「監査します」第5-6 話:シン・ハギュンとイ・ジョンハのタッグ成立で異物混入テロとパワハラ事件に立ち向かう

09月17日23時50分ドラマ
画像:tvN公式ホームページ

シン・ハギュン主演のtvN土日ドラマ「監査します」。会社の不正を暴く監査チームの活躍を描いた本作の第5話と第6話では、チャイル(シン・ハギュン)率いる監査チームが食堂の異物混入テロやパワハラなど社内の不正の真相を暴いていく様子が描かれた。気になるあらすじと見どころを見てみよう。

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「監査します」は、横領、不正、事件や事故が横行するJU建設会社の監査室を背景に冷徹な監査チーム長と熱血新入社員をはじめ監査チームのドタバタチームワークを描いたオフィス捜査劇。⇒【各話のあらすじ・関連記事】

■キャスト


監査チーム長のシン・チャイル役:シン・ハギュン
新入社員ク・ハンス役:イ・ジョンハ
JU建設の副社長ファン・デウン役:チン・グ
新入社員ユン・ソジン役:チョ・アラム
元社長ファン・セウン役:チョン・ムンソン
 ほか

■第5話あらすじ

ショッピングモールの工事現場の食堂で食事をしていた職人が相次いで体調を崩し病院に運ばれる事態が発生し、会社には、食堂の運営権を巡る不正を調査しろという脅迫状が届く。事の重大さを感じたチャイル(シン・ハギュン)は社内の食堂も閉鎖させるが、セウン社長(チョン・ムンソン)は警察沙汰にはせず内密な調査を命じ、チャイルらは脅迫状を送った異物混入の犯人探しと社内の不正を同時並行で調査することに。ハンス(イ・ジョンハ)とソジン(チョ・アラム)は事件があった食堂に向かうが、そこでヨム次長(ホン・イン)からのリークで事件を知った副社長デウン(チン・グ)らと鉢合わせし、彼の姪であることを隠しているソジンは複雑な状況に追い込まれる。そして実は食堂の経営者と親族であるヤン常務(ペク・ヒョンジン)は自分が口利きをしたことが明らかになるのではと恐れて慌てふためく。

その頃、外注購買部のピョン部長(チョ・ハンチョル)にインタビューしたチャイルは、イム課長(ウ・ジヒョン)がパワハラを受けているのを感じ取りながらも、食堂を運営する業者のリストを手に入れる。ピョン部長は前社長が健在だった時代に社長の右腕として頭角を現した人物だった。調査を進めるうちに、社内の人間が食堂の経営権の公平性に影響を及ぼしていたことを疑っていたハンスは、ヤン常務と食堂経営者の関係を調べ上げる。チャイルは副社長室にいたヤン常務とピョン部長にインタビューを始めるが双方とも口利きの事実を否定し、押収した携帯電話からも有益な証拠は得られなかった。一方で脅迫の犯人を追っていたハンスとスジンは、選定の段階で不公平に落とされた食堂経営者が犯人なのではないかと気づき、調査を続け、食堂経営者と企業の間に入っていた代理店が詐欺を働いていた事実を突き止めるが、それだけでは社内の人間の責任を問う十分な武器にはならなかった。

確実な証拠を得られないまま、デウンからヤン常務とピョン部長への謝罪を命じられ、素直に社内に向けた謝罪文を掲載する決断をしたチャイル。脅迫に関する調査も全面中止になったことを受けて、更に被害が広がることを恐れたハンスはたった一人で食堂を見張るが、それこそがチャイルの狙いだった。予想通りに食材の搬入の隙を突いて下剤を混入させようとしていた怪しい人物はチャイルに気づくと逃走し、ハンスも加わり社内での追跡劇が繰り広げられるが、辛くも犯人を逃してしまう…。



■第6話あらすじ

犯人をあと少しのところで逃してしまったチャイル。しかし、犯人の動線を辿ると社内の構造をよく知る人物であることがわかった。退社した人物で、親族に食堂経営者がいる人物に焦点を当てて調査を続けるが、どちらも事件とは無関係だった。脅迫状が赴任したてのチャイル宛てだったことから社内の人事に詳しい人物だとにらみ、詐欺に遭って廃業した後に主人が他界した食堂を訪れたチャイルは、犯人が外注購買部にいることを突き止める。翌朝、エントランスでチャイルに声をかけられ、血相を変えて逃走をしたのはピョン部長のもとで働いていたイム課長だった。彼の母親は大きな現場での運営権のために大金を代理店に払ったが騙され、その心労から病に倒れて帰らぬ人になっていたが、JU建設は直接の責任を否定しイム課長は救いのない悲しみの中を生きていた。

事件の解決をセウンに報告したチャイルは、詐欺の被害に遭った被害者の裁判の費用を支援して社会イメージを良くしてはどうかと合理的な提案をし、ピョン部長を減俸処分にすることを提案するが、セウンはピョン部長を地方の工場に左遷するより厳しい処分を下した。刑事告訴されずに退職したイム課長はどうするべきだったのかと問い、答えられずにいたハンスが思いついたのは、社内向けに監査チームへの相談を促す告知を掲載することだった。

チャイルが憧れのロールモデルになり始め、尊敬の念を抱き始めたことを嬉しそうに話すハンス。しかし、そんな矢先にエントランスでは技術開発室に配属されたハンスの同期ヨヌ(キム・シンビ)がパワハラと重要なプロジェクトから外されたことを不服として焼身自殺を起こそうとしてデウンに殴り飛ばされる。パワハラの加害者とされるパク課長(イ・ジョンオク)もインタビューを受けるが、ヨヌの証言とは真っ向から異なる証言を始め、周囲の社員もパワハラの事実を知らなかった。セウンの命令で開発中のプログラムの試演会が終わるまで10日間の調査延期を命じられたチャイルだが、同期の身に起きた出来事に冷静ではいられないハンスは反発。彼の口から飛び出したのは、開発中のプロジェクトが情報流出の危機にあるという衝撃的なものだった…。



■見どころ

第5話と第6話では、工事現場の職員食堂の運営権に関する不正を巡る異物混入テロが発生し、監査チームは不正の事実解明と犯人探しという2つの捜査を同時並行することに。これまでのエピソードとは異なり、明確な容疑者が不明な中、サスペンス的な要素が色濃く盛り込まれた。前回、おじであるデウンが監査チームの捜査を妨害したことで、おじへの信頼と監査チームとしての正義感のはざまで揺れていたソジンの葛藤が今回も引き続き描かれた。上述の一件に関してデウンは会社を守るための自分なりの方法だったと弁解したが、彼女の心にはどう響いたのだろうか?

なお、社長のセウンが、事故で寝たきりになっている異母兄で先代社長のゴヌン(イ・ドヨプ)の見舞いに訪れる場面が数回描かれてきたが、ゴヌンに回復の兆しが見え始めたことや、会社を元通りに戻すという彼の意味深な発言が興味を引く。血の気が盛んな副社長デウンとは対照的な印象のセウンだが、ゴヌンが目を覚まし、社長の座を返すことが彼にとっての元通りなのだろうか?そして彼はそれを望んでいるのだろうか?

食堂経営権の不正に関するエピソードはこれまでに比べると少し早めに解決し、第6話の終盤では、ハンスの同期ヨヌが関わるパワハラのエピソードが開始したが、同期のために周りが見えなくなるハンスと、冷静沈着なチャイルの間でまた一悶着ありそうな気配を感じさせ、第5話が全国視聴率5.9%、第6話が7.3%(ニールセンコリア調べ)と前週の記録から更に少し数字を上げた。



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