Netflix「家いっぱいの愛」第1話-第2話、ソン・ナウンら死別したチ・ジニと再会!?初回視聴率4.8%と滑り出し好調
10日、11日に放送し、Netflixでも独占配信したJTBC土日ドラマ「家いっぱいの愛(原題:家族Xメロ)」第1話と第2話では、ミレ(ソン・ナウン)一家が暮らすビラの火災で大家が亡くなり、死んだと思われていたミレの父・ムジン(チ・ジニ)が新たな大家として現れた。ミレは引っ越しを決意するが、母・エヨン(キム・ジス)が引っ越しに躊躇いを見せる姿が描かれた。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
なお、ニールセンコリアによると、10日放送の第1話の視聴率が全国4.8%、首都圏4.5%、11日放送の第2話では視聴率が全国平均5.2%で首都圏は5%を記録。前作「Missナイト & Missデイ」の初回放送視聴率を上回る高視聴率でスタートを切ったこともあり、前作に続くヒットが期待される。
●「家いっぱいの愛」配信開始、韓国で4.8%の好スタート
●8月11日(日)視聴率、「家いっぱいの愛」も6位と大健闘
「家いっぱいの愛」は、仕事に失敗して11年前に姿を消した父親が、我が家の建物のオーナーとして戻って来ることから繰り広げられる家族恋愛ドラマ。どんな恋愛よりも濃厚で熾烈で興味深い家族との愛と戦争を描く⇒【関連記事・各話のあらすじ】
■キャスト
⇒【相関図】
⇒キャスト、人物詳細
ビョン・ムジン役:チ・ジニ
キム・エヨン役:キム・ジス
ビョン・ミレ役:ソン・ナウン(元Apink)
ナム・テピョン役:チェ・ミンホ(SHINee)
ビョン・ヒョンジェ役:ユンサナ(ASTRO)
ほか
■第1話あらすじ
画像:JTBC「가족X멜로(家族 X メロ)」HPより
「家いっぱいの愛」2024年8月11日よりNetflixにて独占配信ミレ(ソン・ナウン)は家族4人でマンション“家族ビラ”に住んでおり、母エヨン(キム・ジス)に見送られいつも通り出社していた。しかし激務が続き、顔色が悪くなり倒れそうな程だった。そんな中、彼女がMDを務めるスーパーに社長(チョン・ウンイン)が抜き打ちチェックに訪れる。社長は厳しい指摘を続け、ミレの母エヨンが試食販売員として子供たちに試食を提供する姿を見つける。社長に咎められるミレだったが、子供たちが商品をねだり、売り上げが上がることで、彼女は評価される。しかし、社長の調査が終わった直後、ミレは限界を超えて倒れてしまう。そんな彼女は薄れていく意識の中で広く温かな背中を感じていた。
病院で目を覚ましたミレは、慌てて体を起こすも、何者かがそれを阻む。ミレを再びベッドに寝かせたのは、彼女が目を覚ますまで付き添っていたスーパーの警備員、テピョン(ミンホ)だった。無理がたたって倒れたことを彼女に説明したテピョンは、その後もミレを心配し、世話を焼いた後に「無理をしないように」という言葉を残して去る。そんな彼をボーッと不思議に思っていたミレの元に青天の霹靂の一報が入る。その知らせの主のエヨンは半狂乱になりながら家が火事になった、と話すのだった。
支払いも忘れて病院を飛び出したミレはエランと合流し、消火活動が行われる自宅へと向かう。屋内に取り残されたかに思われた弟のヒョンジェ(ユンサナ)、愛犬のメダルとも再会を果たし、安堵していたところ、建物内から運び出される遺体に一同は言葉を失う。不意に担架から除いた焼けただれた手にはめられた指輪を見たミレたちはその人物が“家族ビラ”の大家だと悟り、一帯は大きな動揺に包まれる。
その夜、エランは“家族ビラ”の住民たちと火事について話し合う。大家の部屋だけが燃えていたことを怪しみ、放火説を熱弁するジョンヒョクを笑い飛ばすエランたち。しかし、不動産会社からの“家族ビラ”が売れ、大家が変わるという突然の知らせでその話に信憑性が生まれる。不安と恐怖に包まれていたエランは、ジョンイン、ファンさんと共に新たな大家に呼び出されていると告げられ、より不安を強める。その要因の1つには、家賃値上げの可能性があった。
父の命日を迎えたミレは、彼を思い出す。11年前、父に確執を抱いていた彼女は別れ際に「父親は死んだと思う」と言い放っていた。その後、事故を報じるニュースに映った彼のバイクを見てその言葉が現実になったことを悟る。これに確信を与えたのは伯母の「父さんは死んだ」という非常に簡潔なひと言だったが、家族を絶望に落とすには十分だった。
その頃、新たな大家の呼び出しに応じていたエランは、家賃の値上げだけは阻止しようと鼻息を荒くしていた。しかし状況は想像以上に悪く、新たな大家は自身の入居のために1家族に退去を要求。これに頭を抱えるエランだが、金銭面の悩みを共有しているミレにはこの件を知らせないことを決め、1人で解決に乗り出す。
