりにも完璧で、タク検事は逆に違和感を覚える。同時に、あまりの偶然の多さにも首を傾げるが、捜査は終結となる。

一方で犯人を捕まえても尚、終わらない変身生活に不安を覚えるスン。遺体となって見つかった叔母の名前を名乗ることに限界を感じると同時に、自分が叔母は見つからないものだと思っていた罪悪感から、全ては自分のせいだと自己嫌悪するスン。そんな彼女を支えたのは、「あなたのおかげで叔母さんもジウンさんのお母さんも見つかった」というガヨンの言葉だった。ガヨンのおかげで少し前を向けたスンは、ずっと避けていたジウンの連絡に目を通す。同じ時、ジウンは彼女からの返事を待ち続けていた。

夜になり、ガヨンの家から帰ったミジンは自宅前に立つジウンの姿を見る。そこでジウンに全てを話す決意をした彼女だったが、上手く言葉に出来ず口ごもる。そんな彼女に、「あなたがイム・スンだという話ですか?」というジウン。これに驚くミジンは何故言ってくれなかったのか、というジウンにこれまで言えなかった仕事への葛藤と思いを明かす。それでも話して欲しかった、というジウンはミジンを守れなかった自分への情けなさを語った。思いをぶつけ合った後、責任を取るとジウンに別れを告げるミジン。この別れに納得がいかないジウンは夜の間、彼女を待ち続けた。

翌日、叔母の死を受け入れられない母の姿を見たスンは、その姿を母の前に現わす。自分を妹だと思い込む母に抱かれた彼女はその腕の中で日没を迎え、ミジンの姿に戻る。その後、ミジンの秘密を目の当たりにした彼女の両親は、驚きのあまり言葉を失うのだった。





■第15話見どころ

狂気に満ちたウンシムに勇気を持って立ち向かったミジン。その結果、事件は解決に繋がり、ミジンの叔母のスン、ジウンの母も長い時を経て変わり果てた姿とはなったものの家族のもとに帰ることが出来た。被害者当人、遺族はもちろん、それに関わった刑事たちの人生にも大きな傷を残したにもかかわらず、のうのうと生き、更にはまた罪を重ねようとしたウンシムの反省が全く見えない態度には怒りよりも驚きが勝った。天涯孤独という状況は非常に辛かったであろうが、それがあの悲劇を生んでいい理由には天地がひっくり返ろうとならない。彼女がそれを理解出来る日はやってくるのだろうか。そして今回、ジウンに秘密がばれ、全ての責任を取ると別れを決断したミジン。かなり一方的な別れだったが故にもう一度ジウンときちんと話し合って欲しいと思う。2人が別れてしまった状態で迎える最終回だが、あと1話でミジンとジウンは再び通じ合うことが出来るのだろうか。



■第16話(最終回)あらすじ

miss16画像:JTBC「낮과 밤이 다른 그녀」HPよりキャプチャー
「Missナイト&Missデイ」Netflixにて独占配信中

両親に秘密を明かしたミジンは、母に叔母のスンのためにも現実を受け入れるよう諭す。状況を把握したミジンの母はこれまでのミジンの苦労を思い、涙を流す。

無期懲役が言い渡されていたチョルギュ(チョン・ジェソン)はこれまでの善行とミジンの嘆願書のおかげで減刑が決まる。この裁判には出席しなかったミジンだが、タク検事はウンシムの裁判に彼女の召喚を要請していた。これを知ったジウンはミジンを心配する。

その頃、元に戻れなかった時のことを想定したミジンは、バケットリストを作成し、やりたい事を叶えていく。その項目には老化や健康を危惧したものが多く記されていた。このバケットリストを見てしまったミジンの母は、彼女を心配しガヨンに協力を頼む。快く引き受けた彼女はスンを気分転換に連れ出した。ガヨンと楽しい時間を過ごすも、行く先々には偶然にも検察で働いていた頃の思い出が散らばっていた。当時を振り返り、気付かないふりをしていた仕事への未練があふれ出すスン。それがきっかけで、彼女は本当にやりたい事に気付く。

一方のジウンは、夜になるとミジンを家の前で待ち続けていた。見かねたミジンの父がもう来ないよう声をかけると、彼はソウルに異動が決まった、と話す。そんな時、ミジンの父はそろそろミジンが帰って来ることを知り、帰ろうとするジウンを必死に引き止める。この様子を影から見ていたミジンは、ジウンが帰るまで姿を隠し、彼の車を影から見送って帰宅した。彼の去る姿を思い出して切なくなるミジンは、気持ちを誤魔化すように勉強を開始する。

若さを失って時間の大切さを痛感したミジンは、1秒1秒を大切に生きるように。そんなある夜、眠っていたミジンは人の気配で目を覚ます。するとそこにはスンの姿があった。ミジンに別れを伝えるスン。これに寂しさと不安を覚えるミジンの目には涙が浮かぶ。そんなミジンにスンは「好きな事をやって生きて」、「私がいなくてもあなたなら大丈夫」と言い、去って行く。これにハッと目を覚ましたミジンが部屋を見渡すと、そこにスンはいなかった。物思いにふけるミジンに、昇ってきた朝日が降り注ぐ。この日はウンシムの裁判の日だった。

