Netflix「家いっぱいの愛」第9話-10話 キム・ジスがチ・ジニにキスをおくる中、火事の真実が明らかに

09月09日14時40分ドラマ
画像:JTBC「가족X멜로(家族 X メロ)」HPより
「家いっぱいの愛」Netflixにて独占配信中

現在放送中のJTBC土日ドラマ「家いっぱいの愛」9月7日放送の第9話、9月8日放送の第10話では困難を乗り越えて家族の絆を深めるムジン(チ・ジニ)、エヨン(キム・ジス)、ミレ(ソン・ナウン)の姿が描かれた。
なお、ニールセンコリアによると、7日放送の第9話の視聴率が全国2.7%、首都圏3.4%、8日放送の第10話では視聴率が全国平均4.1%で首都圏は3.7%を記録。7日の放送では自己最低視聴率を記録してしまったが、作中の謎が明らかになった8日の放送では、視聴率回復の兆しが見られた。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「家いっぱいの愛」は、仕事に失敗して11年前に姿を消した父親が、我が家の建物のオーナーとして戻って来ることから繰り広げられる家族恋愛ドラマ。どんな恋愛よりも濃厚で熾烈で興味深い家族との愛と戦争を描く⇒【関連記事・各話のあらすじ】

■キャスト
【相関図】
キャスト、人物詳細
ビョン・ムジン役:チ・ジニ
キム・エヨン役:キム・ジス
ビョン・ミレ役:ソン・ナウン(元Apink)
ナム・テピョン役:チェ・ミンホ(SHINee)
ビョン・ヒョンジェ役:ユンサナ(ASTRO)
 ほか

■第9話あらすじ
ieippai9画像:JTBC「가족X멜로(家族 X メロ)」HPより
「家いっぱいの愛」2024年8月11日よりNetflixにて独占配信

テピョン(チェ・ミンホ)との恋を楽しみ、幸せな日々を送っていたミレ(ソン・ナウン)。そんな彼女はエヨン(キム・ジス)から、青天の霹靂の強制1人暮らしを言い渡され、混乱する。そんな彼女を容赦無く突き放したエヨンは、新居にミレを残して去る。その帰路で寂しさのあまり泣いてしまうエヨン。この姿を見たムジン(チ・ジニ)は彼女を優しく慰めた。

一方のミレは、追い出されるような形で独立をする羽目になり、怒り心頭。これ見よがしに1人暮らしを楽しもうとするが、どうしてもエヨンが気になり様子を見に行ってしまう。そこでムジンと仲良さげに過ごすエヨンの姿を見たミレの胸に複雑な感情が渦巻く。そんなミレの姿に気付いたムジンは「これからは自分の人生を生きろ」と助言をするが、この言葉はミレの神経を逆撫でした。

大学ヘの復学を嫌がるヒョンジェは、ムジンに起業資金の投資をねだるが、却下される。更には、現実逃避と見栄の為に起業をしたいことを見透かされ、黙りこくってしまう。そんな時ヒョンジェは、起業の才がないと豪語しているムジンが、大金を成していることに疑問を抱く。これを問われたムジンは、饒舌だった口を不自然に閉ざす。

そんな中、家族ビラにやって来た前大家の娘。ムジンが前大家に詐欺をはたらいたと疑う彼女は、その足でミレの元へと向かった。前大家の娘から話しかけられ、ムジンに関する意味深な嫌味を吐かれるミレ。身元も明かさず消えた彼女を怪しむミレは、ムジンに確認を取るべきか悩むが、やめてしまう。

1人で暮らし始めたミレが心配なエヨン。仕事中に会ったミレに様子を尋ねるも、依然として怒りが鎮まらないミレからは冷たい言葉がかえってくるばかり。ミレのためを思っての行動だった、と説明するも、親子の溝が埋まることはなかった。その夜、帰宅したミレは独立を言い渡された日にエヨンが置き手紙をしていたことに気付く。そこに込められた母の愛に触れ、母の待つ家族ビラに帰るミレ。そこには自分がいた部屋で泣くエヨンの姿があった。

エヨンと仲直りをしたミレは翌日、上機嫌で出社する。そんな彼女の部署にナム社長が新入社員としてテピョンを連れてくる。ミレが自分の目を疑う中、彼が社長の息子だと聞かされた社員たちは耳を疑う。オフィス内の動揺を意に介さないナム社長は、テピョンの指導係にミレを指名。ミレとテピョンの顔が引きつる中、ナム社長だけはニッコリと満面の笑みを浮かべていた。