翌日、大家の娘から契約更新を認めるサインを貰う作戦を実行するエラン。しかし、大家の娘は既に、“家族ビラ”の権利書を売ってしまっていた。彼女曰く、相続税の支払いに悩んでいたタイミングで、安く“家族ビラ”を売る条件で、相続税を支払うという話が持ちかけられたとのこと。選択の余地が無かった、という大家の娘に同情し、センチメンタルになっていたエラン。そんな彼女は、ジョンインとファンさんが早くも新大家にすり寄っていたことを知り、驚愕する。ジョンインの勧めもあり、エヨンは新大家に電話での泣き落としを決行。迫真の泣きの演技を披露した彼女は、電話相手が新大家の代理人とは夢にも思っていなかった。
帰宅したミレは、エヨンが父の法事の準備をしている姿を見る。1周忌だけ、というエヨンにミレは猛反対。そんなミレに母として子供たちに父と最後の別れの場を準備したい、とエヨンは胸中を明かす。この思いを汲み取ったミレは法事を行うことに同意。その後行われた法事で、エヨンは声を震わせながら前夫への思いと別れを告げる。これに涙を拭いながら振り返ったヒョンジェは、自身の目を疑う。なんとそこには亡くなったはずの父・ムジン(チ・ジニ)が立っていたのだ。続けて驚いたエヨンが倒れそうになったところを助けるムジン。これにミレがただ呆然とする中、ムジンは「ここに住んでいるのか?」とエヨンに尋ねる。その質問の意図を問う彼女に対しムジンは、「自分がここの新しい大家だ」と明かし、家族をもう一度驚かせた。
■第1話見どころ
SHINeeのミンホにApink出身のソン・ナウン、ASTROのユンサナと、K-POPアイドル好きには見逃せないキャストで始まった1話。ソン・ナウンの前作からの演技変身は大きな関心を集めた。
●ソン・ナウン、“財閥3世”から“K-長女”に変身
1話からソン・ナウン演じるミレとミンホ演じるテピョンの今後に期待せざるを得ないシーンが随所にちりばめられていた。まだあまり登場していないテピョンだが、ミレをやたらと親切なのは彼が親切な人間なだけなのか?それとも他に意図があるのだろうか?今はまだミステリアスなテピョンというキャラクターが今後どのように紐解かれるのかが気になる。
また、ユンサナ演じるヒョンジェとミレの姉弟の掛け合いも1話の見どころの1つだった。1話から大家が亡くなるというシリアスな始まりとなったが、ヒョンジェはその雰囲気を和ませた登場人物の1人だ。アイドルグループASTROでも最年少メンバーだというユンサナは、甘え上手で愛嬌のある弟ヒョンジェの役にピッタリだった。シリアスな場面も多くなる事が予想される作品だが、今後も彼がミステリーとラブコメを中和させる存在になる事が予想されると同時に、ユンサナの演技に期待が高まった。
■第2話あらすじ
画像:JTBC「가족X멜로(家族 X メロ)」HPより
「家いっぱいの愛」2024年8月11日よりNetflixにて独占配信
“家族ビラ”でエラン、ヒョンジェ、ミレと再会を果たしたムジン。驚く彼女たちとは反対に冷静に素性を明かした彼は、エランたちが住んでいる事は知らなかった、と付け加える。
翌日、“家族ビラ”の住人たちはこぞってムジンの話をする。エヨンと夫婦だった頃、事業を初めては自らの手でダメにするでくのぼうとして有名だったムジン。住民たちはそんな彼がビラを購入する程の財力があることに、驚きを隠せずにいた。
その頃、ムジンは前大家が住み、そして命を落とした部屋に住む事を決める。ビョゴル(キム・ヨンジェ)が心配するが、ムジンはウキウキと引っ越しの準備を進める。そしてヒョンジェから、自分が死んだと思われていた経緯を知り、伯母の「父さんは死んだ」というひと言は喧嘩時の常套句だ、と説明する。事故の説明も求められるが、ミレの登場で会話は中断。
ヒョンジェを追い出したミレは、今週中に引っ越すのでそれまでに保証金を返却すること、解約の件に関してエヨンに連絡をしないことの2点を他人行儀に要求。会話の隙すら与えずその場を去るミレの背中を、ムジンは見送る。
ミレから引っ越しの計画を聞き、ローンが増えることを嘆きつつも引っ越しに賛成したエヨン。しかし新居探しは困難を極め、ミレの顔色は日増しに悪くなる。そんな中、新居への引っ越しを着々とすすめるムジンを見たエヨン。出会い頭に退去予定日を聞かれ、こみ上げる怒りを必死に押さえる。その一方で、ムジンが30億ウォンでビラを買ったことを知ったヒョンジェは、率先して父の引っ越し作業を手伝い、エヨンのため息を呼んだ。