ウンシムの裁判を行う法廷は、証人のミジンが現れないことにざわつき、タク検事も焦りを感じていた。そんな時、法廷の扉が開き、日の光の中からミジンが颯爽と現れた。被害者が死んだのは自業自得だ、というウンシム。込み上がる怒りを抑えながらミジンは被害者遺族、そして被害者としてウンシムに厳罰を求める。これを鼻で笑っていたウンシムだったが、判事からは再犯の危険が極めて高い、と死刑を言い渡される。遺族たちから安堵の声が上がる一方で、判決が受け入れられないウンシムは逆上し、控訴すると叫ぶ。これに妹に続け、娘も失いかけたミジンの母は積年の怒りが溢れだし、ウンシムにぶつける。これに地獄で会おうと笑って返したウンシム。妹・スンの無念と悔しさで声を上げて泣くミジンの母を、ミジン、ミジンの父、ガヨンが支え、悲しみを分け合った。

その夜、自分のためにもう1度公務員を目指すことを家族に打ち明けたミジン。家族たちはこれに驚きつつも、彼女の選択を尊重し、応援する。その声は、家の外にいたジウンにも届いていた。その場を去ったジウンと入れ違いに家から出てきたミジンは、家の前に置かれた花の咲いたサボテンを見つける。それはスンとして検察で働いていた時のジウンとの思い出が詰まったものだった。

時は過ぎ、ソハン検察にはスンに憧れたシニアインターンが入社。また除隊したウォンはアルバムを発売。そこにはスンとミジンとの思い出を綴った曲も収録されていた。そんな中、ビョンドクと愛を育んでいたガヨンはプロポーズを受け、それに応じる。そんな中ミジンは順調に1次、2次試験を突破し、3次試験を控えていた。

それから6ヶ月経ったある日、ソウルに戻って仕事に打ち込んでいたジウンは、同僚から聞いたある優秀な新人の話に耳を疑う。同時にどんな無理難題も熟したスンの姿が脳裏を掠めていた。その直後、捜査官となったミジンがジウンの前に現れる。予期せぬ再会に目を見開いたジウンだったが、ミジンは知らないフリをする。

その後、ミジンのデスクに向かったジウンはうっかりサボテンの上に手を置いてしまい、ミジンは慌てて彼の手当をする。手当てを受けながら知らないフリをしたミジンを追求。そしてずっとミジンを想い続けていたことを伝え、キスをする。ミジンはそんなジウンの想いを受け止めるのだった。手を繋いで桜の木の下を歩くミジンとジウン。ジウンは彼女を夜のデートに誘うが、ミジンは昼間でも大丈夫だ、と笑い、変身生活が終わりを告げたことを明かす。そんな時、響いたジウンを呼ぶスンの声。これに振り返るジウンとミジンだったが、そこには誰もいない。何かを察したようなミジンと、依然として不思議そうなジウンが再び前に進む背中を、スンはイタズラな笑顔を浮かべながら、小さく手を振って見送った。





■第16話(最終回)見どころ

遂に幕を閉じたミジンの2重生活。ミジンがありのままの姿で日の光を浴びながらジウンの隣を歩く姿には目頭が熱くなった。一度は別れを経験した2人。しかしミジンは自らの勇気と努力でジウンの隣へと戻ることが出来た。これにニッコリと笑うスンの姿に涙を誘われたのは、私だけではないだろう。変身生活の終わりの前にも姿を現わしていたスン。あのスンは変身した昼間のミジンのようにも見えたが、大きな包容力からは叔母のスンの雰囲気も感じられた。

変身が解ける前、全てのきっかけになった猫と再会していたミジン。この猫は、ミジンの叔母のスンと関わりがあるのではないだろうか。生前猫に優しくしていたスン。死後に猫の恩返しで猫の姿を借りた彼女が、ミジンの窮地に駆けつけていたような気がしてならない。ウンシムによって無念の死を遂げることになったスンだが、その後も愛する姪を見守り続けていたように思える。ミジンはスンに変身する事を通じて、現状を変えるきっかけと少しの勇気を受け取っていたのではなかろうか。ミジンとジウンの恋だけではなく、家族愛、叔母と姪の愛、友だちへの愛など様々な温かな愛が描かれた当作。最初は歳をとる不思議な変身がメインのドラマだと思っていたが、蓋を開けてみればミステリー要素、コメディ要素もある笑いあり、涙ありの見応え抜群のドラマだった。

なお、最終回にはジニョクの同期検事の役でユン・バクがゲスト出演した⇒出演シーン詳細。また、最終回の後のメインキャストたちへのインタビューとメイキング映像が公開された。
インタビューとメイキング映像公開



次回作は「家いっぱいの愛」

JTBC土日ドラマ「Missナイト & Missデイ」の後は、8月10日から「家族Xメロ」を放送する。Netflixでは「家いっぱいの愛」という邦題で独占配信する。

Netflixオフィシャル予告編
JTBC「낮과 밤이 다른 그녀」HP


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