【最終回】2020年の新型コロナ禍を連想させた「新宿野戦病院」第10話ネタバレと第11話予告

09月05日10時27分ドラマ
©フジテレビ

4日に「新宿野戦病院」(フジ、水、22時)の第10話が放送された。まるで新型コロナの流行が始まった頃のことが映し出されているような回と評判になった。9月11日に放送される第11話をもって最終回となる。第2派の流行を前にヨウコ(小池栄子)は援助を依頼する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。



フジテレビ水10ドラマ「新宿野戦病院」第10話放送後の話題と最終回」のみどころ
「新宿野戦病院」は、さまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、官九郎節ともいえるときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも人生を強く生きる人たち・仲間・家族を通して、「命」の尊さを投げかける新たな救急医療エンターテインメントだ。その第10話が9月4日に放送された。

新種のウイルスによって再びのロックダウン生活に!


ヨウコ(小池栄子)も研修医として働き始めた中、新種のウイルスが日本にも忍び寄る。日本人の患者第一号となったのは、歌舞伎町のホスト・凌介(戸塚純貴)だ。空港でウイルスに罹患していることが見付かると、完全隔離されてしまい、母親とも会えない。亡くなっても感染の恐れから母親は“骨壺”に入れられた骨だけだ。

2020年に新型コロナが流行し始め、世界各地でロックダウンが発生し、日本でも強制力はそれほどではないものの緊急事態宣言が発令され、厳しい生活を強いられたことを思い出される回となった。

ウイルスの前では平等!


ウイルスの前ではホームレスも金持ちも平等に命の危険にさらされる。金はあるが、高峰啓三(生瀬勝久)にもエクモの順番は回ってこない。

さらに、新宿でパパ活をする少女や少女にお金を払う男性たちも“ウイルス怖さ”にいなくなってしまう。人間の言うことは聞けなくても、ウイルスのいうことは聞くのかと舞(橋本愛)は荒れてしまう。

最終回には南舞(橋本愛)の父・歌舞伎町の風俗王として松尾スズキが登場


新種のウイルス・ルミナとの戦いで窮地の中、聖まごころ病院にただならぬオーラをまとい、白いスーツ姿にフェースシールドの紳士が突如現れる。松尾スズキが演じるのは、NPO法人「Not Alone」の新宿エリア代表・南舞(橋本愛)の父親・南錠一郎(みなみ・じょういちろう)だ。歌舞伎町エリアで幅を利かせており、“風俗王”として名をはせている南が思わぬ形で聖まごころ病院の窮地を救うことになる。

松尾スズキは、脚本を担当している宮藤官九郎、阿部サダヲとともに劇団「大人計画」を立ち上げた人物だ。今回の出演については「なにしろ宮藤のシナリオで依頼が来て、出ないという選択肢はないのです。喜んで参加しました。とはいえ最終回であり“ただならぬ雰囲気”とト書きされた役。そして相手は、演劇の道に入って以来、数十年尊敬してきた柄本明さん!若干ドキドキはしました。でも、挑戦する機会があるというのはうれしいものです。小池さんにも久しぶりに会えて楽しかった。そんなわけで、よろしくお願いします」とコメントしている。

■前回:第10話ネタバレあらすじ


歌舞伎町のホスト・凌介(戸塚純貴)はアメリカに行って、日本人で初めて未知の新種ウイルス・ルミナに感染してしまう。最初に国内に持ち込んだのが歌舞伎町のホストだということで、歌舞伎町ウイルスと呼ばれる。このウイルスはとても危険な感染症を引き起こす。凌介の感染を境に日本国内にルミナの感染が拡大してしまう。

勝どき医療センターの研修医として働いていたヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)や、高峰享(仲野太賀)たち聖まごころ病院の医師たちも、それぞれの場所でこの未知なるウイルスに対してどうするかを考えていた。