一方、ジョンヒョクは新大家であるムジンが、火事に関与している疑いを払拭出来ずにいた。その頃、ムジンは引っ越しの中で頑なに他者に触らせないようにする荷物があったり、どこかであったことがある、と主張するドンジン(キム・ギチョン)を誤魔化そうとしたりと、何か隠し事がある素振りを見せる。そんな彼にビョゴルは「元大家の件は穏便に片付きそうだ」と話していた。
退勤後にエランと新居探しをしようとしていたミレ。急ぐあまり、誤って元恋人・オヒョン(チェ・ダニエル)の電話に出てしまう。この時、オヒョンに監視されていたことを知り、戦慄するミレ。終わったはずの別れ話を、わざわざ会社の前でするオヒョンは、ギャラリーが集まる中、家族が絡んだプライベートなことまで大声で話し始める。堪忍袋の緒が切れたミレは、彼を一喝。ミレに恥をかかせたかったという思惑を言い当てられたオヒョンはばつが悪そうにその場を後にする。
この場に偶然居合わせていたテピョンは、放心しながらも同僚に頭を下げ、その場を去るミレを自身の自転車の後ろに乗せて現場を離れる。転んで出来た足の怪我に気付き、絆創膏までくれた彼に感謝するミレ。持ち合わせが無く、立替えてくれていた病院代が払えないことにも、寛大な対応をするテピョンに再び感謝する一方で、ミレは強い羞恥心を感じながら彼を見送った。
ムジンは町内で注目を集め、エヨンもその影響でストレスを感じています。ムジンはエヨンに引っ越しを止めるよう頼むものの、彼女は拒否しますが、家賃をタダにするという提案に迷いが生じます。一方、ミレはムジンとの過去の確執が蘇り、エヨンと衝突します。ムジンがビラを購入した理由が復縁を望んでのことだと明かし、ミレに見られてしまいます。ミレの怒りが爆発し、テピョンがムジンを蹴り倒す場面も発生。エランがムジンを助ける姿を見たミレは、日常が崩壊したことを痛感します。同時にドンジンは、火事の前日に前大家とムジンが会っていたことを思い出します。
かつてエヨンとムジンが経営する“ミレ食堂”があった場所に来たミレ。食堂はエヨンの切り盛りで大繁盛したチアが、ムジンがヤミ金に手を出したことにより閉店。これがきっかけでミレは父ムジンを拒絶し始めた。ムジンとの最悪な思い出が蘇ったミレは、ムジンに肩入れをする弟ヒョンジン、引っ越しを渋り始めたエヨンへの苛立ちが倍増し、エヨンと喧嘩になってしまう。
エヨンもまた町の人々の好機の視線に晒され、ストレスを感じ、“ミレ食堂”だったバーにムジンを呼び出す。そこで“家族ビラ”を買ったのは自分達が住んでいるからではないか、と問いただされたムジンは、大笑いして否定。しかしそれが嘘だと見抜いたエヨンから詰め寄られ、復縁を望んでビラを買ったことを明かすムジン。引っ越しを止めるようエヨンに縋るが、駆けつけたミレにその姿を見られてしまう。
ミレの怒声が響いた次の瞬間、ムジンの頬に跳ぶ蹴り。その蹴りの主は、近くにあったテコンドー場で偶然騒ぎを見たテピョンだった。エランが危険な状態にあると思い、彼女を保護しようとするテピョンだが、エランはその手を躱し、倒れたムジンの元へ駆け寄る。そんなエランの姿を見たミレは、日常の崩壊を認めざるを得なかった。
そして同じ時、ドンジンはふと火事の前日に前大家が会っていた男性が、ムジンだったことを思い出す。
■第2話見どころ
ムジンの輪郭が露わになり始めた今回。どこかでまだ彼が幽霊なのではないかと思う自分がいたが、その存在感の強さ、そしてテピョンの蹴りが当たったことで彼が生身の人間だと確信させられた。しかし、今回は1人の人間としてのムジンの怪しさが強調された。前大家の死因となった火事に関わっているかに思えるシーンが多く見られるムジン。彼は一体何を隠しているのだろうか。唯一、家族とやり直したいが故にビラを買ったことを明らかにした彼だが、あまりの不審な点の多さからこれすらもブラフではないのか、と疑ってしまう。今回ムジンを見ていると、1番恐ろしいのはおばけではなく人間だ、という言葉が脳裏を過ぎった。そんなムジンに心を許しかけているエヨン。このエヨンの姿を見たミレの心境を思うと胸が痛い。エヨンを思う気持ちの強さに比例するように、ムジンを恨んでいるミレ。彼らの関係は親子であるものの、この構図は恋愛ドラマでよく見る三角関係と似ているように感じる。この奇妙な三角関係は今後どのように展開するのだろうか。家族の団欒を望む一方で、今はまだミレを不思議な気持ちで応援する気持ちが強い。
1話と2話ではチェ・ダニエルが特別出演した。⇒チェ・ダニエルがソン・ナウンの元カレ役でサプライズ登場
2024年8月10日よりスタートしたJTBC土日ドラマ「家いっぱいの愛」は、毎週土日22:30から放送、その後Netflixで独占配信される。
◇Netflixオフィシャル予告映像(日本語字幕なし)
◇ JTBC「가족X멜로」HP
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