「グッド・パートナー」第12話・第13話:チャン・ナラ、クァク・シヤンに殺されかけ勇敢な決断を下す

09月08日21時00分ドラマ
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8月30、31日に放送されたSBS金土ドラマ「グッド・パートナー」第12話と第13話では、会社でも家庭でも自分の存在意義に疑問を抱き、沈んでいくウンギョン(チャン・ナラ)と彼女を支えようとするユリ(ナム・ジヒョン)のすれ違いと和解、そしてクァク・シヤンをゲストに放送開始以来最も過激な事件に遭遇し乗り越えていく彼女たちの奮闘と新境地の幕開けを予感させる展開が描かれた。気になるあらすじと見どころ、感想などを紹介する(ネタバレあり)。次回の予告動画はYouTubeにて公開中だ。



「グッド・パートナー」は、離婚が“天職”であるスター弁護士チャ・ウンギョンと離婚が“初めて”の新米弁護士ハン・ユリの冷たくて熱いヒューマン法廷オフィスドラマだ。【「グッド・パートナー」を2倍楽しむ】ではネタバレあらすじと見どころ、キャスト紹介などまとめている。



■キャスト

チャ・ウンギョン役:チャン・ナラ
ハン・ユリ役:ナム・ジヒョン
ジョン・ウジン役:キム・ジュンハン
ジョン・ウンホ役:ピョ・ジフン
キム・ジサン役:ジ・スンヒョン
チェ・サラ役:ハン・ジェイ
ほか



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■第12話あらすじ

会社では退職を打診され、家庭でも失敗が続いたウンギョン(チャン・ナラ)からSOSの電話を受け、駆けつけたユリ(ナム・ジヒョン)。その頃、父であるオ代表(チョン・ジェソン)から正式に法律事務所を引き継ぐことを決意したウジン(キム・ジュンハン)は提携予定の病院の息子ファンソ(クァク・シヤン)の離婚訴訟を任されるが、オ代表は突然ウンギョンではなく新人のユリに担当させると言い出す。驚いたユリだが、オ代表からウンギョンを解雇すると聞かされやむなく担当を了承することに。自分が指名されなかったことに複雑な気持ちを抱きながらいい機会だと言い聞かせるウンギョン。互いに平静を装いながらも「解雇」の二文字がちらつき、二人のやり取りはギクシャクし始めてしまう。

家庭内暴力を理由に離婚訴訟を起こしては取り下げを繰り返してきたジヨン(パク・アイン)。しかし今回も証拠はなく棄却されるだけの簡単な案件だと自分に言い聞かせたユリだが、裁判が始まり、ジヨンを見た彼女はファンソが暴力を振るっているのではと疑いを抱き、真実を問いただすが本性を現したファンソは激昂しウンギョンを指名し直すと言い出した。些細なことでウンギョンとも言い争ってしまい、被害者が本当のことを言っているのに加害者を弁護しなければいけない状況をウンホ(ピョ・ジフン)に愚痴り深酒してしまうユリ。

人知れずユリへの発言を反省していたウンギョンは、ファンソがユリからウンギョンに担当弁護士を変更したがっていると聞き、ユリのこれまでの苦労を推し量って、素直に謝り仲直り。裁判での共闘を誓い、ユリもウンギョンに何処にも行かないで欲しいと頼む。続く調停会談でも相変わらず暴力を否定していたファンソだが、ジヨンが録音ファイルを提出したことで風向きが変わり始める。毎回、行為を強要されて拒むと浴槽に沈められ、水に恐怖感を覚えるようになってしまったジヨンに対して裁判所は別居を勧め、ファンソはそれも弁護士の力量不足のせいだと再び本性を現し激昂。証拠がないと離婚が認められない法律のシステムに疑問を抱くユリに対して何も言えないウンギョン。

ウンギョンは直感からファンソが過激な行動に出るとウジンに警告するが聞き入れられず、更に代表とともに訪れた病院で、初めてウジンがオ代表の息子で、法律事務所を継いだことを知り、一緒に働いてきた14年間、隠し事をされたことに腹を立ててウジンを拒絶してしまう。ある日、事務所にやって来たファンソはウンギョンに対して家庭内暴力は事実だと耳打ちし、ジヨンを殺すかもしれないと危険な言動でウンギョンを挑発する。ウンギョンは一部始終を録音し、ウジンに解雇を覚悟の上で今回の案件から下りると言い、録音を聞かせた。一方のジヨンは別居を認められたもののファンソの根回しで実家にも入れてもらえず、結局ファンソに連れ戻されてしまう。ファンソからの電話を受けたウンギョンは最悪の事態が頭をよぎり、事務所を飛び出すとファンソの屋敷に向かうが、そこで見たのはぐったりと横たわるジヨンの姿だった…。





■見どころ・感想など

第12話では、自分の存在意義を見失いつつあったウンギョンの会社での立場を守ろうとするユリと、そんな彼女の気持ちを知らずに先輩として過剰に厳しく接してしまうウンギョンのすれ違いと対立、そして和解が描かれた。一人で抱え込もうとするウンギョンがユリに対して弱音を打ち明けたり、自ら謝って和解のきっかけを作るなど、回を重ねる事に変化し続けた彼女のキャラクターと、ユリへの信頼度の高さを物語り、二人のパートナーとしての絆がより深まったことを感じさせるエピソードだ。