勝どき医療センターに移送された凌介にあいに母親がやってくるが、面会できないと拒絶されてしまう。そんな母親をみたヨウコはなんとか話ができるようにと、自分が凌介の病室に入り込み、オンラインでの会話を実現させた。しかし、その後、凌介はなくなってしまった。

外国人の相談をしていたNPO法人『Not Alone』は非難の的となり南舞(橋本愛)たちの活動も制限をされてしまっていた。

感染症の部屋に勝手に入り込んだことで、勝どき医療センターを二週間休みとなったヨウコが久しぶりに聖まごころ病院に戻ってきた。ルミナウイルス専用の病床をまごころに作るべく戻ってきたヨウコだったが、そんな中、高峰啓三(生瀬勝久)がルミナに感染してしまう。

原因が自分にあると考えた亨は落ち込むが、そんな亨のことをヨウコは励ます。亨は患者をみているうちに感染したものの、症状がでることなく抗体ができていた。「亨は無敵だ」とはやし立てると、無敵を証明するといって、ヨウコに勝手にキスをした。ヨウコは「セクハラじゃ」と文句をいう。

抗体のある亨は正式に感染症病棟の担当医となり働く。ホームレスのタケ(森下能幸)もルミナに感染して運ばれてきた。タケは隣で人工心肺をつけられている啓三をみて、ウイルスの前では金持ちもホームレスも平等なのだと話す。

啓三があぶなくなってきたが、エクモの手配はできない。亨はなんとかしたくて興奮する。そんな亨に少し頭を冷やすようにと休暇をとるように言う。

亨が外にでると舞がいた。舞は『Not Alone』の活動を非難されて仕事ができなくなっていた。二人が歩くと、以前はパパ活待ちの少女たちが沢山いたところも誰も居ない。「人間の言うことはきけなくても、ウイルスのいうことは聞くのか」と吐き出すように舞が叫ぶ。そんな舞を亨が「やっとわかった」といって抱きしめる。

啓三の病室の前から、啓介(柄本明)が「バーカ」というと、啓三の心拍数があがった。怒りがウイルスに抵抗しているといい、ヨウコはもっというようにと啓介たちにいう。少し心拍数が上がった。そこにエクモが使えるという連絡が入った。「年だから」と止められても、啓介は啓三につきそって救急車に乗り込んだ。

■第10話あらすじ


ルミナウイルスに感染してしまった高峰啓三(生瀬勝久)は、エクモが使える病院に移送されて、無事一命を取り留め生還した。その後、感染者数が減少したことで緊急事態宣言が解除された。

しかし、ルミナウイルス感染拡大の影響でNPO法人『Not Alone』は解散してしまい。南舞(橋本愛)は消息不明となり、高峰享(仲野太賀)と、岡本勇太(濱田岳)も連絡が取れなくなってしまっていた。

そんな中、歌舞伎町のクラブでは、『SAYONARAルミナ』と銘打ったパーティーが行われ、フロアの床が抜け落ちる大事故が発生してしまう。聖まごころ病院ではヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)たちが必死で処置をしていた。その姿が報道され、別途TV出演することにもなった。そこには以前、勝どき医療センターでECMOを使用して助かった官房副長官・川島一也(羽場裕一)の姿もあった。

そこでヨウコは、ルミナ感染の第二波が来ることを想定し、補助金とは別に、特別措置として、援助を申し立てる。

その後、ヨウコの発言通り、第二波がやってきた。そして、メディアがヨウコの活躍を取り上げる中、とある週刊誌がヨウコを狙っていたのだった…。

フジテレビ 2024年7月3日スタート。毎週水曜日22時放送「新宿野戦病院」。出演:小池栄子、仲野太賀、橋本愛、濱田岳、平岩紙、岡部たかし、馬場徹、塚地武雅(ドランクドラゴン)、伊東蒼、中井千聖、石川萌香、萩原護、余貴美子、高畑淳子、生瀬勝久、柄本明ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@shinjyuku_yasen」。TVerで最新話無料配信、FODで最新話まで全話配信中。

フジテレビ「新宿野戦病院」番組公式サイト

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