14日、Disney+（ディズニープラス）「スター」で独占配信した、「NO WAY OUT：ザ・ルーレット」（全8話）の第5話と第6話では、グクホ（ユ・ジェミョン）が自分の命を狙う息子ドンハ（ソン・ユビン）と、殺し屋ミスター・スマイル（ホ・グァンハン）とそれぞれ死闘を展開した。

第5話「青年よ...」と第6話「ミスター・スマイル」のあらすじと見どころを紹介する。（ネタバレあり）

●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「NO WAY OUT：ザ・ルーレット」は、悪名高い凶悪犯「キム・グクホ」の命に200億ウォンの懸賞金がかけられ、それを巡る出入口のない人間たちの激しい戦いを描いたドラマだ。警察官ペク・ジュンシクをチョ・ジヌンが、凶悪犯のキム・グクホをユ・ジェミョンが演じる。⇒【各話のあらすじ・関連記事】

■キャスト
ペク・ジュンシク役：チョ・ジヌン
キム・グクホ役：ユ・ジェミョン
アン・ミョンジャ役：ヨム・ジョンア
イ・サンボン役：キム・ムヨル
ユン・チャンジェ役：イ・グァンス
ミスター・スマイル役：ホ・グァンハン
ソン・ジュヌ役：キム・ソンチョル
ソ・ドンハ役：ソン・ユビン
ほか
原題：노웨이 아웃: 더 룰렛

■第5話「青年よ...」
13年前、帰宅したグクホ（ユ・ジェミョ）の様子から異変を感じた妻ヨンジュが警察に通報したことで、グクホは殺人容疑で逮捕された。ヨンジュはその後、女手一つで息子ドンハ（ソン・ユビン）を育て、彼は天才バイオリニストとして国際音楽コンクールで優勝する。

しかし、マスコミが連日グクホとマスクマンのことを報道し、ヨンジュとドンハは社会からの偏見と迫害を受けることに。ドンハは学校でも酷いイジメを受け、それを止めた女子生徒までが不良たちから暴行されそうになる。ドンハは決死の覚悟で彼女を助け、二度と自分に構うなと告げる。

ジュンシク（チョ・ジヌン）は、パク巡査（オ・ウリ）から「マスクマンの標的が現法でさばけない犯罪者である」と聞かされる。さらに映像から「ミディアン教会」の文字を読み取り、ミディアン教会を訪ねてソン・ジュヌ牧師（キム・ソンチョル）に会う。その夜、ジュンシクの娘ソミ（チェ・ミョンビン）がチャンジェ（イ・グァンス）に誘拐される。チャンジェは、「10億ウォンのかわりに、200億ウォンの賞金のかかったグクホを連れて来い」と、要求し、警察に知らせるとソミに指を切り落とすと脅す。

そんな中、ドンハはウィーン国立大学からスカウトを受けるが、母一人が残ることを考えて躊躇する。一方、イ・サンボン弁護士（キム・ムヨル）がヨンジュを訪ねる。「離婚訴訟での親権放棄の要求に法的拘束力はない」と伝えたうえで、ドンハのことを持ち出す。挑発に乗ったヨンジュは、「息子に手を出したら誰であろうと殺してやる」と叫び、イ弁護士は裁判を有利に持ち込むためにそれを録音する。

母ヨンジュが父グクホを殺害するつもりだと気づいたドンハは、ヨンジュに代わってグクホを殺害しようと決心する。警備の警官に「グクホの息子だ」と名乗って家に入ったドンハをグクホが歓待。ドンハはグクホを油断させ、隙をみて襲いかかる。格闘の末、ナイフでグクホの腹部を刺す。そこに、ヨンジュが駆けつけドンハの手からナイフを奪い取りグクホを何度も刺して外に出て、「私がキム・グクホを殺した！」と叫んだ。

■第5話見どころ
美しいバイオリンの音色から始まるこの回。女手ひとつでドンハを立派に育てあげたヨンジュ。ヨンジュは最後にグクホの殺害を計画し、ドンハに気づかれてしまった。母にこれ以上苦労をかけたくないとの一心で、父殺害を決意したドンハ。バイオリンを売ったお金で、母のために新しい冷蔵庫を買い、その冷蔵庫にケーキに添えた手紙が悲しい。「いつからか僕たちは心の痛みを忘れて生きてきた。2人で幸せに暮らせると思ってたのに、気づかされたよ。僕たちはレッテルを貼られ一生苦しまなければならない。僕が世間から悪く言われるのはいい。でも母さんが苦しむのはもう限界なんだ。これからは母さんの代わりに苦しみを背負うよ。ごめんね」。



■第6話「ミスター・スマイル」
ミスター・スマイル（ホ・グァンハン）が仁川空港に到着する。グクホとイ弁護士に脅された市長アン・ミョンジャ（ヨム・ジョンア）が呼び寄せた殺し屋だ。ミョンジャはイ弁護士の持つ証拠を消去し、彼らを生け捕りにするようスマイルに依頼する。

スマイルは警察やデモ隊、マスコミの目を欺く完璧な計画を立てるが、ドンハとヨンジュがグクホを刺殺する現場を目撃し、計画は中止。奇跡的に生き延びたグクホはホサン大学病院に入院し、スマイルはイ弁護士から携帯やパソコンなどを回収して、グクホの病室番号を聞き出す。

ジュンシクは、ソミがチャンジェに拉致されたことをパク巡査（オ・ウリ）にだけ打ち明け、協力を依頼する。ソミの居場所を突き止めたパク巡査は、チャンジェに見つかり殺される。ソミの指を切り落とすと脅されたジュンシクは、グクホを連れて行くことを余儀なくされる。

ジュンシクはグクホを連れ出そうとするが、スマイルにグクホを奪われ、警察は追跡に失敗する。その後、ジュンシクはチーム長のハンと共に、スマイルが乗り捨てた車を発見する。

その頃、スマイルに拉致されたグクホはイ弁護士と共に秘密の場所に監禁されていた。ミョンジャと秘書官ビョン・ミンが現れ、ミョンジャはスマイルにイ弁護士を殺害させる。しかし、謝礼金惜しさにミョンジャはスマイルを撃つ。そしてグクホに銃口を向けるが、スマイルは生きておりビョンを射殺し、ミョンジャに銃口を向ける。その時、グクホがスマイルに襲いかかり、激しい戦闘の末、スマイルを銃殺する。

逃走を図ったグクホは車を運転するが、負傷の影響で警察署近くの掲示板にぶつかり、車が止まる。その一方で、ジュンシクは血まみれのミョンジャと遭遇する。

■第6話見どころ
殺し屋ミスター・スマイルの最初に仕事は日本のヤクザの一掃。それにしても相変わらず日本髪も着物の着付けもおかしい。撮影スタッフの中に日本人もしくは日本に詳しい事物を入れてほしいものだ。

その名の通り笑顔を素敵なミスター・スマイルを演じたのはホ・グァンハン。大ヒットした台湾の青春ドラマ「時をかける愛」（韓国タイトルは「サンギョンニ」）でアジア全域で知名度を広げた台湾の俳優だ。モデルや歌手としても活動している。

そんな彼の、警察やデモ隊、マスコミの目を欺く完璧な計画や、大学病院からグクホを拉致する過程が鮮やか。スパイ映画を観ているようで楽しい。今話限りとは何とも残念だ。

「NO WAY OUT：ザ・ルーレット」は、ディズニープラスにて全8話を毎週水曜日に2話ずつ配信する。

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