カステラ作りに精出す龍馬、その狙いは?「龍馬伝」―NHKオンデマンド
龍馬の秘策はカステラ作り?大河ドラマ「龍馬伝」第30回「龍馬の秘策」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円。
長崎で龍馬(福山雅治)らは、船を借りることもできず途方にくれていた。そこへ土佐勤王党の残党・池内蔵太(桐谷健太)が現れる。池は高杉晋作(伊勢谷友介)ら長州藩士に同行していたのだった。龍馬は池に連れられて高杉と再会、高杉は龍馬の前で、徴収は幕府に徹底的に戦う覚悟を語る。
一方、弥太郎(香川照之)はようやく商売も上向きになり、高知城下に屋敷を構えるまでになっていた。
先行きを議論していた龍馬らに、近藤長次郎(大泉洋)はカステラを作って金を稼ごうと提案する。一同は早速カステラ作りを始めるが…。
龍馬はカステラを売ってもいいかと、長崎の豪商・小曽根乾堂(本田博太郎)や大浦慶(余貴美子)に相談を持ちかける。西郷吉之助(高橋克実)の意向を気にする小曽根は難色を示すが、龍馬に興味を持った大浦慶はカネを貸すことを快諾する。その様子を、たまたま居合わせた引田屋の芸妓・お元(蒼井優)が聞き耳を立てる。お元は長崎奉行・朝比奈昌弘(石橋凌)に仕える隠密だった。そんなお元にはもう一つの顔があった。
そのころ西郷と小松帯刀(滝藤賢一)は、イギリス商人からの武器調達が頓挫し、第2次長州征伐への攻め手を欠いていた。長崎を離れる日が迫った西郷に、龍馬は長州と手を組む作を提案するが…。
龍馬最大の大仕事、薩長同盟の取っ掛かりとなる重要なエピソードだが、今回一番の見所はなんといっても龍馬たちによるカステラ作りのシーンだろう。一見滑稽にも映り、脚本家のオリジナルネタと思われがちだが、亀山社中の面々がカステラ作りに手を出したのはれっきとした史実なのだ。当時のレシピも現存している。男たちがよってたかってのカステラ作り、はたしてその味は、ドラマ本編にてお確かめのほど。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」>「龍馬伝」各放送回の見どころ
大河ドラマ 龍馬伝 第30回 「龍馬の秘策」