1話毎に様々な離婚訴訟の案件が描かれるのが本作の特徴だったが、今回は放送開始以来初めて2話に渡って一つの訴訟案件が題材となった。またクァク・シヤンが迫真の演技で演じるサイコパスDV夫が家庭内暴力で最終的に妻を殺害してしまうという、放送開始以来最も過激な題材に、次のエピソードへの期待が高まる。全国視聴率は14.4%(ニールセンコリア調べ)


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■第13話あらすじ

妻ジヨンを殺害してしまったファンソ。呼び出されたウンギョンは目の前の出来事にただ震え、彼女自身もファンソに首を絞められ殺されそうになるが、どうにか抵抗して裸足のまま逃走、迫りくるファンソから逃げ切り自宅にたどり着くが、目の前で最後に助けを求めて息絶えたジヨンの姿が頭から離れず泣き崩れた。ウンギョンと共に屋敷に向かい、万一の事態に備えて外で待機していたユリは、約束通りに10分が過ぎて警察に通報し、屋敷に戻ってきたファンソは緊急逮捕された。

警察から取り調べを受けたユリは、ウンギョンの社会的立場を守るために、自分が唯一の目撃者だと嘘の供述を始め、大病院の息子のスキャンダルが世間に広まると同時に、彼女がVIPが犯した犯罪行為の後始末をするために現場にいたのでは?というデマが広がってしまう。ウンギョンは自分が目撃したことを正直に伝えようと警察に足を運ぶが、娘のジェヒ(ユリ)にまで危害を与えるというファンソの言葉に怯えて躊躇。ユリが犯罪行為を知っていたのではないかという刑事の陰口が彼女の耳に入り、なぜ目撃者だと名乗り出たのかとユリを問いただすウンギョン。ウンホもまた、ユリに危害が及ぶことを恐れていた。

裁判が始まるが、罪を認めて嘘泣きを始めたファンソ。遺族が激怒する中、殺害の意思がない暴行罪の適用を主張した。もっと早く行動を起こしていればと自責するウンギョンを励ますウジン。ジェヒもまた、連絡が取れないことに過剰な心配を示した母ウンギョンの異変に気づき、彼女の背中を押し、彼女に大きな決心をさせた。デマの責任を問うオ代表だが、会議ではそもそも案件を引き受けた代表に対する責任を提起する役員たち。新たに代表となったウジンは解決のために病院との提携を中止すると宣言。その事実を知ったウンギョンは自分を守るためのこれまでのウジンの行動を認めて和解。

続く裁判で突然暴行罪から殺人罪に切り替えられて慌てるファンソ。ウンギョンはキャリアが崩れるのも覚悟の上で、自分がもっと早くすべきだったことをする決意をしていた。マスコミは、当時現場にいたのがウンギョンだったと報道し、世間の批判の標的もウンギョンに移った。裁判では到着した時にはまだジヨンが息をしていたことや、事前にファンソが殺害を示唆していた証拠として録音ファイルを提出した。息子を貶めたと避難する病院側に強く反発しウンギョンを守り抜くウジン。一方のユリは今回の事件の真実を世間に伝えるべく単身デモを繰り広げ、それを見たウンホや他の職員は、彼女とともにデモに参加することでユリを守った。ニュースに出演したユリはウンギョンのことを勇敢な弁護士だと評価し、真実は世間に知られ、加害者の弁護人だったウンギョンの勇敢な告白は好意的に受け入れられた。

いいパートナーになりたかったと打ち明けたユリに対して、既にいいパートナーだと労ったウンギョン。そして彼女はユリとウンホに今後は単独で案件を進めるよう、事実上の独り立ちを命じた。裁判ではファンソに殺人罪で懲役15年が求刑された。改めてウンギョンの勇敢な行動を褒めるユリだが、ウンギョンはもう一つ勇敢な決断として独立する意思を伝えた…。





■見どころ・感想など

第13話では引き続きクァク・シヤンの鬼気迫る悪役ぶりが炸裂し、権力や社会的立場のしがらみの中で、ウンギョンが勇気ある決断を下す様子が描かれた。冒頭から殺人現場に入り込み、ファンソに殺されそうになったウンギョンが命からがら逃走し、ファンソから隠れながら裸足で自宅に逃げ帰り震えながら泣き崩れるというスリリングな展開で視聴者の目を引き、ファンソの罪を立証するためにユリが勇気を奮って証言台に立ったことで事件は解決したものの、死者が出るという非常に重いエピソードとなった。

前回、長年の隠し事が原因で関係が悪化したウンギョンとウジンが和解を果たし、ウジンもまた、彼女を守るために代表になったことで、父からの圧力にも負けず、提携する病院側の横暴な態度にNOと言える好意的な姿を披露した。今回のエピソードではウジンのみならずそれぞれの新たな新境地を予感させる展開で幕を閉じた。新米弁護士だったユリとウンホは独り立ちを命じられ、ウンギョンはエピソードの終盤で物語の流れを大きく変える新境地への旅立ちを宣言した。第14話の予告では早速ウンギョンが独立開業し、新規の顧客獲得に奔走する様子が描かれ、スピーディーな展開に期待が高まる。

全国視聴率は16.3%(ニールセンコリア調べ)と相変わらずの高視聴率を保っている。

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第14話は、9月13日22時00分より放送。気になる次回予告は以下で視聴できる。但し、日本語字幕なし。

YouTube|第14話予告

「グッド・パートナー」は、SBSにて毎週金土曜日22時から放送する。

YouTube|SBS金土ドラマ「グッド・パートナー」予告動画
「グッド・パートナー」公式番組サイト

kandoratop

【作品詳細】【「グッド・パートナー」を2倍楽しむ】