■第9話見どころ
エヨンとミレの親子愛が再確認出来た今回。半ば追い出す形でミレに1人暮らしをさせたのは、実にエヨンらしい子離れの仕方だった。彼女のミレを新居に送った帰り道に1人で泣く姿、ミレのいなくなった部屋で落ちている髪ですらも愛おしく思って泣く姿に目頭が熱くなった人は多いだろう。エヨンの生活の知恵と愛が詰まった置き手紙、1人暮らしを経てミレが改めて母のありがたさと偉大さに気付くシーンもまた、共感と涙を誘った。
心温まるシーンが反面、前大家の娘の不穏な動きは異様に目立った。ムジンが詐欺師だと疑っている彼女。一方でムジンは息子のヒョンジェにも突如として大金持ちになった理由を明かしていない。点と点が線で繋がりそうな展開となっているが、新たな幸せを見つけようとしているミレとエヨンを思うと、これまでのようにミスリードである可能性を願ってしまう。

■第10話あらすじ
ieippai10画像:JTBC「가족X멜로(家族 X メロ)」HPより
「家いっぱいの愛」2024年8月11日よりNetflixにて独占配信

エヨンはホームショッピングのモデルを引き受けたものの、本番直前に緊張と不安に飲み込まれてしまう。そんな彼女を救ったのはムジンだった。落ち着きを取り戻したエヨンは抜群のセールストークで視聴者の心を掴み、商品は見事完売。これを見守っていたミレは、感慨深さに包まれていた。

社長の息子という立場から職場で気まずい思いをするテピョン。その気まずさを壊したのはミレの厳しい指導だった。容赦無いミレに臆し、社員たちのテピョンへの態度も変化。この様子を見て満足そうにするミレは、激しく叱咤したテピョンにこっそりと優しいフォローのメッセージを送る。

一方、ミレが前大家の娘の存在を気にしていることに気付いたムジンは、彼女と会って話をすることに。ムジンに会うや否や、前大家の娘は彼への恨みをぶつける。これに対しムジンは、前大家は自分と出会わなければ生きていた、謝罪。この反応に前大家の娘は驚き、言葉を失う。

その夜、ムジンからの電話を受けたエヨンはいきなりの彼の謝罪に驚く。謝っている理由が分からないエヨンにムジンは「家族を巻き込んでしまったら、姿を消す」と告げ、電話を切る。この意味深な言葉にエヨンは胸騒ぎを覚える。

テピョンと食事をしていたミレは、ムジンの後をつける前大家の娘の姿を見かけ、急いで後を追う。その先に待っていたのは、ヒョンジェを含む家族ビラの住民の前で頭からお酒を掛けらるムジンの姿だった。彼にお酒を掛けた前大家の娘は、一同の前でムジンが詐欺を働いたと主張。その場が騒然とする中、ムジンに掴みかかった彼女を止めたのは、突如現れたエヨンだった。そんな彼女は前大家の娘の主張を否定。これに続けて、ヒョンジェ、ミレもムジンを信じる意を表わすが、ムジンはひと言も発さずその場を去った。

その後、ビョンドクはムジンの大金を狙っていた企業が前大家をそそのかしたこと、ムジンはそんな彼を最後まで守ろうとしていたことを前大家の娘に告げる。それでもムジンを責める彼女に、憎む相手が欲しかっただけではないか、と問いかけるビョンドク。前大家は娘の借金返済のため保険金目当てでわざと火事を起こすも、逃げ遅れて命を落としていたのだ。図星を突かれた前大家の娘はうなだれ、ミレとヒョンジェに謝罪。逃げるように立ち去る彼女の背中を見たミレは、父を恨んでいた頃の自分を思い出す。

ムジンの後を追いかけたエヨンは、橋の上で立ち尽くす彼に、家に帰ろうと促す。しかしムジンはまた台無しにしてしまった、と項垂れて泣くばかり。そんな彼の頬を小さな手で包んだ彼女はそっとキスをする。ムジンはこれに一瞬驚くも、熱いキスでエヨンに応えた。

■第10話見どころ
遂に明らかになったムジンと前大家の因縁。前大家を陥れるどころか守ろうとしたにも関わらず、多くの人に疑われ、更には八つ当たりのように憎まれ役にされていたムジン。普通の人なら反論をするところであろうが、釈明すらせず、槍玉に挙げられた状態を耐え続けた彼の忍耐力と責任感に驚かされると同時に、胸が痛んだ。
そんなムジンのことを疑わず、彼に向かう憎しみと疑心の前に立ちはだかったエヨンは、ミレがこれまで言っていたワンダーウーマンの姿に見えた。真相が語られるシーンに不在だったエヨン。その場に存在しないことでムジンへの信頼を表わす細かな演出も10話の見どころの1つだった。
ようやく1つになったムジン、エヨン、ミレ、ヒョンジェに胸が一杯になった10話。これにて一件落着かに思われたが、まだ明らかになっていないムジンの大金の出所がもう一波乱を呼びそうだ。

2024年8月10日よりスタートしたJTBC土日ドラマ「家いっぱいの愛」は、毎週土日22:30から放送、その後Netflixで独占配信される。

Netflixオフィシャル予告映像(日本語字幕なし)
JTBC「가족X멜로」HP

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